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創作大賞2024応募作&いただいた感想まとめ(みくまゆたん企画)
はじめに。〝みくまゆたん企画〟だなんて呼び捨てにしてすみません。
みくまゆたんさんって言うとアイドルプロデュースの炭酸飲料みたいではないですか。だからあえての呼び捨てです。
自分の応募作を振り返ろうよ、というみくまゆたんの呼びかけです。
こちらの企画に参加します。
創作大賞2024には私もいくつか応募しています。
最近また〝おじさんエッセイ〟が読まれていたりするのでさらっとまとめてみたいと思い
最終日まで改稿作業に没頭します。
読みやすくしていた改行も無くして通常モードに戻したいと思います。
#ソウアイの星メンテナンス中 #加筆修正
日記|これこれ!ってやつです。(生理用品レビュー)
テレビ見ない、YouTubeもほとんど見ない、世の中を知らなすぎる私に、友人が素敵なものをおすすめしてくれました。
先日、友人と赤羽に行きました。そこで友人が駅前のドンキホーテに行こうと誘ってくれたのです。
実際はドンキの中を散歩しながら人生について語っていただけなのですが、ときどき、それはそれは唐突に友人が「これいいよ」って、いろんな商品レビューをしてくれました。
その中で一番のおすすめに
〝推し〟の声が出なくなった。
推しの声が出なくなった。
不調が出始めたのは、コロナで世の中が混乱するよりも前だったと思う。
声が出なくなる少し前、推しは肺腺がんを患った。
その時も、ヴォーカリストである彼は、どれだけの不安を抱えただろう。
2019年。わたしの推しバンドは『CROSS』というアルバムを、世界的音楽プロデューサーのスティーブ・リリーホワイトと共同で作った。その間も喉の状態は良くなかった。良くなかったどころか
青少年の夏の読み物におすすめな恋愛小説『ソウアイの星』完結いたしました。小学生から安心してお読みいただけます😚
お付き合いくださった皆様ありがとうございます°・*:.。.☆
夕方には『あとがき』のようなものを出します☺️
(写真:ラストシーンにも登場、井の頭公園音楽堂)
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創作大賞2024 | ソウアイの星⑯(最終話)
《最初から 《前回の話
(二十一)
並んで歩く朔也と健から数歩離れて、わたしは華と歩いていた。
「やっぱり、音楽堂かな」と訊くわたしに「そうだろうね」と華は言った。
時々、じゃれ合いながら歩く前の二人を、わたしたちは「子供みたい」と言いながら眺めた。
「朔也くん、なんか緊張してるね」
わたしの言葉に、華は黙って頷いた。
「集中してるのかもしれないけど、今日の朔也くんには今まで感じたこ
創作大賞2024 | ソウアイの星⑮
《最初から 《前回の話
(二十)
久々に集まったのは、梅雨入りする前の六月だった。朔也のリクエストで、吉祥寺駅から数分の焼き肉店に四人が揃った。
朔也の退院祝いという名目で集まったけれど、手術から半年が経っていたから本人は照れくさいらしく、乾杯の挨拶をしようとする健を制して、朔也自ら話し始めた。
「いいよ、そういうのは。なんか病人みたいじゃん。だけど、ありがとね、色々。皆には本当、感謝し
創作大賞2024 | ソウアイの星⑭
《最初から 《前回の話
(十九)
すぐ横の池でなにかが跳ねた。その音を聞いて、朔也が池を覗き込んだのをきっかけに、わたしたちはようやく互いの視線から離れた。
「人面魚かな」と朔也が言った。
「前に一緒にみた鯉のこと?」
そうそう、と言いながら、朔也は柵に寄りかかって水面を凝視している。
「よく見えないな。暗くて」
「見えなくていいよ。あの人面魚、猿みたいな顔が付いてて怖かったもん」
創作大賞2024 | ソウアイの星⑬
《最初から 《前回の話
(十八)
家を飛び出した。わたしは早足で歩いた。急ぐ理由はない、ただ、動揺から激しく鳴る心臓の音が不快で、それをかき消したかった。
途中から小走りに夜の吉祥寺駅を目指した。駅に着くと、今度はその明るさに怯んで、逃げるように井の頭公園へ向かった。時刻は夜の九時を少し回っていた。
歩きながらポケットからスマートフォンを取り出し、華に電話をかけた。幸い華はすぐに着信に
日記 | これこれ! ってやつです。
Xを見ていたら、no+e公式のタグ紹介で
『#おすすめネイル』というのがありました。
・
わたくしはポリッシュ派です。
気分によってコロコロ色を変えたい。
美容院に務めていた頃は早めに店に行って、その日の服に合わせて毎朝違うネイルを塗ったりしていました。
だけどポリッシュは、速乾と言えどもジェルと違って寄れたり欠けたり。なかなか気疲れします。
そんな折出会ってしまったのがこちら。
ポリ
創作大賞2024 | ソウアイの星⑫
《最初から 《前回の話
(十六)
朔也が退院するまでの二日間、わたしたちは何度もメッセージを送りあった。
数年ぶりのこの頻繁なやり取りは、出会った頃に戻ったようで恥ずかしくもあり、懐かしい感覚を呼び起こした。
この間、朔也もわたしも、友人としての距離感を大切にしながら接した。ルナも落ち着いていて、必要以上に朔也に話しかけることもなかった。穏やかな二日間だった。
術後の痛みはほとんど無
掌編小説 | クラリネット
見てるよねえ。やっぱり。ほら、見てる。目が合うもの。嫌だあ。あなたの目って。血走っていて。今すぐにでも目薬を差したくなっちゃうよお? わたし。
子どもの目。そう、子どもの目を思い出して。濁りのない薄く青みがかった白目。大きな黒目は艶々光って、嘘みたいに澄んでいる。どうせなら、そういう目にみつめられたいねえ。だけど、その悲しげな眼差しは捨てがたいなあ。なんとも言えない悲壮感がある。繊細な人なのか