[無料]「声を上げること」と「リンチにかけること」は違う
僕は基本的に「逆張り的なポリティカル・コレクトネス批判」を支持しないようにしている。理由はそれらの多くが、短期的にアテンション・エコノミーに勝利するためのパフォーマンスに過ぎず、長期的な効果を考えられていないからだ。ある作品の表現が不当に「狩られ」ないための闘争では「このように表面的な「叩きやすいもの」への難癖ではなく、実質的に差別や暴力を解消するためにこうした方向で運動しよう」という対話が本当は必要なところを、「ポリコレ」そのものへの保守反動的な批判に加担してしまうことが多