酒本 歩/小説家/noter

小説家。島田荘司選 第11回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(福ミス)、第3回かつし…

酒本 歩/小説家/noter

小説家。島田荘司選 第11回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(福ミス)、第3回かつしか文学賞優秀賞を受賞。 光文社から『幻の彼女』、『幻のオリンピアン』、『ロスト・ドッグ』発売。次回作も刊行準備中。 お酒と本とウォーキングが大好きなので酒本歩です。

マガジン

  • 文学フリマ

    24/5/19 初めての文学フリマ。出店はもちろん入場も初めてでした。多くの方に出会えて素晴らしい経験でした。このマガジンには、準備、当日の様子、出品した商品の内容、次回に向けて noteの記事をまとめています。

  • 物書きの日常(なんでもマガジン)

    小説家の日常、あれこれ、よもやまを書こうと思います。小説を書く作業・執筆にまつわる話、業界のこと、ほかの作家さんたちとの交流…… ほかのマガジンに入らないものを取りあえず格納してみます。

  • 読書のあれこれ

    読書記録、感想、次に読む本、おすすめ etc.

  • 小説の書き方

    こんな風に書いています、ということをできるだけ具体的に紹介します。小説を書くのは孤独な作業です。同じように悩んで、試行錯誤しているということを伝えるだけでも、と思います。 ※短文で済むことはTwitterを使っています。 https://twitter.com/kanta04031818

  • #そうだっけ日本語

    小説を書いていると、知らない・うろ覚え・勘違いなど、言葉で赤っ恥をかくことが多いです。言葉の知識を増やすために始めたら、日本語の魅力にはまりました。ちょっと不思議でおかしな日本語を集めて紹介しています。出題編と回答、解説編に分かれていますので、ちょっとした息抜きにもどうぞ。 ※短文で済むことはTwitterを使っています。 https://twitter.com/kanta04031818

最近の記事

  • 固定された記事

私のプロットを公開します。(『アッコの夏』サマスペ!2)

昨日、作家さん仲間が集まって、かねてから計画のあった【プロット勉強会】を実施しました。その報告をしたところ、思いのほか反響があり、プロットを見たいと言う声をいただきました。 ※貼り付けた懇親会の写真を見た方から「おじさん同士が仲良く呑んでいる風にしか見えないのが(笑)😆」というコメントがあって思ったのですが、確かに仲が良いというか、気心が知れている人でないと自分のプロットを見せたり、意見をもらう気にはならないかもしれません。 プロットは、そのくらい「恥ずかしい」ものなので

    • 『本所おけら長屋』畠山健二さん ☆賑やかな長屋の人情話かと思いきや、どの話にもひとひねりあって驚かされます。 「その参 もののふ」。 武士の命を賭した宿命に長屋のユーモアとペーソスが振りかけられると、こんな良い話になるのですね。 『居眠り磐音』のようにはまる予感がします。

      • #文学フリマに出店する気持ち  自分の書いたものを販売するのは、恥ずかしさと晴れがましさと照れくささと開き直りがごちゃまぜになって汗が出てくる、そんな行為です。 それでも同じ思いの人が集るあの会場の異様な熱気が「赤信号みんなで渡れば怖くない」気持ちにさせてくれるのです。

        • 『刑事捜査の最前線』甲斐竜一朗さん ミステリ小説の資料として警察関係の本を何冊か揃えて読んでいたうちの一冊。今年の発行で未読でした。 初動捜査とか捜査本部とか一般的な警察捜査の知識が目的でしたが、この本はドラマ性が高く読み物としても面白いものでした。ゆっくり読み直そうと思います。

        • 固定された記事

        私のプロットを公開します。(『アッコの夏』サマスペ!2)

        • 『本所おけら長屋』畠山健二さん ☆賑やかな長屋の人情話かと思いきや、どの話にもひとひねりあって驚かされます。 「その参 もののふ」。 武士の命を賭した宿命に長屋のユーモアとペーソスが振りかけられると、こんな良い話になるのですね。 『居眠り磐音』のようにはまる予感がします。

        • #文学フリマに出店する気持ち  自分の書いたものを販売するのは、恥ずかしさと晴れがましさと照れくささと開き直りがごちゃまぜになって汗が出てくる、そんな行為です。 それでも同じ思いの人が集るあの会場の異様な熱気が「赤信号みんなで渡れば怖くない」気持ちにさせてくれるのです。

        • 『刑事捜査の最前線』甲斐竜一朗さん ミステリ小説の資料として警察関係の本を何冊か揃えて読んでいたうちの一冊。今年の発行で未読でした。 初動捜査とか捜査本部とか一般的な警察捜査の知識が目的でしたが、この本はドラマ性が高く読み物としても面白いものでした。ゆっくり読み直そうと思います。

        マガジン

        • 文学フリマ
          24本
        • 物書きの日常(なんでもマガジン)
          45本
        • 読書のあれこれ
          110本
        • 小説の書き方
          65本
        • #そうだっけ日本語
          122本
        • #本が出るまで 『ゴシック(仮題)』
          10本

        記事

          文学フリマ東京、webカタログが公開

          いよいよ一カ月後に迫った文学フリマ東京。webカタログとブース位置が発表になりました。 12/1、私は6人の小説家と一緒に一冊の小冊子を販売します。 『こうしてぼくらはデビューした』 今日は、執筆者とエッセイのタイトルをご紹介します。 ★出身賞名/執筆者/原稿タイトル ・江戸川乱歩賞   斉藤詠一  「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」 ・『このミステリーがすごい!』大賞   井上ねこ  「このミスの星をつかめ」                    越尾圭 

          文学フリマ東京、webカタログが公開

          『雨の中で踊れ』 日本文藝家協会編 最近、睡眠不足気味なので、夜更かししないように短編集を読んで寝るようにしています。 「ロマンス⭐︎」一穂ミチさん 主人公も世界も壊れていく感じに息苦しくなり、答えを求められているようなのが辛い。読み終わったら興奮して目が冴えていました。

          『雨の中で踊れ』 日本文藝家協会編 最近、睡眠不足気味なので、夜更かししないように短編集を読んで寝るようにしています。 「ロマンス⭐︎」一穂ミチさん 主人公も世界も壊れていく感じに息苦しくなり、答えを求められているようなのが辛い。読み終わったら興奮して目が冴えていました。

          かすかですが彩雲(幻日?)です。吉兆かなと思い、みなさんにもおすそ分け。

          かすかですが彩雲(幻日?)です。吉兆かなと思い、みなさんにもおすそ分け。

          ご縁があって図書館協議会委員を務めています。より良い図書館をつくるための意見を述べるのが役割です。 図書館は私の読書体験を培ってくれた大切な場所です。 どうしたらもっと図書館を利用してくれるのだろう。どんなサービス、機能があれば喜ばれるのか。 真剣に考えています。

          ご縁があって図書館協議会委員を務めています。より良い図書館をつくるための意見を述べるのが役割です。 図書館は私の読書体験を培ってくれた大切な場所です。 どうしたらもっと図書館を利用してくれるのだろう。どんなサービス、機能があれば喜ばれるのか。 真剣に考えています。

          note2周年、あらためてご挨拶。

          2周年のバッジが届きました。 あっと言う間です。二年前の私は「note」というプラットフォームのことは知らずに、知り合いの作家さんが何か投稿しているようだ、どんなものなのだろうと見に来ました。 初めて投稿画面を見た時、何も余計なモノが無い真っ白な画面が美しい、という印象でした。ここに何か「書いてみたい」と思ったことを覚えています。 その頃、私はX(Twitter)を使っていたのですが、SNSでも長文を書きたい、書いた文章をストックしたいという気持ちがありましたので、ちょ

          note2周年、あらためてご挨拶。

          百科○典/ ○に入るのは「事」百科事典です。 ・事典は事物や事項を解説した書物。エンサイクロペディア ・辞典は言葉や文字の意味・発音・表記などを解説した書物 ・字典は漢字の読みや意味などを解説した書物 私がいつもお世話になっている「じてん」は「辞典」です。

          百科○典/ ○に入るのは「事」百科事典です。 ・事典は事物や事項を解説した書物。エンサイクロペディア ・辞典は言葉や文字の意味・発音・表記などを解説した書物 ・字典は漢字の読みや意味などを解説した書物 私がいつもお世話になっている「じてん」は「辞典」です。

          昨日は大学サークルの同窓会でした。40年ぶりだというのになんと1人の欠席もなく全員が集まったのは奇跡のようです。 近況報告、思い出話に花が咲く中、昔と同じ、しょーもないダジャレを放った人がいて、その瞬間、私は40年を軽々と飛び越えた気がしました。 そう、ダジャレは時を超えます。

          昨日は大学サークルの同窓会でした。40年ぶりだというのになんと1人の欠席もなく全員が集まったのは奇跡のようです。 近況報告、思い出話に花が咲く中、昔と同じ、しょーもないダジャレを放った人がいて、その瞬間、私は40年を軽々と飛び越えた気がしました。 そう、ダジャレは時を超えます。

          電車で家に帰る途中、アナウンスに、はっと腰を浮かしました。以前住んでいた駅だったのです。 違う違うと思って腰を下ろしたほんの数秒の間に、仕事帰りに立ち寄った居酒屋、子どもと遊んだ公園、通った書店などが思い出されました。 電車が動き出して、飴のように伸びる時の流れを感じました。

          電車で家に帰る途中、アナウンスに、はっと腰を浮かしました。以前住んでいた駅だったのです。 違う違うと思って腰を下ろしたほんの数秒の間に、仕事帰りに立ち寄った居酒屋、子どもと遊んだ公園、通った書店などが思い出されました。 電車が動き出して、飴のように伸びる時の流れを感じました。

          「スキ」23,000回、ありがたや! 最近は文学フリマ関係の人と交流が増えました。

          「スキ」23,000回、ありがたや! 最近は文学フリマ関係の人と交流が増えました。

          世界を創るか、シーンを創るか<小説の書き方>

          ○ 長編は壮大な世界を創る作業です。様々な人物が動き回って事件を起こしていきます。世界観が必要です。 短編は一つか二つのシーンだけに集中して、そこで何が起きているのか、主人公は何を達成するのかを書きます。一点突破です。 だいぶ前に書いた記事ですが、ポイントになりそうな大事な言葉を抜き書きしました。 気になったら、記事を読んでみてください。

          世界を創るか、シーンを創るか<小説の書き方>

          12/1文学フリマ東京⭐️昨日、最後の原稿が共有されて7作品全てが出揃いました。読者に満足いただける内容になると思います。 私の原稿は初校を戻しました。他の作品も校正中、デザイン中などそれぞれに動いていて、一冊の本が出来上がりつつあることに胸が躍ります。

          12/1文学フリマ東京⭐️昨日、最後の原稿が共有されて7作品全てが出揃いました。読者に満足いただける内容になると思います。 私の原稿は初校を戻しました。他の作品も校正中、デザイン中などそれぞれに動いていて、一冊の本が出来上がりつつあることに胸が躍ります。

          Yahoo!ニュースの記事になりました。

          私のポストした記事がYahoo!ニュースに取り上げられました。 取材を受けた『まいどなニュース』の記者さんが、私の気持ちやたくさんの反響をまとめてくれました。 元のポストはこちらです。700人もの方から返信があって、目が回りそうになりました。 こんなにたくさんの反響をいただくとは……。 いろいろと考えたり気づかされたりしたのですが、すべてポストや記事に書かれていますので、よかったらご一読ください。 ※なんと、12/1文学フリマ東京のPRまでしていただきました!!

          Yahoo!ニュースの記事になりました。