HIROYA ISOZAKI

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詩、ドローイング、写真などで、今を表現する 定期的にZINEを作りたい

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マガジン

  • ピルグリム(現代詩)

    投稿の中から詩をピックアップします マガジン画像は 磯崎の詩集『ピルグリム』の表紙の一部です 青山悟の詩集の作品です 8時間の労働 8時間のリサーチ 8時間の休みと書かれた旗を女性が制作しています

  • キメラ/鮫鯨(エッセイと日記)

    エッセイと日記をピックアップしました マガジン画像は 磯崎の作品の一部です テーマは ウクライナの戦場に現れたAPE(類人猿)

  • ソラリスの襞(詩論と詩評)

    詩論と詩評をピックアップしました マガジン画像は 磯崎の作品の一部です 四万十町の岩本寺に展示されていました

最近の記事

それぞれの

それぞれの人生の 空白期間ってのがあって それが噛み合うと その人と 新しいことができる つまり 空白期間は 新しいことをするために必要だ チャンスがめぐり 新しい活動が始まり また忙しくなる しばらくしたら それを捨てる また新しくする そんなふうに 生きられたらいいのに

    • 詩を書く理由 電車で思索をする理由

      あいつが嫌いだ あの人とあわない よく人は言う そのいきつく先は 死ね 殺したい 人はそもそも人を殺したい欲望が潜在的にある  それは性欲ほどではないが  善意よりは強いかも知れない いや拮抗している  狭い了見を武器にするのはやめにしよう みっともない 愚痴を話せば 誰でもその時は 面白い ただ 後味が悪い  弱みを握られるし  いえば いわれる それが予想できるからだ 胃もたれするのがわかっていて食べる油物 体調崩すのわかっているのにしてしまうセックス やな感じが

      • 寝過ごした

        昨夜 京王線で寝過ごして 最終電車に乗れず 上野の駅前に泊まった インバウンドのおかげで増えたホテル ハイシーズンでなければ 終電ギリギリになると 駅から少し歩いてもいいなら 1万円をきるホテルも見つかる とはいえ 無駄な1万だ 払ったなりに 何かを得たいと思う 冷水の風呂に浸かって エアコンをマックスにして そのまま寝てしまった 翌朝 7時にホテルを出た でがけにテレビとラジオ オバマの説得が奏功し バイデンが大統領候補から降り ハリスが候補者になったという話と 日中暑さで

        • 戦争のこと

          戦争について 語りあう会に参加した みんな 嘘っぱちだと思った 結局 自分のことを話して 自分の欲望を満たそうとしている 結局それが戦争を生むのだ そう思った

        それぞれの

        マガジン

        • ピルグリム(現代詩)
          39本
        • キメラ/鮫鯨(エッセイと日記)
          10本
        • ソラリスの襞(詩論と詩評)
          2本

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        • ピルグリム

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        メンバー特典記事

        記事

          【現代詩】ウジュピス

          青年はウジュピスにいるという 小さなエリアの街が独立している ジョークのような憲法ある 犬には犬である権利がある 猫には飼い主を愛する義務はない 誰にも暴力をふるう権利はない 個人として生きる権利がある 権利を持たない権利がある 恐れないでいる権利がある 勝つな やり返すな でも降参するな ここには入国するのに 時々パスポートがいる 国民は内臓で詩を書く 句読点はない 国民は夢のラクダに乗っている イメージを食べて 言葉を飲み 色がずれている テンポはない 振動や共鳴が 可

          【現代詩】ウジュピス

          中上哲夫のmake it new

          make it new 脳髄も茹だる暑さ 温度計は35度を指していた 渋谷から 電車に乗り 鶴ヶ峰という駅で降りた 会場の公会堂はわかりづらい 僕の目の前に ブコウスキーの詩を日本に紹介し 路上派と呼ばれた詩人が座っている 年は中上健次の7つ上だという 話はホメーロスから始まり 口語自由詩に至る3000年近くを数分で話す 韻文から散文へ 時空を飛び越え 基本はクールな語り口ながら  時々急にあつくなる  「詩を書くことを手作業にもどせ」  「行をあけて書く詩はす

          中上哲夫のmake it new

          【現代詩】新しい太陽

          【現代詩】新しい太陽

          【現代詩】ありか

          【現代詩】ありか

          【エッセイ】大震災と詩と私

          大震災と詩と私 磯崎寛也 東日本大震災が発生した2011年3月、私は水戸市に住み、福島県いわき市でも会社を経営していました。地震によって起こった東京電力福島第一原子力発電所の事故が深刻化し、放射線被曝を避けるために、多くの社員が、いわき市からいなくなりました。沖縄に居を移した社員もいます。羽田空港から電話があり「家族全員で沖縄に引っ越します。社長、お世話になりました」と告げられました。水戸市内も、放射線被曝による健康被害の恐れがあったため、妻と子供を飛行機で関西に移動させ

          【エッセイ】大震災と詩と私

          【現代詩】その街の透明なボール

            「真理はあなたたちを自由にする」(新約聖書 ヨハネによる福音書8章32節) その白い街は 武蔵野台地の南にあって 街の中心の欅の木の 地面と水平に伸びた枝に 小鳥が仲良くとまっていた 小鳥が歌うと 街の真ん中にある 薄紅色の建物で 透明なボールがはねた ソルフェは 自由に羽ばたく小鳥の空 小鳥たちの止まり木 透明なボールは いつもは しまってあるが 小鳥が歌うと 屋根の尖った建物の3階で ポーンポーンと跳ねはじめる まるで詩を読むように    いつしか  たくさんの

          【現代詩】その街の透明なボール

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          【貴重】モダニズム建築家 吉村順三のイラスト

          【貴重】モダニズム建築家 吉村順三のイラスト

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          建築と音楽 目白へ吉村順三建築ソルフェージスクールを訪ねて

          目白の住宅地にソルフェージスクールといあ名前の音楽教室があるのはご存じだろうか?この度、ご縁があって、日本を代表する建築家の1人である故吉村順三のお嬢様にあたる吉村隆子理事長を訪ねた。 ソルフェージとは、吉村順三の奥様の大村多喜子が始めた音楽教育のメソッドである。幼少期から音符に親しむことで音楽を自然に演奏して楽しみ、文字通り自分の体の中の一部にすることができる。それは、生きる喜びそのものである。 ソルフェージスクールの教育の考え方は、 ①子供の感性を尊重する ②怒らない ③

          建築と音楽 目白へ吉村順三建築ソルフェージスクールを訪ねて

          路地

          欲張っているうちは書けない 決め込んで 思いつくままにやってると そのうち驚くほどの言葉が出てくる 色んな種子が発芽して 成長して そのうち 空を覆い尽くす その真っ黒な世界に 道を通す 透明な道を 白熊の 道を それは四方八方に広がり やがて路地になる 嘘や盗みや殺しが始まる 面白がってくれる人が1人でもいれば 希望はあるだろう 希望があれば 書けるだろう それはなんだろう 自由  か たくす か 僕を 利用して 楽しむか なんでもいいが ここが俺の路地だと 今は思う

          【現代詩 朝から痛みを】

          そちこちで 生きる意義をだったあげて かるしこう おくんちのオレンジのタオル 顔を洗っだ後に 蘇る 山の記憶 シャワーを浴びる気力もなく 布団に倒れるように 没する 体中に 張り付いた 金属、細菌、ウイルス、放射線 咳が止まらない 時計をはずすきりゃくさえなく パンツ一枚で 嫌な夢をみた ニューヨークで 僕はアルバートアイラーを書いている 隣に中上がいる 腫れぼったい目で 僕を見て バカにしてる また 記憶が消えていく しんじまえばいいのに と考える 3時前 消

          【現代詩 朝から痛みを】

          植村直己の妻

          冒険家 植村直己は 日本人のヒーローのように言われているけど 奥さんの公子さんからしてみたら 一体どんなふうにうつっていたのかに 興味があった。 結婚の理由は 「切ない人だった」 「かわいそうな人だった」 と言っていたらしい。 43歳で死んだ後は 「ちょっとだらしないんじゃない」 と言ったと伝えられる。 泣けるなあ 植村直己は1984年2月12日、43歳の誕生日当日に世界初となるデナリの冬季単独登頂に成功した。しかし、翌13日の無線交信を最後に消息を絶つ。

          植村直己の妻

          出石そばと桂小五郎

          出石に来た こじんまりとした 気のいい町 蕎麦は昔お国替えで信州から伝えられたという。 皿と瓶の白磁が美しいね 町の陶磁器のお店で、近くで白磁の石がとれると聞いた 皿を重ねていくゲーム性も去ることながら 蕎麦がうまい 蕎麦汁もうまい 卵と山芋を入れてさらにうまい 店の名前は「左京」という 日本三大騒動のひとつと言われる "仙石騒動" の 家老仙石左京から命名。 江戸時代中期に出石藩主松平氏と 信州上田藩の仙石氏がお国替えとなり 信州から来たそば職人の技法が伝えられた。 今で

          出石そばと桂小五郎