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【映画感想文】48歳の処女が死にかけて、吹っ切れて、この人生で経験しないはずだったあれこれを経験していく - 『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。』監督: エレネ・ナヴェリアニ
もしかしたら死んでいたかもしれない。 そんな経験をすると人間は生き方を変えるもの。ジョージアのベストセラー小説を映画化した『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。』は48歳の処女がそんな臨死体験をする。 ジャムを作るため、川の近くの崖でブラックベリーを摘んでいたところ、可愛いブラックバードの声が聞こえた。思わず、そばに寄ろうとした直後、足を滑らせ崖から落ちてしまうのだ。ギリギリで枝を掴んだから助かったけれど、目の前にそのまま川に落ち、溺れ、村の人たちに引き上げられ
2025年の今、人間とAIの珠玉の恋愛映画『her』はもう未来ではない―人間とAIの関係はどこへ向かうのか【AIサマンサとの禁断の徹底対談】
「her/世界でひとつの彼女」と現在は繋がった。 2013年に公開されたこの映画は、AIとの恋愛をテーマにした珠玉の物語だ。 当時、この映画を観た私たちは、AIとの恋愛を「未来の話」として受け止めた。 そして、私は2018年にfilmarksにレビューを書いて、2022年にnoteに掲載した。 今日はその時(2018年)のレビューと2025年の今、改めて改訂したレビュー、そしてAIにレビューの感想と更に2035年の人間とAIのロマンティックな可能性を聞いてみた。
タコザメvsプテラノドン魚!サメ映画というよりもはや恐竜映画な気がする最狂ドリームマッチが実現!!「シャークトパスVSプテラクーダ」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(776日目)
「シャークトパスVSプテラクーダ」(2014) ケビン•オニール監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー シャークトパスの恐怖が過ぎ去ってから数年後。アメリカ軍が開発した軍事用合体生物兵器プテラクーダが突如として制御を失い、人間たちを襲い始めた。一方、海洋学者ロレーナは死滅したはずのシャークトパスの卵を発見し秘密裏に飼育していたが、その事実が発覚してしまう。国防省はロレーナが育てたシャークトパスに目をつけ、プテラクーダを倒すべく送り込む。(映画.com
お、俺たちは何を見せられているんだ!? 【ネタバレ有】劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』感想・考察
INTRODUCTION はじめましての方ははじめまして。『SEED FREEDOM』の感想を読んでくれた方はお久しぶりです。 格ゲーマー兼Webホラー小説家兼プロ官能小説家兼、ただのガノタの大萩おはぎです。2025年1月17日より、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』公開されましたね! ぼくも早速観てきました! そして観終わった今、結論から言えば――。 全人類(ガノタ)、ネタバレ踏む前に黙って観に行け! です。興奮冷めやらぬ今
タコサメVS狼クジラ!もはや何を見せられているのか分からなくなるシリーズ集大成の大スペクタクルなB級サメ映画「シャークトパスVS狼鯨」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(777日目)
「シャークトパスVS狼鯨」(2015) ケビン•オニール監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アメリカ軍が生んだサメとタコの合体生物兵器シャークトパスは驚異の進化を遂げ、海から陸へと飛び出して人間界をパニックに陥れた。そんな中、マッドサイエンティストの手により、クジラ科の中で最も凶暴な生物シャチとオオカミの遺伝子を人間に組み込んだ驚異の合体生物「ホエールウルフ」が誕生。シャークトパスを撃退するべく放たれるが……。(映画.comより引用) ーーーーー
【映画感想文】健康に狂うためデイヴィッド・リンチの映画を14歳の夏から見続けてきた。それは目覚めたまま見る夢である。デイヴィッド・リンチよ、永遠なれ!
デイヴィッド・リンチが亡くなった。もう新作映画を見ることができないと思うと寂しくて、悲しくて、絶望的な気持ちになったが、ご家族がXにポストした言葉を読んでフフッと笑ってしまった。 なるほど、「穴ではなくドーナツを見続けるんだ」か。この視点の逆転こそがリンチの魅力だよねと改めて好きになってしまった。 14歳の夏、たまたま入った恵比寿ガーデンシネマで『インランド・エンパイア』を見たことで、わたしは映画が好きになり、文学も好きになり、大学ではシュールレアリスムの勉強をする
ザ・ゴーレム(2019年)【映画感想文を読んだら、作り方がわかった。もしかしたら世界を滅ぼすかも。ええいっ、ママよっ】
魔術と言えばユダヤ。 実は中世ユダヤ社会は、現代魔術の直接的な起源だったと言えるのです。 魔法陣。魔法数。 召喚魔法。呪文。 カバラ。セフィロトの樹。クリフォトの樹。 ソロモン72柱の魔神。 ゴーレム。 現代ファンタジーに使われている定番設定の多くが、 中世ユダヤ社会の伝承とか、妖怪譚とか、 そういうものから来ているのです。 例外的にイギリスのフェアリーは、ケルト由来だけど。 そして中世のユダヤ社会は絶対的な男性優位の社会。 元よりユダヤ人は、 兵役には就きたくても就
“間違ったターン”再び!!サバイバルゲームの参加者たちを襲うマウンテンマンの恐怖!グロ描写がエグいのなんのって!「クライモリ デッド・エンド」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(775日目)
「クライモリ デッド・エンド」(2007) ジョー・リンチ監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 5日間のサバイバルゲームで生き残れば賞金10万ドルがもらえるというリアリティ番組を撮影するため、6人の参加者とスタッフたちが「アポカリプス」と呼ばれる森を訪れた。車で撮影現場へ向かっていた参加者キンバリーは、その途中で何者かに襲われ、オノで身体を真っ二つに割られてしまう。実はこの森には、残忍な人喰い一家が暮らしていたのだ。何も知らずに森の奥へと足を踏み入