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孤人企画 その一 (本田すのうさん、けいさん、半径100mさん)

創作大賞の応募期間が終わりました。
参加された方、読んでくださった方、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
賑やかなお祭りでしたね。来年はフランクフルトとか売って欲しいです。

今回、わたしの応募作に感想を寄せてくださった方々に感謝の気持ちを込めまして、『孤人こじん企画』をやります。

【企画ルール】
企画に参加できるのは青豆だけです。
孤独にやります。

各回3名、作品をご紹介させていただきます。(創作大賞応募作とは限りません)
時間と労力を費やし「#創作大賞感想」を書いてくださった方々をランダムに。
順不同です。ご理解ください。

紹介文には、「#おまえが言うな!」と自分に向けたツッコミをふんだんに入れていくかもしれませんのであしからず。


それでは始めます。



本田すのうさん。

本田さんの文章に触れたのは今回の創作大賞がきっかけです。
アイコンを見て、日常のことを面白おかしく書く方だろうかと想像して読みました。

笑いました(爆)

写真載せてる! 

#ええやん。

ベリーダンスの話でした。すごい冒険をなさいました。
そして悲痛な現実を目の当たりにし、本田さんはそれをしっかりと受け止めたのです。

仲間たちの踊るシーンを見ながら、やっぱりベリーダンスが好きだなぁ……やってて良かった、としみじみ思っていた。

画面に映るダンサーが入れ替わる。
いよいよ私の出番だ。


……ナンダコレハ。これは一体ナンナンダ?

ステージの上で踊る私はペラペラだった。
20分間、ティッシュみたいな女が揺れているだけだった。
こんなの見せられるくらいなら、扇風機の前についたピロピロのリボンを見ていた方がまだマシだ。
あるいはタバコの煙を見つめていた方がよっぽどおもしろかったかもしれない。

『ダンサーになるためにドバイまで行ったのに一晩でやめた話』より抜粋。



(笑っていいのかな。いや、すでに涙が出るほど笑っちまった)

このあとに続く部分に登場する先生からの励ましの言葉が身にしみます。
創作すること、芸術を創造することへのヒントが込められています。


こちらはまるで小説のよう。かわいい。

カレンダーに落書きした犯人は……。

#誰や!


おすすめのエッセイです。

【速報】本田さんは最近、no+e公式コンテストで入賞されたそうです。
おめでとうございます!!



けいさん。

けいさんはよくわたしの文章を好きだと伝えてくださいますが、わたしの方こそ、けいさんの書かれるものが大好きです。

けいさんは、周りにいるひとの気持ちを知ろうとする優しい目を持っている。そういう方が書く文章だから読んでいると気づきがあります。


こちらも好きです。あたたかい。

フロアーにいた私に、この親子の会話が聞こえてきた。

「ちょっと待ってね。1回話しを整理しようか。」

そう70歳ぐらいの子、である男性の声が聞こえた。
おそらく親、の方の女性が色々お話しをされていたのだろう。きっと、その話しも錯綜していたのではないだろうか。

そこで男性の言った
「ちょっと待ってね。1回話しを整理しようか。」

どうしてこの言葉に気が止まったかと言うと、とても穏やかな「ちょっと待ってね」だったのだ。

私の知っているこういう時の男性の「ちょっと待ってね」は、もっと勢いがあって、慌てて相手のことを止めようとする感じがする、もっとピリッと感のある「ちょっと待ってね」だった。

「ちょっとまってね」より抜粋。




けいさんのコレクションはポストカード。わたしも昔から好きで、ついつい買ってしまいます〜
(載せようと思ったら使ってしまったようでほとんど手元にありませんでした泣)




半径100mさん。

半径さんはもう、アイコンからして勝ち組です。目立ってます!
創作大賞応募作は『エロを小さじ1』と『球体の動物園』。

今日はわたしの好きな半径さんの作品をご紹介します。

まずはこちら。

カランカランと扉を開ける音がして、上田が店に入ってきた。

「着替えたんか。喪服のあんた、いつも以上に色っぽかったのに」

 上田はすでに酔っているようで、日に焼けた顔は赤黒く、足元はふらついていた。

「なぁ、辰さんの骨の件、秘密にしといてやるからよぉ」

 そう言って、私の腕をつかみ、乱暴に引き寄せた。

「黙っといてやるからよぉ。いいだろ?」

 右手で、私の尻を撫で始めた。

 私は抵抗することもせず、上田の腕の中でじっとしていた。顔を上げ、上田の充血した目を見る。

「いいわよ。私は、港の猫と同じだから」

「猫?」

「漁師が落とす、魚で生きてる猫」

 上田の手が、尻から脇腹へと這う。

「ふん。あんた、海の男が好きなんか?」

「べつに。漁師が落とす、情で生きてるだけ」

 上田の手が、乱暴に私の胸をつかんだ。辰さんとは違う、恥知らずな指。

「ほねかみ」より抜粋。


一部を読めば伝わると思いますが、半径さんの文章の色っぽさ。そして湧き上がる上田への嫌悪感(個人の感想です)。

わたしはこうコメントしました。

すっかり萎えてしまった上田の顔が浮かびました。
わたしも骨を食べたいタイプです😋

青豆より。

上田にどんな心境の変化があったのでしょう。ぜひ読んでみてください。


自分のことを「俺」という、ちりんブルドッグが出てきます。いろいろなアンバランスさに笑えます。

おかしみ〜

#IKKOさんもどき。



#本田すのうさん
#けいさん
#半径100mさん

ありがとうございました。




#孤人企画

その二>


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