宇野常寛がこっそりはじめたひとりマガジン。社会時評と文化批評、あと個人的に日々のことを綴ったエッセイを書いていきます。いま書いている本の草稿や没原稿、なども載せていく予定。SNS…
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地方は「都会のスローフード好き」のためのテーマパークをつくるよりも「平成」的なライフスタイルを更新するほうが先決なのではないか、という話
ここ数年、僕は都市開発や地方創生に関係する仕事が多い。2019年から参加したMSDと、その中間報告として昨年編集した『2020年のまちづくり』もそうだし、「庭プロジェクト」もそうだ。今月の26日には渋谷ヒカリエで下記のようなイベントも主催することになっている。 さて、その上で今日考えてみたいのは「都市」と階級の問題だ。 たとえば、地方創生について意見を述べるとき僕が一番気をつけているのは、それが「都会のスローフード好きの人の嗜好を押し付ける」ような提案に「ならない」ことだ