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小説専門の拡散マガジンです。 小説家を目指す人におススメ。 エッセイ、日記、コラム、小説に関する記事を載録しています。 小説家を目指してる人は、気軽に声をかけてみて下さい。
水瀬 文祐
ジャンル問わず、全短編をまとめたものです。 更新は不定期。小説を読みたい方はぜひ読んでみてください。
■note10周年を記念した、特別小説を「10」という数字、それから「note」という言葉をキーワードに、10周年を記念した小説を書きました。 ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思っておりますので、いいな、と思った方はマガジン追加やシェアなど、拡散にご協力いただければ幸いです。 私はまだまだ初めて日も浅い若輩者ですが、10周年を祝いたい気持ちはベテランの方々と同じですので、公式の方からイベントやアクションがあるのを待つだけでなく、noterが持ち上げるように10周年を祝えた
エリス・如月は殺すな。生け捕りにしろ。 教官は命令の最後にそう付け加えた。それを聞いて教官の教えに人一倍素直に従ってきたグレンは初めて疑問を抱いた。 エリス・如月は世界を混沌に陥れ、破壊と死の風をもたらした魔女だとされている。ならば、これ以上世界に悪を成さないように速やかなる死を与えるべきでは。万一仕損じでもしたら、厄介なことになる。グレンは正直者だったために挙手をし、その旨を教官に直接ぶつけた。 教官は火のように顔を赤くして、グレンの頬を激しく打った。「愚か者が。貴
「聖者の揺り籠」は、想定よりも長くなりそうなので、前後編に分けて投稿します。前編は明日投稿予定です。後編は明日以降投稿しますので、よろしくお願いします。
現在「天使の隠れ家」の続編を執筆中ですが、今日明日にアップすることは難しいかもしれないので、予告だけさせていただきます。 タイトルは「聖者の揺り籠」の予定です。
■マガジン追加に感謝を!あやのん様の「なんかスキ」に「ゆうぐれあさひ」を追加していただきました! あやのん様ありがとうございます。 山門様の「今、このnoterが面白い」には「群青の日陰」を追加していただきました! 山門様、いつもマガジン登録ありがとうございます。 ■登録していただいた作品はこちら どちらの作品も作者が気に入っている作品なので、喜びもひとしおです。お二方、本当にありがとうございます! ■ちょっとした裏話先日アップした「ぜい肉くん」ですが、この話は私が
男は旅人だった。旅の目的がなんだったのか忘れるぐらい、彼は旅をした。もはや旅をすることそのものが目的のようなものだった。 男は山脈を越え、大平原を越え、深い密林を越えて、砂漠地方へやってきた。そこには「蜃気楼の街」と呼ばれる街があると聞いたからだ。 「蜃気楼の街」は、夜の内には街が存在するのだが、朝になると何もかもが幻のように消えていて、甘い旅の夢に誘われた旅人たちを砂漠のど真ん中に放り出して消えてしまうことから、半ばこうした過酷な地方にはつきものの怪談話のようになって
緑のフェンスをよじ登り、くるりと反対側に回ると飛び降りた。 こんなことならスカートじゃなくてジーンズで来るのだった、とアオイは後悔しながらも、再びアスファルトを蹴って駆け出す。ピンク色の女物の鞄を抱えた男が角を曲がってビルの影に姿を隠そうとしている。 「アオイ、『ツクヨミ』の気配は」 イヤホンから流れてくる若い男の声に、アオイは目を瞑って俯き、やがて顔を上げて目を開き「ない。邪魔の心配はない」と短く答える。 「大丈夫か、アオイ。見失うと厄介だぞ」 心配性なイヤホンの男
まず驚いたのが、我が家のドアチャイムが鳴ったということだ。思わずぜい肉だらけの体を揺すって扉の方を見てしまった。 そのときわたしは廉価なメーカーのカップ焼きそばを啜っているところで、部屋着のグレーの上下スウェット姿の上、仕事終わりなので当然ノーメイクだった。一見すると仏像が鎮座して焼きそばを食べているように見えなくもない、と我ながら笑ったこともある。 誰だ、と一呼吸置いて考えて、もう一度焼きそばを啜った。 某放送局の集金、は撃退しきれず、先日支払う契約をさせられてしま
今日は更新お休みです。140字小説の改稿をしている余裕もありませんでした。小説の更新はまた後日。申し訳ありません。
■まえがき通常の更新は本日はお休みさせていただきます。 なにぶんばたばたとしてしまっていたもので。 代わりに再びXにあげていた140字小説の補足版をアップしたいと思います。 ■本編 私は読者のために物語を書いていた。 それが至上の喜びであると信じていた。だが、彼女は私のそんな理想を惰弱なものとして非難し、私から読者を奪った。即ち、私を牢に捕らえ、私が書いたものを世に出さないようになさしめたのだ。無数の読者の一人一人から読む権利を奪うことは不可能だが、それを提供する私を捕ら
夕方になると、夕日を見に行きます。 何を当たり前な、となるかもしれませんが、わたしの夕日は晴れ空でも雨空でも見ることができるのです。もやもやしたときには、夕日を見るに限ります。 もやもやしているのは、職場のゲーテさんのせいです。 わたしは都内の駅前にある、こじんまりとした書店で働いています。ショッピングビルがにょきにょきと竹のように林立する中にあって、竹になり損なった筍のように小さな店です。そこには正社員が二人いて、一人が「ゲーテさん」とわたしが勝手に心の中で呼んでい
■人形と私今回の読書記録は「人形たちの白昼夢」(著:千早茜)ということで、人形をテーマにしたエッセイを一つ。 私は子どもの頃、一般的に人形と認知されている、フランス人形やリカちゃん人形とは縁遠かったものの、小さなゴム人形とは密接な関りがありました。 私が集めていたものというよりは、兄が集めていたものをそのままもらい受けた形になるのですが、聖闘士星矢やキン肉マン、ドラゴンボール、ガンダムなどのゴム人形が大量にあったので、遊ぶのに困りませんでした。 幼い頃はこのゴム人形を使
■通常の更新はお休みです昨日から風邪をひいてしまい、発熱のため小説を考えることができませんでした。 かといって何も更新しないのでは、と思いまして、以前X(旧Twitter)にアップしていた140字小説をかさましして、アレンジしたものを掲載して、更新に代えさせていただきたいと思います。 熱で思考力がなくなる前に、早速本題に。 ■本編 街が世界のすべてだと、私は思っていた。 なぜなら、街は高い壁に囲まれ、その外に人が出ることは許されていないからだ。 人が外に出るとき、それ
砂塵の向こうに霞む街が見える。 男は立ち止まっているとずぶずぶとブーツが沈んでいく流砂の流れに抗うようにして、一歩一歩街の方へと向かって行く。 (また蜃気楼じゃないだろうな) 空を見上げると、太陽すらも砂塵に翳っている。そこに雲がかかっているものだから、正午近い時間だというのに、辺りは夕刻のように薄暗かった。 以前こんな天候の中街を見つけたとき、遠くから見えた街は砂塵の黒と茶色の色彩の中にあっても、彩り豊かな街並みに見えたのだが、近づいてみて男は愕然とした。街は砂に埋
■まえがき今回は1月に公開した「重ね夢」の再録になります。 こちらの作品は私も気に入っている作品で、書き慣れない時代物の割にはよく書けたかなあと思っています。 フォロワーさんの中でもこちらを好きな作品に挙げてくださる方がいたりして、最初の頃の作品だけに嬉しかったりします。 初期の頃だけに、きっとまだ読んだことがない方もいらっしゃるだろうなと思いまして、今回再録でアップさせていただきました。 繰り返される悪夢の中に堕とされた経験はおありですか? もしおありの方がいらっしゃれ
ナルミは街の失せ物管理事務所で働いている。 週四日勤務。時間は八時から十六時まで。土日休み。福利厚生は充実しているし、有給休暇もとりやすい。業務内容も失せ物のデータ管理の他は来所者や電話の応対くらいで、難しいことはなかった。 彼女は会社説明会で目にした、住宅メーカーの華やかな女性営業に憧れて、第一志望をその住宅メーカーにしていたのだが、面接であえなく不合格となった。その後も受ける会社受ける会社に不合格の烙印を押され続け、学校の就職担当者が「君にはここしかないと思う」と言