ミルク (candy@)

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無類の映画や海外ドラマ大好きアラ還主婦💓 ミルクのnoteでは映画や海外ドラマや読書本の自己流感想文を書いています。 最近では日々感じたことなども綴っています。 candy@ではエッセイや俳句もhttps://note.com/filmlover/ よろしくお願いいたします🍀

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「誰だって最高の日もあれば、泣きたい日もあるんだ」 映画『あの子は貴族』の感想と紹介

誰だって最高の日もあれば、泣きたい日もある こんにちは! 映画や海外ドラマのブログを書いているアラ還主婦のミルクです。 今日は『あの子は貴族』という映画の感想と紹介です。 (あらすじ・ネタバレ含みます) 『あの子は貴族』日本映画 2021年公開 榛原 華子(はいばら はなこ)は東京生まれ 東京育ちの良家のお嬢様 ずっと東京で生きてきた。 開業医の父と母、そして年の離れた二人の姉がいる。 裕福な家に生まれた華子は これまで何不自由なく暮らしてきた。 そんな華子

    • 宮部みゆきさんの火車を読んだ感想『ただ、幸せになりたかっただけなのに』

      宮部みゆきさんの小説 『火車』を読んだ。 この小説を読んだきっかけは、私の大好きなnoterさんのおひとりでもある くなんくなんさんのnoteを読んで興味を持ったからだ。 この物語の時代背景は 1990年代 いわゆるバブル全盛期の頃だ。 贅沢な生活に日本国民の大部分が憧れて、お金を使うことが正義であるかのような風潮で、日本人は右肩上がりの好景気が永遠に続くと信じていた、そんな時代。 また、「欲しいものをもっと手に入れたい」と日本人の限りない欲望に合わせて、クレジット

      • せつなくて・哀しくて・美しい余韻が残る映画『君の名前で僕を呼んで』の感想

        ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーは私の大好きな俳優さんたち そんな二人が共演した、私にとって夢のようなこの映画は何度観ても エンドロールを見つめながら、いつまでも余韻に浸っていたい作品だ。 『君の名前で僕を呼んで』(原題 Call me by your name) 1980年代の北イタリアが舞台 大学教授の息子・エリオ (ティモシー・シャラメ)と アメリカ人大学院生・オリバー (アミー・ハマー)のひと夏のラブストーリー オリバーが家に到着した時からエリオの心

        • 角田光代さんの『森に眠る魚』を読んで、かつての私を思い出した

          『ママ友って、頼りになって有難い存在』 『でも、ママ友って難しい』 子育て経験のある方なら、誰でも感じたことがあるのでは? 子供を通してつながるママ友との関係 自分自身の友達とは違った基準での交友関係 自分の友達なら 自分と気が合う、好みが似ている、一緒にいて楽しい 自分だけの基準で選べるのに ママ友はそれだけではいかない。 自分の子供のお友達のお母さんだから、友達になる。 本当はお互いに距離を置いてもいいはずなのに・・・ ある時は、子供同士以上に ママ友同

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        • 素敵な記事や作品を集めた私の宝石箱
          13本

        記事

          映画『私の中のあなた』の三つの結末

          あなたは『私の中のあなた』という映画を知っていますか。 2009年に日本で公開された アメリカ映画 その映画には原作があって、原作は実話をヒントに書かれたらしい。 私が最初にこの映画を観たのは15年も前のことで、原作や実話のことは最近まで知らなかった。 そして映画、小説、実話のそれぞれの結末が違っていることも・・・ 私は映画しか観ていないので、映画のことを中心に書いてみたい。 映画のあらすじ 主人公のアナは11歳 白血病の姉、ケイトのドナーになるために人工授精

          映画『私の中のあなた』の三つの結末

          桜木紫乃さんの『蛇行する月』を読んで、なぜか音信不通になった高校時代の友人を思い出してしまった

          『東京に逃げることにしたの』 釧路の高校を卒業してすぐに和菓子屋に勤めた順子は 20歳以上も年上のその店の跡取り婿養子の和菓子職人と駆け落ちする。 順子のお腹には彼との子供が宿っていた・・・ 駆け落ちして東京に移り住んだ順子は、高校生時代の図書部の仲良しメンバーに、 年賀状や手紙や電話で 『親子3人の生活は決して楽ではないが、貧しくても とても毎日が幸せだ』と伝えてくる・・・ それを聞いた順子のかつての友人たちは、無鉄砲な順子の人生に戸惑いや驚き、複雑な感情を抱きなが

          桜木紫乃さんの『蛇行する月』を読んで、なぜか音信不通になった高校時代の友人を思い出してしまった

          アラ還だからこそ「next time」よりも「now」をもっともっと大切にして生きていきたい

          アメリカの家族を描いた人気海外ドラマ『This is us』(Amazonプライムビデオ配信)は私にとって大好きな海外ドラマの一つだ。 今回は、シーズン4の16話で私の心に残ったことを書いてみたい。 『This is us』 1980代の過去から現在までのピアソン家に起こった物語 ジャックとレベッカ夫婦と彼らの三つ子の子供たちのエピソードを 現在、過去、そして未来にまで及んで描かれた ドラマだ。 このドラマはケビン、ケイト、ランダルの三つ子が36歳の設定から始まってい

          アラ還だからこそ「next time」よりも「now」をもっともっと大切にして生きていきたい

          映画「リトル・ミス・サンシャイン」の感想 ちょっと人生に疲れたな〜と思ったら、この映画を観て笑って欲しい・こんな家族がいてもいいんじゃない?

          映画の記事の投稿は久しぶりのミルクです。 今日は、私が大好きな映画作品のひとつ 『リトルミスサンシャイン』の紹介です。 ところで、 あなたの家族や親戚に個性的な人はいますか? もしかしたら、あなたが一番個性的だったりして(笑) この映画で登場する家族の人々は、みんな全員超個性的です。 リチャード(父)   自分自身の人生は全くうまくいってないのに自己啓発セミナーでライフコーチとしての成功を目指している痛い男 シェリル (母) リチャードとは再婚・彼女はいつ

          映画「リトル・ミス・サンシャイン」の感想 ちょっと人生に疲れたな〜と思ったら、この映画を観て笑って欲しい・こんな家族がいてもいいんじゃない?

          無事に届きました❤️

          れおさん! ぼたんちゃんの素敵な作品 無事に届きました。 実際に作品に触れてみて、ぼたんちゃんの手の温もりをほかほかと感じて幸せな気持ちになっています。 以前も編み物の企画で私はぼたんちゃんの膝掛けを贈っていただいたことがあって・・・ れおさんには再び感謝の気持ちでいっぱいです。 こちらの記事も読んでくださると、私が今回ぼたんちゃんの作品を送っていただいた理由をわかっていただけるかもしれません。 ぼたんちゃんは私よりも歳は若いのに私にとってはなぜか優しいお姉さんの

          無事に届きました❤️

          それぞれの家族の『言い訳』で創られた八つの物語 森浩美さんの『家族の言い訳』を読んで思ったこと

          こんにちは、ミルク(candy@)です。 長編小説もいいけれど ちょっと息抜きしたいときの読書には、私は短編集を選んで読むことが多い。 森浩美さんの短編集 『家族の言い訳』を読んだ。 彼の作品を読むのは初めてだ。(作者を女性だと思っていました😅) 『家族の言い訳』には 八つのお話がある。 夫と妻、母と息子、母と娘など、どの作品もあなたのまわりでも存在するような家族のちょっと切なくて、心温まる物語が描かれている。 その中でも私が特に印象に残った話 『乾いた声でも

          それぞれの家族の『言い訳』で創られた八つの物語 森浩美さんの『家族の言い訳』を読んで思ったこと

          映画『ソーシャルネットワーク』は大学生だったマーク・ザッカバーグの恋物語

          こんにちは、ミルク(candy@)です。 今日は私が大好きで何度も観ている映画の紹介です。 今や世界的にも有名な巨大SNS企業のMeta(Facebook) つい最近ではMetaはTwitterに対抗するSNS 『Threads』のサービスを開始したばかり 「Twitter」もしたことがない私は「Threads」なんて言われても理解がさっぱり追いついていないのですが💦 Instagramもやってません😝 そのMeta(Facebook)の創業者であるマーク・ザッカ

          映画『ソーシャルネットワーク』は大学生だったマーク・ザッカバーグの恋物語

          Netflixの『賢いお金の使い方』を観た感想

          こんにちは アラ還主婦のミルク(candy@)です。 いつもありがとうございます。 今日はnetflixのドキュメンタリー映画『賢いお金の使い方』の感想を書いてみます。 いつものように あらすじ・ネタバレ含みます〜 『賢いお金の使い方』 このドキュメンタリー映画の 面白そうなタイトルに興味を引かれて観てみました。 このドキュメンタリー映画に出てくる相談者たちは お金が貯まらない・・・ 借金やローンの返済にいつも追われている・・・ いつもカツカツの生活で余裕の

          Netflixの『賢いお金の使い方』を観た感想

          角田光代さんの『坂の途中の家』を読んだ感想

          どうしてこんなに息苦しいんだろう? 私はこの本を読みながらずっと重苦しい空気を感じていた。 フィクションだと分かっていても、赤ちゃんを殺めてしまった水穂の事件のことを 全く別世界の話だとどうしても思えないことに。 子育てや夫婦関係や実母や義理の家族との悩みを持ちながら子育てをしていた里沙子と私も同じ気持ちになったことがあったと気づいたことも。 私にはもう成人したけれども二人の娘がいる。 『赤ちゃんなんてすぐに大きくなるわ』 『長い時間、寝てくれないのは今だけよ』

          角田光代さんの『坂の途中の家』を読んだ感想

          桐野夏生の『だから荒野』を読んだ感想・自分探しの旅に出ても自分が変わらなければ何も変わらない

          こんにちは、ミルクです。 今日は桐野夏生さんの 『だから荒野』の感想を書いてみたいと思います。 あらすじ 主人公は夫と大学生と高校生の2人の息子たち(健太と優太)と暮らす専業主婦の朋美。 彼女は46歳の自分の誕生日に、夫と息子たちからの仕打ちに耐えきれずに 何も持たずに、衝動的に夫の愛車で家出する。 朋美の46歳の誕生日だというのに、夫や息子たちからはプレゼントどころかお祝いの言葉すらない。 朋美はお誕生日のお出かけのために張り切ってお洒落したものの 彼らから「キ

          桐野夏生の『だから荒野』を読んだ感想・自分探しの旅に出ても自分が変わらなければ何も変わらない

          やっぱりハッピーエンドが好きだから

          こんにちは、ミルクです。 今さらですが 私は映画を見るのが大好き、 本を読むのが大好き、 でも書くことはそんなに大好きじゃない。 noteを始めるまでは、むしろ文章を書くことは嫌いだった〜 読書感想文なんて学生の頃は超苦手だったし💦 そんな私がどうしてnoteに 2年半以上も記事を書いて 投稿し続けられたんだろう? 私がこれまでcandy@やミルクのアカウントで書いた 映画やドラマそして本の感想文の過去記事を振り返ってみると、共通していることがある。 それ

          やっぱりハッピーエンドが好きだから

          こんな老後も悪くない?!映画『老後の資金がありません!』の感想

          こんにちは、アラ還主婦のミルクです。 ”老後2000万問題” 最近あまり言われなくなりましたが そもそも本当に2000万円は必要なの? それとも、もっと必要なの? 今日はそんな深刻になりそうな老後の資金の問題を ちょっとコメディタッチで描いた映画作品の紹介です。 『老後の資金がありません』は 垣谷美雨さんのベストセラー小説をもとに映画化されました。 映画『老後の資金がありません』2021年公開 (あらすじ・ネタバレ含みます) 主婦の後藤篤子は結婚して、もうすぐ

          こんな老後も悪くない?!映画『老後の資金がありません!』の感想