ツナ缶食べたい(伝書鳩P)

髪が伸びるのが早い。

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はじめましての方向けの #あいさつ代わりのnoteベスト5 (2023年版)

 ドーモ。オレだ。ツナ缶食べたい(伝書鳩P)だ。いきなり余談だが、インターネットで名乗る名前は時に本名以上に知名度が高くなってしまう場合があるので、みんなは真剣に考えた方がいい。誓っても「家に食料がなんもなくて、一番最初に食べたいと浮かんだものをアカウント名にする」などという愚行は、しないでくれ。お兄さんとの約束だ。  以前、初めてこのアカウントにたどり着いた人向けの「お通し」を自前で用意したのだが、なにせあれから3年が経過しており、そろそろ自己紹介をアップデートしなければ

    • つかめ、You-CUE!!!! #AKBDC2024

       その日、アクヅメは冷静を装いつつ、会社のデスクで震えていた。彼が最も敬愛する女児アニメコンテンツのライブに、めでたく彼の席がご用意されたからである。  喜びのあまり、発汗、失禁、ありとあらゆる体中の穴からの出血を経て、しかし平静を装い「で、例の見積書はどうなってるカナ?新人クゥン??」と社会人特有の後輩にのみ通用する威圧を醸し出して、この場を切り抜ける。彼はこれまで真面目なビジネスマンとして社内では通っており、そのイメージを崩すわけにはいかなかったからだ。  昼休憩。一

      • シャニマスのアニメ 2nd season 第1章を観たぜ。

         ドーモ、伝書鳩Pだ。  アニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』の先行上映第1章を観てきたぜ、という実に長ったらしい前置きが出来ることを、嬉しく思う。前回からの公開スパンを鑑みるに元から決まっていた2ndだとはわかってはいるが、計2クールにも及ぶ話数で、しかも担当ユニットまで劇場の大スクリーンで拝める機会をいただけたのは、アニメの内容がどうであれまずは喜ぶべきことだ。  ありがとう、高山パパと、池田Pと、まんきゅう監督と陽一神とすべての関係者

        • 役割を選ぶ正義、役割に縛られる闇。『烈車戦隊トッキュウジャー』10年越しの帰郷。

           先日、『遊☆戯☆王』周りを全部終えたので、次は短めの作品でも観るか、ということで、『烈車戦隊トッキュウジャー』を再び1話から観てみた。  そう、恐ろしいことに、この身体はすでに47話程度では「短い」としか感じないようになってしまっている。 ※以下、『烈車戦隊トッキュウジャー』のネタバレを含む。  なぜ今さらトッキュウジャーなのかといえば、中盤に明かされるギミックを知った上で最初から再走すれば、新しい発見があるのでは?という数年前の思いつきを、今回ようやく実行に移した、

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        • コンテンツ語りじゃないやつ
          28本
        • 2024年劇場鑑賞録
          13本
        • 伝書鳩Pのデスク
          44本
        • アニメ語り
          150本
        • おおきなおともだちの本棚
          85本
        • 電子の海で会いましょう
          75本

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          カリスマの不在と敗北―。『コードギアス 亡国のアキト』

           とある事情から8/2までにこの作品を完走する必要が生まれ、急いで観ました。コードギアスの名を冠し、そのDNAを継承しつつも異なるテーマに挑んだスピンオフ。戸惑いながらも全5章を追い、その苦い結末に何を想ったのか、いつも以上に乱暴に書き殴ってみようと思う。 ※以下、本作並びにコードギアスシリーズ (『反逆』『復活』『奪還』)のネタバレが含まれる。 マクロからミクロへ移ろう闘いのスケール 『亡国のアキト』は、『反逆のルルーシュ』の1期と『R2』との間の時系列に位置し、舞台は

          カリスマの不在と敗北―。『コードギアス 亡国のアキト』

          インチキのできない世界で。『コードギアス 奪還のロゼ 第3幕』

           『コードギアス 奪還のロゼ 第3幕』を観た。物語もいよいよ佳境。来る最終章へのお膳立てが整ったタイミングで、忙しくて感想を書けなかった2幕と共に今の状況を振り返りたい。 ※以下、『コードギアス 奪還のロゼ』のネタバレが含まれる。  『奪還のロゼ』の物語は、始まった瞬間からトリッキーなアニメだった。囚われの姫を救うはずの物語は、一幕ヴェールを剥がせば「姫が影武者を救う」話にすり替わっていく。名無しの傭兵を名乗る兄弟は、実はギアスで作られた偽者の関係性。主人公のロゼは本当は

          インチキのできない世界で。『コードギアス 奪還のロゼ 第3幕』

          モンハン老害、ライズを捨ててダブルクロスにテントを張る。

           近頃、とあるモンハン実況者の動画を観ていたら、久しぶりに狩猟欲求がぶり返してきて、『ライズ』を再ダウンロードした。ところが、およそ1年半ぶりに帰還したエルガドの街は、エンドコンテンツが積み重なった結果見たことのないバベルと化しており、無知な私はこの弱肉強食の世界で、ただただ無力であった。  Nintendo Switchで発売された現状のモンハン最新作『ライズ』と、その大型アップデートにあたる『サンブレイク』については、それぞれ発売当時に購入し、100時間ずつプレイした覚

          モンハン老害、ライズを捨ててダブルクロスにテントを張る。

          TCG未経験だけど、劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』を観た。

            思えば、全てはこの映画を観る身体を作るための、長い旅だった。周りの決闘者がこぞって絶賛する、『遊☆戯☆王』生誕20周年を祝う祭りにして、原作者・高橋和希監修が描く、原作漫画のその先――。  ここまで来られた達成感と共に、ついに観てしまうのか、という恐怖もある。みっちり、と言うには程遠いが、一年間漫画やアニメといった媒体で(あとリアル友人とカードショップに行った)常に生活の身近にあった遊☆戯☆王に、これで一区切りが打たれる。  諸先輩方が公開当時、この映画に対して並々な

          TCG未経験だけど、劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』を観た。

          TCG未経験だけど、TVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』を全部観た(記憶編〜闘いの儀)

           2024年6月13日、アテムが冥界へと還る後ろ姿を見送って、私の旅も一段落した。TVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』全224話、完走――。ちょうど一年前に原作漫画を全巻購入して、原作⇒TVアニメ⇒劇場版へと歩を進む決心をして、ようやくここまでたどり着いた。  ちょくちょくその他のコンテンツに浮気しつつ、これだけの話数のアニメを一年かけて追ったともなれば、万感の思いがある。ゆく先々で出会う強力な決闘者たち、その激闘を彩るアニメーションや演者の熱演に劇伴、そして度重な

          TCG未経験だけど、TVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』を全部観た(記憶編〜闘いの儀)

          ムービーナーズ様にて『劇場版ウマ娘』の記事が公開されました。

           書いた。読んでほしい。  ちゃんとnote上では話していなかったけれど、実はムービーナーズ様からお声がけいただき、自分の文章を載せていただけることになりまして、これが三本目。noteを続けて6年以上、こんな素人を拾ってもらえるなんて、「継続は力なり」を人生で一番感じた瞬間でした。  ムービーナーズ様は書く題材について自由度が高く、別に続編やTV放送すらないタイミングで『フットルース』の話をしてもいいし、誰も観てないキングコングのアニメを紹介してもいいよ、というとっても優

          ムービーナーズ様にて『劇場版ウマ娘』の記事が公開されました。

          これがワイのエンドゲームや。『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3』

           片割れを使い忘れていたニンテンドーカタログチケットの有効期限が3ヶ月後に迫っていたので、対象タイトルの一覧を眺めていたところ、とあるサムネイルが目に止まった。マリオやカービィ、ドンキーコングが並ぶタイトル群の中ではどうしても浮いてしまう頭身と、任天堂っぽくなさ。しかも開発があの「Team NINJA」ということで、気がついたら引き換えとダウンロードが完了していた。  正式なタイトルは『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3:The Black Order』と

          これがワイのエンドゲームや。『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3』

          TCG未経験だけど、TVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』を全部観る(KCグランプ編)

          デュエルって楽しむモンなんだよ 一向に原作通りの展開が進まないまま、放送週で換算すると一年以上続いた『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のアニオリ展開。個人の魂や世界の命運をかけたドーマ編の激闘を経た遊戯たちに降りかかる新たな問題。それは「日本に帰る手段がない」ということ。  そこに手を差し伸べたのは出来る弟のモクバ。彼は海馬コーポレーションの自家用ジェットで遊戯たちを日本に送り返してくれるという。だが、それには海馬が主催する「KCグランプリ」なる大会への出場をに出場する、と

          TCG未経験だけど、TVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』を全部観る(KCグランプ編)

          劇場用再編集版『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』でウマ娘を知る

           競馬を愛するフォロワーから「馬イイ話」を聴く機会があった。競走馬とジョッキーとの間に結ばれた友情や、数々の名勝負の裏に隠されたドラマチックな秘話などは、門外漢が聴いても驚き、感動できるものばかりだった。  その彼女が熱を上げて話してくれたのが、騎手・和田竜二さんと、愛馬テイエムオペラオーのお話。世紀末覇王と呼ばれた名馬と、それを乗りこなした人間との深い深い絆の物語は、思わずこちらも唸ってしまうような、奇妙でアツくて泣ける物語であった。して、それを見越しての話運びだったのか

          劇場用再編集版『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』でウマ娘を知る

          またしてもコードギアスに騙される喜び。『コードギアス 奪還のロゼ 第1幕』

           お久しぶりです。  令和コードギアス初見オタクです。  コードギアス。長年、タイトルは知っていれど観ていなかった作品群の最古参にリストアップされていながら、フォロワーの強烈なプッシュによって一気にゼロレクイエム、そして復活までを見届けたのが三年前で、このコンテンツに関して自分は新参もいいところ。  なればこそ『奪還のロゼ』の発表には胸が踊った。生まれて初めての「みんなと同じスタートラインで楽しめるコードギアス」の誕生である。劇場4部作(後にDisney+独占配信)という

          またしてもコードギアスに騙される喜び。『コードギアス 奪還のロゼ 第1幕』

          草葉の陰で、シーザーが泣いている。『猿の惑星/キングダム』

           つい先日、猿が強制労働させられているという共通点を持つ『ゴジラxコング 新たなる帝国』の感想にも書いたけれど、私はリブート版『猿の惑星』三部作が大好きだ。  CGの進歩によって成し遂げられた「人間を憎み、エイプに感情移入する映画」の発明により、私は“シーザー”の勇姿に喝采を送り、彼の存在そのものが神格化され物語が閉じる様を観て、落涙した。  各作がジャンルを変えながら、それでいてシーザーの波乱万丈な人生(猿生?)を追いかけ、やがて一つの神話となる。その物語に一体何を付け

          草葉の陰で、シーザーが泣いている。『猿の惑星/キングダム』

          涙を流す機械がいたとすれば。『クライマキナ/CRYMACHINA』

           常日頃から「開発規模や中身は他社に敵わなくとも、プロデューサーのセンスが冴え渡った結果、ここからしか繰り出せないような尖った一本が世に出回ってしまう、フリューの自社ゲームタイトルが好き」と公言しておきながら、発売当時に購入してはいたものの積んでいたタイトルが2023年発売の『クライマキナ/CRYMACHINA』で、最新作『REYNATIS/レナティス』が今年7月と迫ってきたため、GWを費やして慌ててクリアしました。  で、私はドンズバで刺さったんですけど、万人受けし辛い(

          涙を流す機械がいたとすれば。『クライマキナ/CRYMACHINA』