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アラ還だからこそ「next time」よりも「now」をもっともっと大切にして生きていきたい

ここ最近、思っていたように物事がうまく進まなくて、
ちょっと気持ちが停滞気味だった。

自分のnoteの過去記事を読んで、自分の書いた言葉に励まされました。
今日は今の私を鼓舞する意味も込めて、以前candy@で投稿した記事を
リライトしてみます。


アメリカの家族を描いた人気海外ドラマ『This is us』(Amazonプライムビデオ配信)は私にとって大好きな海外ドラマの一つだ。

今回は、シーズン4の16話で私の心に残ったことを書いてみたい。


『This is us』


ジャックとレベッカ

1980代の過去から現在までのピアソン家に起こった物語

ジャックとレベッカ夫婦と彼らの三つ子の子供たちのエピソードを
現在、過去、そして未来にまで及んで描かれた
ドラマだ。


このドラマはケビン、ケイト、ランダルの三つ子が36歳の設定から始まっている。


以前も私が引っ越しを決めた時の決断と、レベッカのセリフをリンクさせて記事を書いた事があった。



ケビン、ケイト、ランダルの三つ子たちが18歳の時に父のジャックは自宅の火事で命を落としてしまう。

とても悲しい出来事だった。



子供たちが中学生で、夫のジャックがまだ生きていた頃、ピアソン一家はニューヨークへ旅行したことがある。

夫のジャックは、家族に、それぞれがしたい事をニューヨーク旅行で実現させようと話す。

子供たちのやりたいことを優先しているうちに、ニューヨークでの限られた時間はどんどん過ぎてゆく。

そんな中で

妻のレベッカはニューヨークに行ったら絶対にしたいことがあった。

それはメトロポリタン美術館に行くこと。

メトロポリタン美術館


なぜなら、レベッカは自分が少女時代に目に焼き付けられた素敵な思い出の絵をもう一度見たかったからだ。

でも旅行中に色々なトラブルが発生して時間がなくなり

結局、レベッカがメトロポリタン美術館を訪れた時にはすでに閉館時間になっていた。


その夜、優しい夫のジャックは妻のレベッカのために家族を外に連れ出す。

そして家族でセントラルパークのいわゆる観光客が乗る馬車に乗ろうと提案する。

『美しい妻とこの馬車に乗ることが僕のニューヨークでしたいことだったんだ』とジャックは言って・・・

馬車でロマンチックなひととき❤️


そして馬車に乗りながら、ジャックとレベッカは
『今度ニューヨークに来たときは、必ずメトロポリタン美術館に一緒に行ってその絵を見よう』と約束するのだ。


また次の機会に(Next time)にしよう


その家族旅行から数年後に、ジャックが火事で亡くなるなんて、想像もしていなかったレベッカだったが・・・

ジャックの死から1年ほど経って

レベッカは、俳優志望で演劇を勉強中の息子、ケビンの一人芝居の演劇を観に、再びニューヨークを訪れる。

今度こそ、レベッカはメトロポリタン美術館に行くつもりだった。

息子のケビンの演劇の先生と少し良いムードになったレベッカは、彼とメトロポリタン美術館の途中まで行くのだが、

馬車に乗っている観光客を見たケビンの先生の言葉

『セントラルパークの馬車に乗るなんて、なんてダサいんだ』

を聞いたレベッカは、亡くなった夫のジャックとの思い出を馬鹿にされ、汚された気がして、心が乱れてしまい、彼とは別れて、
結局この時もメトロポリタン美術館へは行かずにそのままホテルへ戻る。


また次の機会に(Next time)にしよう


それから20年近く経って

そして現在・・・

レベッカは60代になっていた。

レベッカは俳優として成功した息子のケビンの映画のプレミアショーに出席するために、またまたニューヨークを訪れる。

レベッカはその時アルツハイマーの兆候が見え隠れし始めていた。

本人はもとより、家族もレベッカの症状を心配していた。

レベッカは今回こそはとメトロポリタン美術館へ行き、子供の頃からずっと見たいと憧れていた絵画の前に立つ。

そして一緒にいた息子たちのケビンとランダルに言う

私の人生には

”また次の機会に” (Next time) が溢れていた

その時はいずれできると思っていたことだらけ

だけど今になって気づいたの

そんな時間はもう少ない

私は記憶を失いつつある

だから今はこの絵を心ゆくまで見ていたいの


そう言ってレベッカは、黒のドレスを着た美しい女性が描かれた絵画をうっとりと見つめる。

美しい絵だ

ジェン・シンガー・サージェントの『マダムX』


私はレベッカのこの言葉を聞いて

私にも ”また次の機会に” と言っては(思っては)先延ばしにしてきたことがたくさんあったのでは、と気づいたのだ。

また今度(Next time)

私は、今年61歳になった。

若い頃と違って、この歳になるとふと残された時間を意識することがある。

若き日のレベッカから老いていくまで
を演じたマンデイムーア


私が3年前に引っ越しを決断したこともそうだった。

それまでは子供たちのことや

経済的なこと、先のことを考えるとなかなか引っ越すことを決められなかった。

頭の中でいくら考えてもキリがなかった・・・

でも、私が今、本当はどうしたいのかと自分自身に問いかけると

答えは案外すんなり出てきたのだった。

そしてその気持ちをごまかしたりせず

『また今度』(Next time)にしないで引っ越した。

そして、思いきって引っ越ししたことも『案ずるより産むが易し』であの時決断して良かったと、いま、しみじみ感じている。


人生の時間は無限にあるわけじゃないのは分かっている。

でも、なかなかやりたいことを行動に移すのは難しい。

そんな時は、レベッカの言葉を思い出して

小さな一歩でもいいから

いま本当に自分がしたいことは何かを考えて

後回しや先送りにしないで、毎日を生きていこう


Next time (また今度)ではなく

Now(今)

今を大切にして


未来は今の積み重ねでできている

先のことばかりに囚われて、不安になるのはもうやめよう

一喜一憂してもいい

また「次の機会に」ではなく

とにかくもっともっと
「いま」を楽しんで生きていこう

そうすれば、きっと未来は良くなると信じて

レベッカの言葉を胸に刻んで

https://www.youtube.com/watch?v=hfu7vf8kvjA


長くなってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。

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