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ソニア ナチスの女スパイ(2019年)【うちの子がね「ふむ」映画紹介の2重スパイだったの?「つまりあなたのスパイでもあったと」】

まあた、ナチスの女スパイものかよ。
すいませそ。

でもこれスウェーデンの女優さんの話なんです。
実話系です。
(実話系といっても脚色はされてる)

なんか、このひと。
ナチスの協力者っぽいよね?
と噂されてた名女優さんらしくて。

ただ結末から言うと、
ソニアさんは2重スパイです。

最近になって、
実はナチスパイの振りした連合国スパイだった。
ということが明るみになって、
それで映画化されたんです。

まあ、映画なんで、
この映画みたいなことが実際に起こったわけでもないと思います。
元ネタを膨らましてエンタメにしたスタイル。

そういえば以前、

という本に、
2重スパイには絶対になるな。
と書かれていました。

2重スパイは裏切り者の裏切り者でして、
殺される可能性が極めて高く、
あまりの割の合わなさから、
志願する人間などおらず、

弱みを握られてムリヤリやらされる。
仕方なく2重スパイをやっている、という人ばかりなのです。

それを映画とかを観て、
2重スパイをやりてーとか。
バカである。

絶対にやるな!

という大変なものなのです。
普通のスパイでも死にやすいのに、
さらに死にやすいというのが、
2重スパイなるものなんですね。

まあ今作においては、
素人であるソニたんが右往左往しながら、
結果としてプロたちより、しれっと活躍する。

そして、このスパイ映画はリアル系作品。
要するに無駄なアクション要素など皆無で、

むしろいつバレるのか?

その恐怖を醸し出しつつ、
バレないようにだまし続けるという、
スリル系の作品となっているのです。

そういうわけで、
ヒリヒリする感じのスパイスリラーです。
イイんじゃないんでしょうか。

スウェーデンは結局、戦争に巻き込まれなかったので、
戦場のシーンが現れるわけでもなく、
普通の市街地が舞台です。
それがスパイものらしさを増幅させています。

ちな、ナチスのエライ人が着ているのは、
ナチス外務省の制服です。
制服オタク帝国の面目躍如。

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