幾何学と盗まれた前髪

最新のトレンド施設の視察も、わたしの任務の一つだ。
環状の高速道路を走っていると、非常に目立つ建物がある。デザインが斬新で、新たなランドマーク、シンボルとしても注目されている。今からそこに向かうわけだ。
その形状は、斜めに傾いた円錐台が細かくスライスされているようにみえる塔で、円錐の切断された楕円状の断面の上には、紫色の球がけん玉のように乗っかっている。スライスされた各パーツ?各階?はそれぞれが重

もっとみる
ありがとうございます★
2

小林秀雄から考える「悪口」

悪口を言うこと今日も小林秀雄の話で申し訳ない気持ちでいっぱいなのだが、何か評価を下したものについて語るときは、彼の批評精神を大いに参考にさせてもらっている。昨日も紹介した小林秀雄『学生との対話』の中から引用する。

批評というのは、僕の経験では、創作につながります。僕は、悪口を書いたことはありません。少し前には書いたこともありましたけれども、途中から悪口はつまらなくなって、書かなくなった。
悪口と

もっとみる

2021ファジアーノ岡山にフォーカス15 J2:第12節:岡山vs町田(H) 「雰囲気がある町田のサッカー、若手の躍動、33阿部 海大を下げた判断への考察」

1、 前置き怪我の選手及び体調不良の選手が10人出ている岡山。本職の選手の数が、スタメンで足りている内は、まだ戦える。と、信じたい。多くの方が指摘されている通り、本来ネガティブな状況と考えられる現状でこそあるものの、一方で、若手の成長や活躍が目立ち、ポジティブに取れる状況でもある。

中でも35山田 恭也のJ2でのリーグ戦でのプロデビュー。中でも特別な意味を持つ。正直な所、プロとして全く通用しない

もっとみる
スキ有難うございます。今後とも宜しくお願い致します。
3

=LOVE 齊藤なぎさ (なーたん)『現役アイドルちゅ~』と令和のアイドルシーン

初めて聴いたとき僕は感動した。

この曲はもしかしたら「革命」なのではないかと。

すなわちアイドル史を大きく変える「革命」なのではないかと。

知らない人向けにこの曲がどういったものかを初めに紹介しておこうと思う。

この曲は2021年5月12日に発売される=LOVE(以下イコラブ )というアイドルグループの1stアルバム、「全部、内緒。」Type Aに収録される曲だ。

齊藤なぎさちゃんは、こ

もっとみる
うれしいです!ありがとう!
10

流刑囚の映画千夜一夜物語~第26回『交渉人』(’98米)



 私流刑囚がその時々で見た映画を紹介するコーナー。第26回は『交渉人』(’98米)。

本作の5点満点評価は…

コンセプト…2点
カメラワーク…2.5点
ビジュアル…2.5点
脚本…2点総合評価…2.3点 人質事件などで犯人との交渉に当たるネゴシエーターが自分自身に着せられた濡れ衣を晴らすためにビルに立てこもり人質事件を引き起こす、というお話。

 本作が公開されたのは98年だがその前年にも

もっとみる

憧れの本があります【日記#15】

私は読書が趣味だとよく言っているんですが、まだ読んでいない憧れの本のジャンルが2つあります。

一つはエッセイ?というか、日記本です。私がよく聴いているラジオ(内山昂輝のワンクール!)で、紹介されていたので気になっていました。
人の日記を覗き見るのって少し恐れ多くて中々手を出せずにいます。なんか、気軽に読めて幸せになれる日記本ってないですか?もしあったら教えてください。エッセイが未だに何かよくわか

もっとみる
ありがとうございます😊
11

「ぬいぐるみ」について

あの柔らかで温かいさわり心地を愛おしいと思う故に、もう二度と買わないと決めている。
いつか私が忘れてしまったり、生き別れになってしまうことが申し訳ないから。私のせいで、彼らにつらいさびしい思いをもう二度とさせたくないから。

だから、たとえ誰かにぬいぐるみを貰ってしまったとしても、その人に訳を話してお返ししている。

毎日毎日、見ず知らずの他人の意思によって大量生産され、偶然手に取られては忘れ去ら

もっとみる

食思考マラソン(9)春、貴族のスタンプラリー その3 │太田充胤



スタンプラリーも第3回となりました。いよいよ今回、筍を食べます。

さて、前々回の記事を書きながら、あー今年は筍を食べないまま春が終わりそうだ…まあ無理して食べるものでもないし、今年は忙しいし…と諦めていたのもつかの間、根っからの貴族である妻が颯爽と筍を買ってきたのは土曜日の夕方のこと。

突然ですが実は私、今年から職場が変わりまして、仕事量も通勤時間も前職より大きく増えた結果、平日をなんとか

もっとみる

文字の顔

 ある文章について思い出そうとしているのですが、なかなか出てきません。自分にとっては、とても大切な意味を持つ文章なので、書き進めながら、何とか思い出してみます。

 まずは、その文章の前提というか、背景となる話から書きます。

 ヨーロッパのある国に、日本映画、それも 一九三〇年代から五〇年代に撮られた作品が好きでたまらない女性がいました。その女性が、日本からその国の大学に留学して文学を研究してい

もっとみる
ありがとうございます。
87

5/8トークイベント「文芸誌と文芸批評のゆくえ――新人小説月評における《削除》をきっかけに」

在野研究者の荒木優太さんが『文学界』の「新人小説月評」を任期途中で降板したことが一部で話題になり、僕もnoteで記事にしました。

このことについて、さらに議論を深めるため、5月8日、ロフトプラスワンでトークイベントをおこなうことにしました。題して、「文芸誌と文芸批評のゆくえ――新人小説月評における「削除」をきっかけに」DEATH! チケットは以下リンクからお買い求めください。アーカイヴも残る予定

もっとみる