青豆ノノ

小さなわたしの世界を、この“街“で育ててみようと思いました。 短編小説、ショートショー…

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小さなわたしの世界を、この“街“で育ててみようと思いました。 短編小説、ショートショート、日記、エッセイ、20字小説を書きます。 好物は豆です🌸 作品についてはサイトマップをご覧下さい→https://note.com/aomame_nono/n/n073dd36a34e6

マガジン

  • 青豆の『スキ』マガジン③

    『スキ』です。ともう一度伝えたくなる記事を集めさせていただきました。クスっと笑えるものや、熱いメッセージを感じた記事、などなど。私の心に残った素敵な記事をご紹介させていただきます。

  • 青豆の旅マガジン『青tabi』

    主に旅に関する記事をまとめます。

  • 青豆の『スキ』マガジン②

    『スキ』です。ともう一度伝えたくなる記事を集めさせていただきました。 クスッと笑えるものや、熱いメッセージを感じた記事、などなど。私の心に残った素敵な記事を紹介させて頂きます。

  • 青豆の『20字小説』

    シロクマ文芸部『小牧幸助文学賞』応募作品、その他20字小説を纏めます。 最後の『。』を含めてぴったり20字の作品集です。

  • 青豆の自己満足

    自作のショートショート・短編小説の中で、気に入っているものを纏めます。 他人の評価は関係なく、自己満足のためにここに集めていきます。

最近の記事

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旅行記 | 東京から和歌山。小説の舞台を巡る、女のひとり旅 ~完~

   帰りの特急くろしおの発車時刻は13:26。三段壁を後にした時点でまだ時間には余裕があった。そこで私は、歩いて数分の千畳敷にもう一度立ち寄ろうと思った。  時間には余裕があるといいながら、今にも雨になりそうな空に心が急いて落ち着かない。三段壁洞窟で買った記念写真を手に持ったまま歩き始めてしまった。    記念写真はQRコードからダウンロードもできる。せっかくなので歩きながらデータを取得。その場で画像を知人へ送った。  画像を送信するとすぐに反応をくれた知人。「パンダ買

    • 日記 | 美容室が混み始めた結果、麗子像に仕上がった話。

       久々に美容院へ行きました。  10時に予約していて、事前に13時までには帰りたいと伝えていました。 カットとカラーなので2時間、多くても2時間半で仕上がるだろうと、無理のない範囲でお願いしました。担当美容師も「13時ですね、全く問題ないです」と言いました。  ところが最後のシャンプーを終えると、普段見かけないスタッフが二人がかりで私の髪を乾かし始めました。隣の姉妹店からの助っ人でした。  私は、今日はやけに店が賑わっているなあと呑気に構えて、貸し出されたタブレットでマ

      • 旅行記 | 東京から和歌山。小説の舞台を巡る、女のひとり旅③

         旅行とはいえいつも通り五時のアラームで目覚めた。  なんだか体が浮腫んでいる。昨夜のラーメンだ。ラーメンは年間通して二、三回しか食べない。体が驚いている。 すぐに大浴場に行って朝風呂で体をほぐす。白浜温泉は少し塩辛い。 *** 朝食は食堂でフレンチを出してくれるらしい。朝からフレンチて。朝でも昼でも夜でも、フレンチなんていつ食べたんだろう。たしか誰かの結婚式が最後。フレンチて。 ひとりなのは私だけだったし、正直いうと食べ方が「?」なものもあ

        • 旅行記 | 東京から和歌山。小説の舞台を巡る、女のひとり旅 (号外)

          旅館の入口ですれ違ったカップルは、何気なく二人で立っているとき、体の片側をぴたりと合わせている。 下駄箱から履物を取る、そんな些細な動作の間でさえ、二人からは離れたくない意志を感じた。それは私の思い込みかもしれないけど、たぶん当たっている。

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        旅行記 | 東京から和歌山。小説の舞台を巡る、女のひとり旅 ~完~

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        • 青豆の『スキ』マガジン③
          62本
        • 青豆の旅マガジン『青tabi』
          5本
        • 青豆の『スキ』マガジン②
          301本
        • 青豆の『20字小説』
          102本
        • #シロクマ文芸部
          33本
        • 青豆の自己満足
          75本

        記事

          旅行記 | 東京から和歌山。小説の舞台を巡る、女のひとり旅②

          特急くろしおに乗ってやってきたのは南紀白浜。ネットで〝日本のビーチリゾート〟だったか、検索をしてたまたま見つけた場所だった。 バスの移動が便利で観光しやすい。小説の主人公、18歳の女子高生が訪れるにはちょうどいいかなと思い、その地を舞台に決めた。そして物語に誘導され、私も初めて訪れている。 主人公はこの旅で、架空の安宿に泊まったけれど、私は彼女の倍以上生きているので、ちょっとおまけして大人な宿を取った。 到着したものの、特急くろしおの切符の

          旅行記 | 東京から和歌山。小説の舞台を巡る、女のひとり旅②

          『見ず知らず』 #新生活20字小説

          泣いているあなたを見ながら、音楽を流す。 [完] #新生活20字小説

          『見ず知らず』 #新生活20字小説

          旅行記 | 東京から和歌山。小説の舞台を巡る女のひとり旅①

           旅の始まり、早速新幹線の揺れに酔っている。4月某日、新大阪へ向かう新幹線のぞみの指定席は満席だった。 私は窓側に座り、隣には男の人が座った。音を一切立てない、黒縁メガネにマスクでゲーマーな彼は、右手の親指以外、ほとんど動きがない。静かだという点で、なんとも私好みだ。 有り難い人の隣になったわ、と幸運を噛みしめるついでに豆腐ドーナツを食らい、プラックの缶コーヒーを飲む。時々、窓の外の景色を撮ったりする。 このひとり旅は、先日書き終えた長編小説の舞

          旅行記 | 東京から和歌山。小説の舞台を巡る女のひとり旅①

          日記 | やせたガールな日常?

          青「やせたガールな日常って言うけど、それってわたしのことかな?」 いやいや。あなたは〝ガール〟じゃないから。 青「・・・・そっか。」 それにあなた。昨日旅先でラーメン食べた後に足りなくて、宿に戻ってからからあげクンとチーズケーキも食べてたよね? #青ブラ文学部 #やせたガールの日常 山根さん、よろしくお願いします°・*:.。.☆

          日記 | やせたガールな日常?

          掌編小説 | レディー・キラー

           〝花 吹雪〟と書かれた名刺を渡された。綺麗な名前だねと言ったら、左隣に座るその女性は僕から少し体を離して、嘘でしょ?、と笑った。 「うそじゃないよ。なんで?」 「ねえ。これ、読めないの?」  そう言って、名刺の文字を細い指先でなぞりながら、僕にもう一度読むように促す。 「はな、ふぶ……えっ」  女性は笑い出した。 「ね、面白いでしょ」  彼女が体を揺らして笑うので、いい香りがする。カウンターの中で、若いバーテンダーがこちらに視線を向けた気がした。 「ほんとだ。なにこれ、芸名

          掌編小説 | レディー・キラー

          日記 | 4月は忙しいって、体に覚えさせよう。そしてトレンディ。

          11ヶ月前にこんなつぶやきをした。 いよいよ現実になる。ひとり旅。 こんなに忙しい4月に……。 4月は忙しいということを毎年忘れてしまう。忘れないよう体のどこかに彫っておきたい。 朝、卵をふたつ使って卵焼きを作って食べたのに、その1時間後にはゆで卵を食べてしまった。記憶力も低下気味。 ひとり旅決行の日は天気が悪いらしく残念。 小説の舞台に設定した、行ったこともない場所で、全感覚を解放して感じたかったけれど仕方ない。そんなこともある。 また違った景色からひらめくものがあ

          日記 | 4月は忙しいって、体に覚えさせよう。そしてトレンディ。

          『もしかして』 #新生活20字小説

          息子のクラス名簿に、元彼と同じ苗字の子。 [完] #新生活20字小説

          『もしかして』 #新生活20字小説

          『ようきたね』 #新生活20字小説

          今日は梅干しと粥。 少しずつ。 またおいで。 [完] #新生活20字小説

          『ようきたね』 #新生活20字小説

          日記 | 小説の創作メモ。

          ✍️✍️✍️ 大きな悩みを抱えていた。 先の未来に漠然と不安を感じている。 何の疑問も持たずに社会に順応していく人たちを、日がな一日ぼうっと眺める。 自分には悩みがあって身動きがとれない。 立派に立ち回る大人はきっと がんばって生きているんだろうなと想像する。 そして自分はどこか諦めた気持ちでいる。 本当は誰かに聞いてほしい。 誰かによりかかりたい。 だけど、その相手にふさわしいのがだれなのかわからない。 問題が増すことが怖くて、自分だけの小さな場所で息を潜めている。

          日記 | 小説の創作メモ。

          『キス』 #新生活20字小説

          眼鏡をかけたから? あなたじゃないみたい。 [完] #新生活20字小説

          『キス』 #新生活20字小説

          『寝顔』 #新生活20字小説

          苦悶の表情。 あなたの眉間をそっと撫でる。 [完] #新生活20字小説

          『寝顔』 #新生活20字小説

          日記 | スカイツリーと金のアレ、それからわんぱくなチキン。

          ついに行ってまいりました。 きらきらのイベントに。 「YumiCoreBody」という、骨格を改善し体型を変えるメソッドのオンライン開設4周年記念イベントです。 浅草駅に降りたのは久しぶりでした。 イベント会場は金のアレのすぐ横だったのでそちらを目指します。 今回のイベントでは動きやすい服装での参加が必須でしたが、更衣室がないということで普段着の下にTLS(※)を家から着込んで出発しました。 わたしが参加したのは、2年以上オンラインでレッスンを受け続けていることが条件

          日記 | スカイツリーと金のアレ、それからわんぱくなチキン。