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「真っ暗な中でキャッチボール」を想像できるか、という話。
先日、とある目的から小学校を訪問した。
入口に立つ警備員に挨拶をして正門を抜けると一年生が校庭でボール投げをしていた。
真上にボールを投げて、ボールが上がっている間に「いちにさんし」と手を叩く。そしてボールをキャッチ……できない(笑)
頭に受けたり、肩に当たって弾き飛ばしたりしてキャッキャしている。そんな彼らの笑顔は天使のよう。
校舎に入り、各学年のフロアを覗く。
オープンな造りで、教室
エッセイ | もしも女性器が服を着るなら。
1月に受けた健康診断で、毎年のことではあるのだけど様々な項目で再検査や経過観察を言い渡された。その中で、今回新たに〝ある疑い〟の記載があった。
〝子宮留膿腫〟
なにそれ、という感じで調べると、閉経後の高齢の女性に起こりやすいものだった。
無症状で進行するというところが怖い。まるで爆弾を抱えているみたいじゃないの、というわけで、指示通り大人しく半年待って、ついに検査をした。
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婦人
#創作大賞感想 | なんのはなしですかコニシ木の子さん。
はじめに。
私は文通をひとつの趣味としていますので、これはある意味、大切な方がno+eの街に放った文章に対する返信・お手紙です。
むかしむかしあるところに、
3年間もたった一人で
「なんのはなしですか」と
自分自身や、振り向かない周囲に
叫び続けた〝男〟がおったそうな……。
皆様はこの話をご存知ですか?
これは現代のno+e史に刻まれつつある、壮大な物語の冒頭です。
「なんのはなしですか」
エッセイ | noteで個人企画に参加するということ。企画への愛を語りたい。
なぜ今なのかは自分でも不明ですが、偏見たっぷりに語ってみたいと思います。
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はじまり
わたしが自分で書いた文章を、恐れ多くも〝作品〟などと呼び始めたきっかけは、超ショートショートを書いたことでした。
初めは自分で考えた〝お題〟で書きました。それに飽きてきた頃、知人から〝お題〟をもらうようになりました。
それが楽しくなって、5作くらい出来上がったところでnoteにやって来ました。そ
エッセイ | 手料理をねだる〝第三の父〟へ送る不幸の手紙。
もやもやしていて他のことに集中出来ないので吐き出してしまおう。
料理のことである。
わたしは料理が苦手だ。それなりに頑張ってみた時期もあるし、楽しいと思ったこともなくはないけど、ほんの一瞬だった。そもそもセンスが無い。そして、ずっと認めたくはなかったが、興味がない。
どうして突然料理のことを嘆いているかというと、発端はおじさんだ。
おじさんはこの十日ほどの間に、わたし宛に三通の手
エッセイ| 下書きというよりは隠してる。
隠している記事がある。
私は基本的に下書きはいつもゼロ。その都度書く。もちろん、続きものの小説を区切って出す時にはためておくけれど、それ以外はいつもその時の想いが新鮮なうちに、と思っている。
逆に、日記などはある程度時間が経過して鮮度が落ちたと自分で判断したものは下書きに戻す。
そんなことを繰り返している私のnoteで、初期の頃に投稿して、すぐに引っ込めた記事がある。新鮮なうちに下書き
エッセイ | おじさんと小説
知人と久々にランチをした休日。出先でヤマト運輸から不在通知をメールで受け取った。
休日の朝、私のもとに届くゆうパックであれば、それは九割以上の確率で送り主はおじさんだ。だけど、今回はヤマト運輸からの荷物だったために、私はしばし考えてしまった。
ちなみに、おじさんというのはわたしの長年の文通相手のことで、御年80歳、血縁関係にはない。幼少期の近所付き合いから、住む土地が変わっても30年間文通
エッセイ | 40歳差の私たち。文通30周年メモリアルイヤーはエメラルドグリーンの輝き。
祝日の朝早く、ゆうパックが届いた。
私にゆうパックを送ってくれる相手で思い当たるのは一人しかいない。おじさんだ。
おじさんというのは、私の長年の文通相手のことで、昭和19年(1944年)生まれの八十歳である。
おじさんとは、私が一歳の頃に出会った。
おじさんは当時私が住んでいた家の、真向かいにある古いアパートの一階に夫婦で住んでいた。
その頃から、家の前で会えば