愛憎の鎖 一章

 歌と魔法の町カンシシオン。
 カフェに魔法屋,ダンスバー。手を結んだ男女の往来と煌びやかな建物が並ぶ町の中で,今日も一つの店が老若男女の賑わいを見せていた。
 質素な看板に彫られた「モディーの店」を目にした人々が,楽しげに店内へと入っていく――。

  ◇

 弾んだリズムのジャズが小広い店内を巡っていた。焼き上がったミートパイの香ばしい匂いがキッチンを飛び出し,テーブルに腰掛けた2人組の男性へ

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【リアルビジネスファンタジー】『エッセンシャルマネージャー』VOL.7「最低限の礼儀」」〜VOL.9「朝礼と会長の佇まい」



【リアルビジネスファンタジー】
「エッセンシャルマネージャー〜賢者カンジーに尋ねよ〜」
園田ばく著/大久保寛司監修

経営の本質って、何だろう?いい会社の本質って、何だろう?これからの未来に悩む企業の経営者が、偶然、出逢った仙人のような賢者「カンジー」に連れられ、訪れた先の「天国に一番 ちかい会社」で驚きの体験をした後、自分のあり方を見つめ直し、企業を立て直していくリアルビジネスファンタジー。

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新しい未来を共にに創造していきましょう!
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210話 黒の女王・シャム

黒の国にやってきた新人墓守のドム。そこには病で倒れた黒の女王を救おうと沢山の人が募っていた。そこでのドムは異質な存在。ドムは黒の王に呼ばれ、女王の部屋へと足を踏み入れた。

※ ※ ※

ここにいる者達は全員ドムに鋭い視線を向けていた。
それは墓守だからではない。部屋に入る者として選ばれた嫉妬であった。

部屋の重い扉が閉まると同時に静寂が訪れた。

壁は全て本棚であり、ありとあらゆる本が並んでい

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どうもありがとうございます!
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物語の欠片 31

-レン-

 「シヴァ、大変だ。」
 コキオの声がして、レンは矢を放とうとしていた手を止め、声の方を振り返った。
 シヴァはコキオが着陸しようとしている飛行台に駆け寄る。
 「それは…カリンか?」
 シヴァが尋ね、コキオが頷く。レンも飛行台の方に走った。皆が集まってくる。
 コキオの腕の中に居るカリンは、冬のマカニだというのに上着を着ておらず、服は泥だらけで、所々破れていた。顔はコキオの胸の方を向

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物語の欠片 30

-カリン-

 ようやく、マカニの村のある峰の頂上が近づいてきた。遠くに訓練場で飛ぶ幾つかの影が見える。
 上着を着ていないのに寒さは感じなかった。少し前に起こったことがまだ信じられなかった。これも、夢ならばいいのに。しかし、左足の痛みが、これは夢では無いと言っている。
 涙で視界が歪む。泣いては駄目だ。村まで行かなくては。カリンは涙を拭い、再び歩き始めた。身体が思うように動いてくれない。自分のも

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光の花

 踏みしめるべき大地はそこになく、カファルは一瞬にして沢の手前まで転がり落ちていた。
「痛っ…」
 体の至る所を打った。
 やっとの事で上体を起こし、立ち上がろうと出した右足首に激痛が走った。
 ひどい捻挫だ。どんどん腫れてきている。
 いずれ歩くことすらままならなくなるに違いない。
 絶望に心を侵されていくその目の前に鉤のような手が差し伸べられた。

 国境の町―エウィンに辿り着いたカファルはま

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1か月に1本のペースで投稿できたらいいなと思ってます♪
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サヴァンロジック~歯車街のヒューイ~7

第二話 港町の老人 3

 俺達は今、あの老人のはす向かいに昔から住んでいるオイラー家の前に立っている。町での聞き込みをしていたら、このオイラー家はクーマン家と長い付き合いだということだった。

 俺は意を決してドアにつけられた丸いノッカーを掴み、ドアを叩く。バタバタと小走りに中から出てきたのは、優しそうな中年男性だった。

「初めまして、あなたがオイラーさんで間違いありませんか?」

「ええ、そ

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#1 勇者、今日から営業マンになります 5

守「勇者、今からあんたに起こっていることを説明する。この画面…いや、絵を見ててくれ」
そういうと、守はゲームの中の真実を動かして、町を出た。~♪音楽が少し緊張感のあるBGMに変わる。このゲームは、RPGで、ドラガオンという悪の魔王が突如現れ、世界が恐怖に染められ、世界をまとめていた王の娘である王女がさらわれてしまう、というところから物語は始まる。そんな中、ある人間が勇者としての使命を持って生まれる

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サヴァンロジック~歯車街のヒューイ~6

第二話 港町の老人 2

 朝目が覚め、ベッドから降りるとテーブルの上に大きな箱が置かれていた。

「なんだ……これ?」

 俺は眠気眼を擦りながら、独り言を口にする。

「やっと届いたんだ」

 俺はハッとして声のした方に目を向けると、アデリナがドアに体を預け、腕組みをして立っていた。

 めっちゃナチュラルに入ってきてるな、コイツ。

「届いたって何が?」

「いいから開けてみなさい」

 俺

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デビルズカフェ ep.12 出会い

ゆっくりだぞ

音が出ないように…

おし、うまく空いたな
もう少し曲げて

中、見えるな…
誰もいないか?

ん!あの背中!
おっさんだ!

中は、おっさんだけだな?
もっと穴広げて入るぞ…

おっさん全然気づいてねぇな…
てか、なんか背中に描かれてね?

この模様…
確かデビルズカフェのコースターの模様だよな

マスターやたらこだわって説明してたよな
何であの模様が背中に…?

何されたんだ…

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強盗だ!!
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