岡倉天心は、日本美術院の創設者の1人です。
しかし彼が東大で学んだのは政治学。卒論は「国家論」でしたが、提出2週間前、妻の元子が癇癪を起してそれを焼き捨てたため、慌てて書き直したのが「美術論」でした。その後彼は美術界に傾倒していくことになります。
世の中何が起こるかわからない…。

とても励みになります!次も頑張って書きたいと思います!
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《後編》ラファエル前派(Preraffaelliti Amore e Desiderio):ミラノ王宮にて開催、ラファエル前派の代表作がここに

《前編》に引き続き、《後編》でも、ミラノ王宮で開催された「ラファエル前派:愛と憧憬」(Preraffaelliti Amore e Desiderio)で展示されていた作品を紹介していきたい。

4. 近代的生活(Vita Moderna)

18世紀以降のイギリスの文学やアートのメイントピックとなっていた近代的生活(Modern Life)は、芸術家たちが自身の生活で直面している問題に光をあてる

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Grazie a te!!
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《前編》ラファエル前派(Preraffaelliti Amore e Desiderio):ミラノ王宮にて開催、ラファエル前派の代表作がここに

0. ラファエル前派とは

2019年6月から10月にかけて、ミラノ王宮(Palazzo Reale)にて特別展「ラファエル前派:愛と憧憬」(Preraffaelliti: Amore e Desiderio)が開催された。

ミラノの中心に位置する大聖堂(Duomo)の正面向かって右手には、王宮がある。

「ラファエル前派兄弟団」(Pre-Raphaelite Brotherhood)とは、ダン

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Grazie a te!!
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はじめは戦争の顔をしていない「戦争」。私たちは火種のうちに気付くことができるか

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

加藤陽子著

今年の夏、今の社会を理解するには近代史の流れを理解しないといけないなと思い、本や映画をいくつか見ました。
高校の先輩がオススメ本の一つとして挙げていたのがこの本。
高校生への講義をまとめたものなので読みやすい。
読みやすいけど、私の頭の中はパンパンで消化不良、咀嚼中のところもたくさんです。

今年は戦後74年であると同時に、明治に元号が改元

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帝都を蘇らせた「大風呂敷」

1923年(大正12年)9月1日に発生し、南関東地域に甚大な被害をもたらし、およそ10万人の死者を出した関東大震災。

その復興の中心人物の一人が、第二次山本権兵衛内閣で内務大臣兼帝都復興院総裁を務めた後藤新平

でした。

1、後藤新平、医者としての20代

1857(安政4)年6月4日陸奥国胆沢郡塩釜村(現奥州市水沢区)吉小路に、留守家家士、後藤左伝治と利恵の長男として誕生しました。
また、蘭

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しんどい時代といだてん

「紙面が暗いから 金メダルを!」って話で

「あー確かにな〜」と ちらと思ってしまいました。

最近さあ ニュースが暗いですよね。

もういろいろ見るのが嫌になってきてしまっているんです

コメント欄等々 誰かに対する不満と攻撃ばっかり。

さすがに 毎日はしんどい…。

ああいうのって 伝播すると思うんですよね。

「自分も何か言ってやる!」

「私の好きなものを攻撃されたから倍返ししてやる!」

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嬉しいです♡
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【歴史雑記】中道平林氏の没落

歴史雑記015
(本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています)

 先日、とある研究者さんからある平林姓の人物について照会が入った。結果的に、僕が属するものとはかなり以前に分かれた系統の人物であるらしく、あまり役に立つお返事ができなかったのだけれども、せっかくなので僕の属する一族について、面白いところを書いてみようと思う。
 当主が遊びに遊んで没落するお話なので、笑って読んでいただけれ

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無欲恬淡の大番頭

7月24日は、明治~大正時代にかけて存在した巨大商社、「鈴木商店」の大番頭と言われた金子直吉

の生誕日です。

1、極貧からのスタート

金子直吉は、慶応2年6月13日(1866年7月24日)、土佐(高知県)の呉服反物商の家に生まれました。
しかし、明治維新に伴う社会の変化についていけなかった実家の事業は破綻。幼くして長屋住まい、紙屑拾いという極貧生活に転落します。
彼は、学校にも行くことはなく

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今回は、先週パラリア本郷東大前で取り組んだ2006年の東大現代文の第四問、近代における教育の困難を論じる文章を出発点に、第四夜に続いて再び、今度はより深く、歴史のうちで「教育」をとらえてみることにしました。近代において教育には何が賭けられており、近代の展開に応じて教育もいかに展開されてきたのか、そういった問題を主軸に、今回も様々な話題を論じます。

補足:今回の議論のある部分に関しての補足。教育を

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「我思う、ゆえに我あり」はいかにして綴られたか(伊藤玲阿奈)

指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」第3回
“Discours de la Méthode” by René Descartes
『方法序説』(岩波文庫) 著:ルネ・デカルト 訳:谷川多佳子
岩波書店 1997年7月

時は16~17世紀、日本では戦国時代から江戸時代初期にかけてのことである。

1510年(論文出版は1543年)にコペルニクスが地動説を初めて公にしてからというもの、ヨーロ

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