『【通信講座】 小説「サミダレ町スケッチ」 講評』で
わずかな枚数で作者独自の世界観を描破したモダニズム風の佳品。
稲垣足穂、内田百閒に比肩する奔放な個性が創造した
無時間、無国籍の小宇宙に魅了される。
ものうげな緊張感、しずかな焦燥、瞑想のような
祈りのような退屈さ。
一貫する奇妙な味の空気が見事。
趣向そのものは
あたらしいわけではないが
厳格な構成、抑制された文体、無駄のない描写に
ひさし
いらしてくださってありがとうございます(´ー`)
小説講座では、亡き講師のもとで一年、講師急逝後に引き継がれた新講師のもとで約一年、ご指導をいただきました。
亡き講師には10枚の作品を見ていただいており、新講師からは「もっと長いものを」と勧められ、10枚超の作品に挑戦しはじめたのですが、これがなかなかうまくいかなくて。だいたい30枚あたりになると、それ以上、物語を広げられなくなってしまって。