君といると起きる怪奇現象3/3

警察は調査を諦めた…俺はこの時絶望した T「もしかして俺って本当に架空の彼女作って生活していたのかな?…いやいや、確実にCは実在する人物だ!亡くなってもいない」 T「警察ですら見つけられないくらいかくれんぼがうまかっただけだ…」 T「わかった!C〜降参だ!降参!俺の負けだよだから、だ…

君といると起こる怪奇現象2/3

イルミネーションを見ているのだろうなと思ったがどこを探してもいなかったのだ。そこでこんな事が起きてしまうなんて… 警察「あのーそこのお兄さん!すいません」 T「は、はい?自分なんかしました?」 警察「いえ、そう言うわけではないのですがそのおんぶしている女性の方は彼女さんですか?」 …

【ホラー短編】六〇六号室(6/7)

<1/7 2/7 3/7 4/7 5/7 6/7 7/7> 6/7 ずるずると床を這いずるような音がやってくる。  廊下から女が姿を現した。うつ伏せに床を這っている。鉄格子の前まで来ると、女は血の気ない灰色の顔を上げた。  永久は鉄格子に張り付いた。その女は両足を切断されていて、血を流し続けていた。永久…

わたしって、キレイ?

ケタケタ、ケタケタ、と、深夜3時にアパートのドアが鳴る。僕は今か今かと待ち侘びて、毎日なのに子供のように、待ち侘びて。クリスマスを迎える純粋な子供よりも幼気に、冷たい世間と向き合う社会人だなんて無視をして、僕は、ゆっくり身体を動かしながら、今日もアパートの玄関ドアを開ける。すると…

悪いのは誰?

ここはどこですか?と、わたしは仕事帰りの路上で、知らない誰かに尋ねました。知らないその男の人は、妙に自信過剰で、劣等感を抱えているのに内面と向き合わず、外面だけをよくして尚、不安げに周囲を伺うような人でした。わたしはがっかりしながらも、「ここはどこですか?」と、もう一度男の人に尋…

メンヘラアカウントになるのか創作アカウントになるのかわからなくて困ってる

短編連作『わたしとわたし』②※残酷描写あり、一話完結

 イリジウム研磨の仕事を終えて、くたくたになって帰途についた。体が芯から疲れていて、硬めの寒天になってしまったように、胸の中央がぐっと凹むような感覚を覚えた。手足は重だるく、まるで海水浴場の浅瀬で海藻が絡み付いているみたいに、もうこれ以上一歩も進めないように思われた。けれど帰らな…

短編連作『わたしとわたし』①※残酷描写あり、一話完結

 わたしが自殺してしまったらしいとわたしが知ったのは、時計の針が午後九時を回ったところだった。わたしは連日、夜遅くまで家業の針仕事をしなければならなかったから、その日も、眠い目をしばたたかせて、懸命に針を動かしていた。糸目を数え続ける。一万七十九、一万八十、一万八十一……銀色の針…

【ホラー短編】六〇六号室(5/7)

<1/7 2/7 3/7 4/7 5/7 6/7 7/7> 5/7 ある日にちに赤ペンで丸印が書かれ、時間が書き込まれている。  日与はそれを凝視した。三日前。この棟で二件目の神隠し事件が起きた日だ。時間は夕方四時。永久から伝えられた、失業者が子連れの女を最後に見た時間帯だ。  日与は真剣な表情になり、…

駆除

僕は、駆除されてしまった。胸に穴が2つ空いた。すぐには何が起こったか分からなかった。あまりにも突然に。あまりにも暴力的に。時の流れが寸断されたものだから。 それでも僕は、駆除されてしまった。駆除されたことは、事実のようだった。僕は衝撃を受けた瞬間、空を見て、青すぎる空が広がるその…