宇野常寛

宇野常寛 (評論家/「PLANETS」編集長) 連絡先→ wakusei2ndあっとyahoo.co.jp 070-6449-6489 著書に『ゼロ年代の想像力』『リトル・ピープルの時代』 『母性のディストピア』など。

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    • u-note(宇野常寛の個人的なノートブック)

      宇野常寛がこっそりはじめたひとりマガジン。社会時評と文化批評、あと個人的に日々のことを綴ったエッセイを書いていきます。いま書いている本の草稿や没原稿、なども載せていくかもしれません。月4回を目安に更新します。

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    「個人的なノートブック」を再開します。

    突然ですが、個人のノートブック(定期購読マガジン)を再開します。3年ほど前に、実は少しだけやっていたことがあるのだけれど、そのときは手が回らなくて(ウェブマガジン「遅いインターネット」)の立ち上げの時期でした)数ヶ月で閉じちゃいました。でも今回はしっかり続けたいと思っています。 なぜ、このタイミングで再開するのか……というと、書きたくなったからとしか言いようがありません。この4年ほど、僕はどちらかといえば編集者としての仕事ーー「遅いインターネット」「モノノメ」などーーに注力

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      • 言論ポルノとオンラインイベント症候群をどう克服するかーー『論破しない朝ナマ』の成立条件

        「論破しない」番組をはじめます 少し思うところがあり、今月から試験的に社会時評の動画配信番組をはじめようかと考えている(初回は8月18日夜)。これは、将来的には僕だけじゃなくて、他の企業や団体も巻き込んで大規模に展開する新しい言論をつくるための試行錯誤の場、という位置づけだ。自前でしばらくコツコツとやってみて、方法を洗練させた上で拡大していく、ということを考えている。 司会は、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーに個人的にお願いした。これまで、ほとんど政治的な発言をしてこな

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        • 『Gのレコンギスタ』と老成の問題(接触篇)

          「Gレコ」完結に寄せて  富野由悠季監督の最新作『Gのレコンギスタ』の劇場版5部作が、現在公開中の『IV 激闘に叫ぶ愛』と『Ⅴ 死線を越えて』で完結した。テレビシリーズに手を入れた再編集版とは言え、10代のころに富野由悠季の作品に触れたせいで、このような人間になり(15歳でイデに取り込まれる)、このような人生を送ってしまった(ケンカしてテレビをやめて、「お前ちょっと丸くなれよ」と肩ポンポンされる)人間としては、やはりどうしても気になってしまい、先週末に劇場に足を運び両作を連

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          • シン・村上春樹論(仮) #2 | 「壁抜け」的コミットメントの可能性と限界

            はじめに 先月に引き続き、村上春樹について書いていきたい。僕が10年以上前に書いた『リトル・ピープルの時代』の続編のようなものだと思ってもらってもいい。これからしばらく、月末にまとまった量を更新していくつもりだ。今、購読開始すると前回分から読めるようにしておくので、ぜひ購読を検討して欲しい。 ※前回の記事はこちら 「精神的な囲い込み」にあらがう  1995年に完結した『ねじまき鳥クロニクル』から村上春樹は本格的に「コミットメント」へと舵を切ることになる。  村上が小説

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            • 『SPY×FAMILY』と家族(と少年性)の問題

              先日、石岡良治さん、成馬零一さん、Jiniさんの4人で遠藤達哉『SPY×FAMILY』について語る機会があった。 今回はそこで考えたこと、特に家族と少年性の問題について掘り下げてみたい。

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              • いま必要なのは「冷笑しない中道」だーー再び2022年参議院選挙から考える

                再び参院選から考える 前回の記事が予想以上に大きな反響があり、少し戸惑っている。あの記事はこれからゆっくり考えていきたいことの序章、くらいのつもりだったのだけれど、僕と同じような問題意識を持っている人がちゃんといるのだな、と思えるのは大きく励みになった(ありがとうございます!)。 これを受けて、というか先の参議院選挙を受けて、18日には駒崎弘樹、音喜多駿、たかまつななと僕の4人で『カルトとポピュリズムから民主主義を防衛する』というテーマで話す。 この4人は、思想的にも立

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                • 「ゆるやかなニヒリズム」をどう乗り越えるかーー2022年参議院選挙から考える

                  惨劇と祭りのそのあとに このマガジンを立ち上げるときに、社会時評を載せると宣言したのだけれど、これまでほとんど載せたことがなっかったように思う。しかし、今がそのタイミングなのではないかと考えて書くことにした。選挙期間中に元首相が暗殺されるという、とんでもない展開になってしまったこの選挙なのだが、端的に述べればこの国の現状ーーそれも緩やかだが、しかし確実に「詰み」の状態に向かっている現状ーーをきれいに反映したものになったように思う。そして僕は御存知の通り、東京選挙区で乙武洋匡

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                  • 今からでも乙武洋匡を(消去法で)当選させなければいけない3つの理由

                    安倍晋三元首相が暗殺された翌々日に 昨日2022年7月8日に安倍晋三元首相が暗殺された。僕は政治家としての彼をまったく評価しない。むしろこの日本の凋落をもたらした戦犯の一人であると考えているし、長期安定政権にあぐらをかいて数々の不正を行いそれをもみ消してきた人物であることもほぼ間違いないだろう。しかし、それがこのような最期を迎えて良い理由には当然だがまったくならない(もっと長生きして、法の裁きを受けて欲しかったと強く思う)。彼に批判的な人々のごく一部には、いくら政治的に敵対

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                    • シン・村上春樹論(仮) #1 | 村上RADIOと京都マラソン、そして「コミットメント」のゆくえ

                      はじめに このnoteの有料マガジンも、おかげさまでじわじわ購読者が増えてきたので今回からしばらく、頻度的にはあまりこの話題ばかりにならないように、でも毎月楽しみに読めるように、何回かに1回の割合で村上春樹について書いていきたい(初回なので、今回は2回分の分量をまとめて更新する)。以前このマガジンで更新した村上春樹論の続編のようなものだと思ってもらえればいいし、僕が10年以上前に書いた『リトル・ピープルの時代』の続編のようなものだと思ってもらってもいい。 近年の映画『ドラ

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                      • 『ゴールデンカムイ』と「生き残ってしまった新選組」の問題

                         6月前半は、『群像』の新連載(「庭の話」)と、10月に刊行予定の本、そして先月からはじめた「宇野ゼミ」の作業が重なって、さすがににっちもさっちもいかなくなってしまった。そのしわ寄せが、要するにこのnoteのマガジンに寄せられていたのだけど、これから月末までにしっかり帳尻を合わせていく(今週2本、月末に1本更新する予定)ので、見捨てないでいただきたい。  さて、今日は先日完結した『ゴールデンカムイ』について書こうと思う。この作品については、月初の座談会でかなり話したのだけれ

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                        • あなたに染み付いた「ガンダムの匂い」を消させてください(『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』と、改めて考える安彦良和論)

                          『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』をこの日曜日に見て来たので、その雑感を通して安彦良和という作家について改めて考えてみたい。  最初に断っておくがこの『ククルス・ドアンの島』は、それほど優れた作品ではない。たしかに同じ安彦良和による初代『ガンダム』の語り直し(『The origin』)シリーズの中ではもっともCGを用いたモビルスーツの描写がこなれているし、物語も「よくまとまって」はいる。しかし、「それだけ」だ。僕は、ある時代を席巻したアニメーターとしての安彦良和の、

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                          • 『犬王』と彼岸の問題

                             週末に、公開されたばかりの『犬王』を見てきた。今回はそこで考えたことをまとめておこうと思う。最初に言っておくけれど、僕はある作品に「乗る」か「乗らない」かといったゲームには興味がないし、参加するつもりはない。そういうのが好きな人は、単に他のものを読むと良いと思う。 その上で、まずはあくまで僕の興味から湯浅政明という作家のこれまでについて振りかえることからはじめたい。

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                            • 乙武さんのこと

                              (これは、このnoteの有料マガジンで先月公開した記事です。このような社会時評や、さまざまな作品論を中心に月4回ほど更新しています。今回はマガジンの雰囲気を知っていただくために、この記事を特別に期間限定で無料公開します。もし、気に入っていただけたらぜひ、購読をお願いします。購読者が増えたら、新著の草稿の公開なども考えています。) これは、2018年9月18日に乙武洋匡さんが、僕がキャスターを務めていたdTVチャンネルのニュース番組『NewS X』に出演したときの言葉だ。

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                              • 映画『シン・ウルトラマン』を公開日の夜に見て、そして一晩考えたこと

                                公開初日の夜に、『シン・ウルトラマン』を観てきた。既に賛否両論の感想が飛び交っているのだけれど、僕は「世間(僕の嫌いな言葉だ)」で共有されている論点にはそれほど関心がなく、むしろ別のいくつかのことが引っかかっている。詳しいことは週明けの座談会で話すつもりだが、まずは一晩考えたことをシェアして、問題提起としたい。 まず僕は前提として、この『シン・ウルトラマン』の「コンセプト」は「とりあえず」有効に機能していたと考えている。『シン・ゴジラ』の記憶があたらしい観客の多くが、おそら

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                                • 参議院選挙がはじまるその前に「第三極は、なぜ機能しないのか?」を考える

                                  5月3日の憲法記念日に、大阪で憲法についてのパネルディスカッションに登壇してきた。そこでは、憲法9条についてイデオロギッシュに擁護/批判する、といった紋切り型ではなく、日本国憲法の条文そのものが非常に抽象的で大きく解釈に依存したものになっていること、そしてそこにあぐらをかいて、与野党も霞が関も最高裁判所までも、ことごとく事実上の解釈改憲的なアプローチを(9条ではなく、むしろ他の条項に対して)行うことが常態化していることが問題として指摘され、この種の議論としては例外的に有意義だ

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                                  • 渋谷はもはや「谷」ではない

                                    先日、渋谷ヒカリエのオープン10周年記念のトークセッションで司会を務めてきた。テーマは「渋谷」の都市論。特にかつてポップカルチャーの都だった渋谷をどう取り戻すか、ということを議論してきた。これまでとは、少し違った切り口でと東急からオファーがあったので、あえて「渋谷らしい」人は並ばないセッションになったと思う。 さて、このセッションでは僕が渋谷の「これから」を考える上であげたキーワードは「中間性」だった。これは渋谷になにか先鋭的なものを求めている人には、少し嫌な気分になる発言

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