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    いいな、と思ったnoteをまとめています。

  • 【連載小説】週末はサーフィンする

    舞台は鎌倉・湘南。 毎週末に七里ヶ浜へサーフィンに来る 都内住みのサラリーマン。 茅ヶ崎に住む女友達のもとへ 定期的に尋ねるOL。 夏に稲村ヶ崎のおじさんの家へ遊びに行くのを 楽しみにしている少年。 夕暮れには毎日必ず海へ出かけ写真を撮る、子育てが終わった主婦。 行くと不思議とゆるやかな空気に包まれる湘南に魅了された人々の、 少しのドラマと日常の物語。 短編連作小説「週末はサーフィンする」

  • 創作大賞、気になる作品

    創作大賞応募作から、個人的に応援したかったり、気になった方の小説やエッセイなど。

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連載小説 | 週末はサーフィンする #1

《あらすじ》 システム会社に勤めて7年目の鹿島友紀。 会社にはなんの不満もないが、自分の人生はこのままでいいのかと考え始めていた矢先、上司から鎌倉・七里ヶ浜へ出張しないかと声をかけられる。 七里ヶ浜のゲーム会社の社長、南田さんはとても魅力的な人物で、趣味のサーフィンを一緒にしないか、と誘われる。 即断即決の南田さんに促されるように、鹿島は毎週末、サーフィンを習いに行くことになる……。 不思議とゆるやかな空気に包まれる湘南に魅了された人々の、少しのドラマと日常の物語。 短編

    • 花筏に出会う

      おひさしぶりです。 最近としましては、いま書いている小説が春をテーマにした女子高生ふたりのお話なのですが、春が終わる前に書き終えられるか不安で仕方ない、そんな日々です。2000字のショートショートのはずが、なぜか5000字にしてまだ序章という… だれかショートショートで良い教本がありましたら教えてください。 という訳で、noteの更新がなかなか出来ないので、代わりに日常の出来事でも記そうと思います。日常というか、仕事の話です。 わたしは本職は映像制作なのですが、最近フォト

      • 次の小説のネタを考えてるんだけど、わたしは場所・舞台から考えるのが一番考えやすいかもしれない。好きな作家さんがわくわくする舞台設定をする人が多いのもある。

        • 昨日アップした「あとがき」があまりに勢いで書いて乱文・感情的になってしまいましたので、冷静になって全部まるっと書き直しました。 読んでもらった方すみません…!

        • 固定された記事

        連載小説 | 週末はサーフィンする #1

        • 花筏に出会う

        • 次の小説のネタを考えてるんだけど、わたしは場所・舞台から考えるのが一番考えやすいかもしれない。好きな作家さんがわくわくする舞台設定をする人が多いのもある。

        • 昨日アップした「あとがき」があまりに勢いで書いて乱文・感情的になってしまいましたので、冷静になって全部まるっと書き直しました。 読んでもらった方すみません…!

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          9本
        • 創作大賞、気になる作品
          9本

        記事

          あとがき | 週末はサーフィンする

           「週末はサーフィンする」を読んでいただきありがとうございました!  書き始めたのは去年の4月。完結までだいぶ遅くなってしまい申し訳ないです……。  私は去年からnoteを拠点に小説を書き始めたのですが、うまく創作と仕事、プライベートのバランスが取れず、なかなか書き上げることが困難でした。まさか1話書くのに1年もかかるとは……。  自分でも驚いてしまい、しっかり執筆の時間を確保しないと小説は書き上げることができないのだな、と当たり前のことに気付かされました。  ということで

          あとがき | 週末はサーフィンする

          連載小説 | 週末はサーフィンする #8 完結

          《あらすじ》 システム会社に勤めて7年目の鹿島友紀。 会社にはなんの不満もないが、自分の人生はこのままでいいのかと考え始めていた矢先、上司から鎌倉・七里ヶ浜へ出張しないかと声をかけられる。 七里ヶ浜のゲーム会社の社長、南田さんはとても魅力的な人物で、趣味のサーフィンを一緒にしないか、と誘われる。 即断即決の南田さんに促されるように、鹿島は毎週末、サーフィンを習いに行くことになる……。 ▼前回の話 「大丈夫そうでしょうか?」  木本さんはパソコンを操作するおれの後ろで、強張

          連載小説 | 週末はサーフィンする #8 完結

          三服文学賞応募しました!

          三服文学賞応募しました! 佐賀県の嬉野温泉の旅館さんが運営する、温泉などがテーマの2000字の短編文学賞です。 温泉を舞台に一度作品を描いてみたいという思いがあって、絶対出したい!と思い、今回応募しました。 5日間、集中して執筆。 しっかり最後まで書きあげ、推敲・校正もでき、はじめて賞へ出せたので自分を褒めてあげたいです。 去年の受賞者の作品はどれも文学として質も文章表現のレベルが高くで、「絶対わたしの書く作風や文章力じゃ賞取れないじゃん!」一度めげたのですが、パートナ

          三服文学賞応募しました!

          「週末はサーフィンする」7話目アップしました! 7話で終わる予定が全然終わらないので、8話になるという汗 最近、一日のスケジュール管理がいい感じで、仕事と作品執筆の両方をバランス良くできるようになってきました。ノート3冊駆使して自己管理してるので、今度そのエッセイも書きたいなと。

          「週末はサーフィンする」7話目アップしました! 7話で終わる予定が全然終わらないので、8話になるという汗 最近、一日のスケジュール管理がいい感じで、仕事と作品執筆の両方をバランス良くできるようになってきました。ノート3冊駆使して自己管理してるので、今度そのエッセイも書きたいなと。

          連載小説 | 週末はサーフィンする #7

          《あらすじ》 システム会社に勤めて7年目の鹿島友紀。 会社にはなんの不満もないが、自分の人生はこのままでいいのかと考え始めていた矢先、上司から鎌倉・七里ヶ浜へ出張しないかと声をかけられる。 七里ヶ浜のゲーム会社の社長、南田さんはとても魅力的な人物で、趣味のサーフィンを一緒にしないか、と誘われる。 即断即決の南田さんに促されるように、鹿島は毎週末、サーフィンを習いに行くことになる……。 ▼前回の話  ひさしぶりに江ノ電に揺られていた。  9月初旬。江ノ電の窓から見える海面は

          連載小説 | 週末はサーフィンする #7

          もう少しで「週末はサーフィンする」が描き終わりそうです。 もっと短い話の予定が予想以上の長さになってしまった……。 「終わらせたくない症候群」が出ていて、ずっと最終話が書けずでしたが、これ終わらなきゃ、次も描きたくない自分もいるので頑張るしかない。 ラストスパート!がんばれ自分!

          もう少しで「週末はサーフィンする」が描き終わりそうです。 もっと短い話の予定が予想以上の長さになってしまった……。 「終わらせたくない症候群」が出ていて、ずっと最終話が書けずでしたが、これ終わらなきゃ、次も描きたくない自分もいるので頑張るしかない。 ラストスパート!がんばれ自分!

          自分で自分の背中を押す

          前回の続きなので、こちらを読んでからが良いかも!⇩ モーニングページを始めて今日で三日目。 三日目にして気づいたのは、「自分は臆病だ」ということ。 私は昔から誰かに背中を押されないと自分の意見が言えないタイプだった。 大学時代の話。 映画ゼミにいたのだけど、最初の授業で「脚本を書いてきて」と宿題を出された。その時に先生が言った一言が「自分の言いたいことを書きなさい」だった。その一言がなければ、私は同性愛の脚本を書けなかった。なんども描き直したし悩んだ。同性愛のこと、バレ

          自分で自分の背中を押す

          思考の言語化能力を鍛える方法

           最近、いろんな箇所からよく目に入ってくるワードが、「手帳」や「日記」「言語化能力」「書くこと」について。  これはたぶん私が無意識下で自分に足りていないことだから、目につくのではないかなと思う。いろんな媒体を通しての見えない何かからのメッセージだと思っている。(急にスピリチュアル)  自分は小説家を目指しているのに、自分の気持ちの言語化があまり出来ていないように思う。出来ていないというより、アウトプットの数が圧倒的に足りていない。(周りのnoterさんと比べて)  小説

          思考の言語化能力を鍛える方法

          書きたいテーマはあるか?

          古い書類を整理していた時のこと。 数年前に自分で書いた文章の中で「物語の発想方法」というタイトルのものを見つけた。 そこには、「まず前提に、物語を最後まで描ききることってなかなか難しいです。それをなるべく避けるために私は、自分の好きなテーマ、深めたいテーマ、今気になってること、など物語を自分ごとのように捉えられる事を前提に物語を作ることを意識しています。」と書いてあった。 そして、「私のテーマはセクシャルマイノリティをどう広く一般の人に受け入れやすく描くかということ、それ

          書きたいテーマはあるか?

          書かなくなった年賀状

           いつからだろう、年賀状を書かなくなったのは。  小学生の時は、何時間もかけてクラスの子ほぼ全員に書いていたっていうのに。  その頃は年賀状が楽しみで仕方なかった。朝早くに聞こえる、郵便ポストに「カタン」と入る音。聞こえた途端、急いでポストへ取りに走る。  だいたいは輪ゴムで止めてあり束で届く。それを1枚づつめくるのが楽しい。お母さん宛の親戚からの年賀状、お父さんの仕事先からの年賀状、そして私宛の年賀状を見つけた時のうれしさったらもう。  絵の上手い友達が手書きで描いた龍のイ

          書かなくなった年賀状

          連載小説 | 週末はサーフィンする #6

          ▼前回の話 「基本はこちらのマニュアルを見てもらえば大丈夫ですが、もし困りごとがあればいつでもご連絡ください」 「了解しました。すみません、こんなに遅くなってしまって」  木元さんは申し訳無さそうに、ちらと壁の時計を見ると、針はもう夜の10時を指そうとしていた。 「いえいえ! 今日でもう最後ですし、構いませんよ」  月曜日、株式会社サンビームにて。  おれの担当したセキュリティシステムの最終確認を今終えたところだ。メガネの若手社員、木元さんとは3ヶ月の割と長い付き合いだっ

          連載小説 | 週末はサーフィンする #6

          ハワイで結婚式を挙げてきました🌴 石造りの風通しの良い教会で、家族一緒に楽しい式となりました。 家族をハワイに連れて行くのが目標だったので準備大変でしたが最高の思い出になりました。かわいい甥っ子たちとハワイで遊べたのも楽しかった♪ 小説も書いていきますのでよろしくお願いします!

          ハワイで結婚式を挙げてきました🌴 石造りの風通しの良い教会で、家族一緒に楽しい式となりました。 家族をハワイに連れて行くのが目標だったので準備大変でしたが最高の思い出になりました。かわいい甥っ子たちとハワイで遊べたのも楽しかった♪ 小説も書いていきますのでよろしくお願いします!