医学情報をどう受け取るか
医学系の本を読んでいたら、HPVワクチンの話に出くわした。一般には子宮頸がんワクチンとして認知されているこのワクチンだが、2020年のある研究によれば、有効率は63%、年間では、子宮頸がんの発症を10万人あたり5人から1人に減らすことができるらしい(青島周一『薬の現象学』)。
パーセンテージに直すと、接種なしで全体の0.00527%が発症し、接種ありだと0.00073%「しか」発症しない。7倍くらい効果が違うわけですが、逆に、発症しなかった人の割合は、100から引くので、未