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小説と映画

小説を映画的に構想する。それはひとつの方法だと思うのだが、批判を受ける可能性もある。小説とは言語芸術であり、映画的な展開を優先すると、言語ならではの表現可能性を狭めてしまう、等々。それはそうだと思う。だが、言葉そのものの次元で何かを追求しようとするのは難しいことであり、まずは、映画制作に似た考え方で、出来事が起きる「シーン、場面」という単位性で書き始めるのがやりやすいと思う。つまり、映画の言語版である。

それで、どう書くかだが、映画の言葉で言えば、ショットとモンタージュという二大要素がある。

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日々の経験に反応して書く、というのは僕自身のレッスンなのですが、それが読者の方々にとって「何かを書くこと」の後押しになればと願っています。更新は月3回以上を目標にしています。

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