悟塔雛樹

マージナル・リテレート(境界文士)52歳。米国翻訳修士・認定心理士。人文学・異文化を研…

悟塔雛樹

マージナル・リテレート(境界文士)52歳。米国翻訳修士・認定心理士。人文学・異文化を研究する、放送大学学生。かつて渡米し、修士論文として心理学関係の翻訳書(未刊行)あり。専門のない「何もせんもん家」だが、心理人類学を学習中。INTPで体癖9種。

マガジン

  • 悟塔雛樹の!!「つれづれなる松葉ガニ」

    ファミコンと翻訳関係のものを除く、エッセイ一般をこちらにまとめました。表題には深い意味が……ありません。写真と動画もあるよ!

  • ヌルゲーマーGの「暇つぶしファミコン雑記」

    幼少期より闘病中の筆者、ゲーム無くして半世紀も生き残ることはできなかった。中でも少年時代に、生命を救ってくれたと言っても過言ではないのがファミコンである。今でも少しづつソフトを集めているこの名機を、リアタイ世代の視点から愛を込めて語る。若いかたにも、ファミコンファンになっていただけますように!

  • 「創作!インチキフレーズ集」

    デタラメインチキフレーズをどうぞ!!

  • 「翻訳練習雑記帳」

    翻訳練習、英語学習で気づいたことをシェアできればと思います。

  • 書評つぶやき(写真付き)

    筆者による書評つぶやきをマガジンにまとめました。

最近の記事

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翻訳済み未刊行:ユング心理学の入門書アピール動画

私が米国文芸翻訳修士号を取得するにあたり全訳しました、イギリスの文筆家によるユング心理学の入門書(Ruth Snowden著 Jung: The Key Ideas)をご紹介いたします(パワーポイントと日本語肉声による、約8分の動画)。日本では邦訳未刊行のため、出版社そのほか心理学に興味をお持ちの方々に私の翻訳書をアピールするものです。修了作品として、修士論文に代わり受理され審査に合格済み。動画ではユングおよび彼の心理学についても、簡単な解説をしております。どうぞご覧ください

    • 最近、空がやけに綺麗だ。綺麗すぎて不安が心をよぎるのは、自分だけだろうか?

      • 体癖9種の人は、物事をやり遂げるのが苦手らしい。自分もスラスラこなせたことが、残り2%でそれまで以上に苦労することがよくある。『未完の天才 南方熊楠』という本があるが、熊楠もそう言えば9種らしい。だから、やり遂げるのが嫌いだったのかも?「熊楠が未完なのは、9種だから」説に一票。

        • 飲料に含まれているのが細菌なので、誰しもスルーしているのである。万が一シメジやタコ、ウナギ、妖怪のフィギュアなどがそれぞれ「生きたまま腸に届く」という文句とともに売られていたら、誰も買わないのではあるまいか。イメージは大切だなあ。

        • 固定された記事

        翻訳済み未刊行:ユング心理学の入門書アピール動画

        • 最近、空がやけに綺麗だ。綺麗すぎて不安が心をよぎるのは、自分だけだろうか?

        • 体癖9種の人は、物事をやり遂げるのが苦手らしい。自分もスラスラこなせたことが、残り2%でそれまで以上に苦労することがよくある。『未完の天才 南方熊楠』という本があるが、熊楠もそう言えば9種らしい。だから、やり遂げるのが嫌いだったのかも?「熊楠が未完なのは、9種だから」説に一票。

        • 飲料に含まれているのが細菌なので、誰しもスルーしているのである。万が一シメジやタコ、ウナギ、妖怪のフィギュアなどがそれぞれ「生きたまま腸に届く」という文句とともに売られていたら、誰も買わないのではあるまいか。イメージは大切だなあ。

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        • 悟塔雛樹の!!「つれづれなる松葉ガニ」
          292本
        • ヌルゲーマーGの「暇つぶしファミコン雑記」
          32本
        • 「創作!インチキフレーズ集」
          173本
        • 「翻訳練習雑記帳」
          39本
        • 書評つぶやき(写真付き)
          66本
        • (未刊行・洋書全訳)ユング心理学入門書アピール
          5本

        記事

          人生において若干名の理解者がいるか否かは、時に生死を分ける。自分は最近まで、よく持ち堪えた。

          人生において若干名の理解者がいるか否かは、時に生死を分ける。自分は最近まで、よく持ち堪えた。

          あるベテラン教授のこと

          30年近くも前のことなので、少し書いてみようと思う。筆者は、とある私立大学をなんとか卒業したところであった。それ自体は悪いことではない。だが筆者はウツや不安が強く、到底「就職どころではない」状態だった。ただ当時、そういう主張は周囲にまったく受け入れられない。仕方なく自分は大学に居座って講義を受け、知識欲だけでも慰めることにした。私と外界をつなぐルートは、当時それぐらいしかなかったのである。 そんな折、新しくよその大学から、あるベテランの教授が来られることになった。有名な方だ

          あるベテラン教授のこと

          「タカ VS ヘビ」の話を分析する

          はじめに 『古今著聞集』というマイナーな日本の古典に、「タカ(熊鷹)がヘビ(大蛇)を退治する」というだけの話がある。それ以外、特に何も語っていない。日本の古典のなかにはこうした、「タカのヘビ退治」というパターンがしばしば見られるという。インターネットには、これが何かを表す記号ではないかとの意見もある。筆者はこの対立の構図が、あるストーリーの反復ではないかと考えて本稿を示す次第である。 第1の連想 まず連想したのは、『日本書紀』における神武東征のワンシーンである。神武天皇

          「タカ VS ヘビ」の話を分析する

          以前「自分の話が伝わらない原因の一つは映像思考だ」と書いた。最近、百均で買える折りたたみのホワイトボードを持ち歩いているが、図を書くと全然違う。初めてじっくり話した人にも「とても分かりやすかった。ただ図が無ければ無理だったと思う」と言われた。紙を使うよりエコで経済的、試してみて。

          以前「自分の話が伝わらない原因の一つは映像思考だ」と書いた。最近、百均で買える折りたたみのホワイトボードを持ち歩いているが、図を書くと全然違う。初めてじっくり話した人にも「とても分かりやすかった。ただ図が無ければ無理だったと思う」と言われた。紙を使うよりエコで経済的、試してみて。

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          クソゲー整理中

          クソゲー整理中

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          今日のインチキフレーズ(173)

          ◯蛇の道はheavy(ヘビー) ・意味: はみだし者が辛いこと。 ◯泣きっ面にポチ ・意味: ペットの慰め。

          今日のインチキフレーズ(173)

          反復強迫の心理というのは、人が自分の行いに責任を取りたくない場合にも生じるのかもしれない。逆に言うと、自分の行いに責任を取る覚悟が自然にあれば、さほど反復強迫に苦しまないものなのかもしれない。

          反復強迫の心理というのは、人が自分の行いに責任を取りたくない場合にも生じるのかもしれない。逆に言うと、自分の行いに責任を取る覚悟が自然にあれば、さほど反復強迫に苦しまないものなのかもしれない。

          ファミコン世代にとってAIといえば、「クリフトのザラキ」である。ボスへの無力に往生させられた刷り込みは結構大きくて、AI開発に歯止めがかかったのではないか。ただアレがなければとっくにシンギュラリティが来て、失業者が大量に出ていたかもしれない。クリフト、そしてザラキ様々である。

          ファミコン世代にとってAIといえば、「クリフトのザラキ」である。ボスへの無力に往生させられた刷り込みは結構大きくて、AI開発に歯止めがかかったのではないか。ただアレがなければとっくにシンギュラリティが来て、失業者が大量に出ていたかもしれない。クリフト、そしてザラキ様々である。

          放送大学の「フィールドワークと民族誌」という、文化人類学の講義を視聴している。それまで学んできた深層心理学、臨床心理学と通底するものを強く感じるが、逆に言えばそれらを学んでいなければ今の講義もピンと来なかったと思う。文系の学問ならではの意義深さを痛感させられているところだ。

          放送大学の「フィールドワークと民族誌」という、文化人類学の講義を視聴している。それまで学んできた深層心理学、臨床心理学と通底するものを強く感じるが、逆に言えばそれらを学んでいなければ今の講義もピンと来なかったと思う。文系の学問ならではの意義深さを痛感させられているところだ。

          絶叫マシンが大の苦手だが、小学生のとき両親に無理やり乗せられて酷い目に遭った。「絶対乗らない」と約束していたのに直前で騙され、二人に挟まれた一番怖い席に。いま思えばこういうイジメにも理由があったわけだが、子供によってはショック死する。こういう「責任問える系」は珍しかったけど。

          絶叫マシンが大の苦手だが、小学生のとき両親に無理やり乗せられて酷い目に遭った。「絶対乗らない」と約束していたのに直前で騙され、二人に挟まれた一番怖い席に。いま思えばこういうイジメにも理由があったわけだが、子供によってはショック死する。こういう「責任問える系」は珍しかったけど。

          素人考え。西洋に美学(芸術哲学)というのがあるが、これは意識的でロジカルなものであろう。実存主義をベースとすることがあるのもわかる。だが日本での美とは、花鳥風月など母なる自然の賛美中心で、無意識的・非ロジカルでは。日本は西洋の美学も輸入するが、美学と哲学が分離する理由かと思う。

          素人考え。西洋に美学(芸術哲学)というのがあるが、これは意識的でロジカルなものであろう。実存主義をベースとすることがあるのもわかる。だが日本での美とは、花鳥風月など母なる自然の賛美中心で、無意識的・非ロジカルでは。日本は西洋の美学も輸入するが、美学と哲学が分離する理由かと思う。

          50年抱えた謎がほぼ解けて、明らかによく眠れている。最近長い夢を見るが、ある数学用語が複数回登場しているのが面白い。筆者が高校で本格的な不適応に陥る直前、数学のその単元を習っていたからだ。自分は少なくとも、その頃に立ち帰れているのではないか。その用語から連想する事は他にもある。

          50年抱えた謎がほぼ解けて、明らかによく眠れている。最近長い夢を見るが、ある数学用語が複数回登場しているのが面白い。筆者が高校で本格的な不適応に陥る直前、数学のその単元を習っていたからだ。自分は少なくとも、その頃に立ち帰れているのではないか。その用語から連想する事は他にもある。