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シリーズ【ふせんをはりたい、ことばたち。】 #8 「だれも勝てるとは思わないほうがいい。」 マンガ『やさしく、つよく、おもしろく。』より (ながしまひろみさん著) 糸井重里さんのことばより
私は常に、せわしなく何かを頭の中で考えているほうで、 (常に哲学しているもので…とか言いたいところですが、 心配したり後悔したり、不安を感じたり…といったことの方が多いです。あーあ。) 時々、 「しまった、また脳内疲れてるわー。ぼーっとしなきゃ!」 とか思ったりしています。 でも、あまり上手くできた試しがないのですが…。 そして、今回ご紹介するのは、そんな私が強く憧れを抱いたことばです。 ながしまひろみさんのマンガ 『やさしく、つよく、おもしろく。』 の中に載ってい
シリーズ【ふせんをはりたい、ことばたち。】 #7「待ち合わせた場所で当てもなく 虹を眺めていれば」シングライクトーキング『It's City Life』の歌詞より
1988年デビューの、シングライクトーキング。 昨年、35周年を迎えました。 佐藤竹善さん、藤田千章さん、西村智彦さんの、スリーピースバンドです。 ジャンルは最近では「シティ・ポップ」といわれることもありますが、ロックやソウル、ファンクなど、幅広い音楽性と実力を持つ、素晴らしいバンドです。 毎日の仕事で多くの悩みを抱え、へとへとになっていた時期。通勤時間も長く、電車の中でも仕事、家に帰っても持ち帰り仕事…! 理不尽なことも多く、自分の経験不足もあり、精神的にも肉体的に
シリーズ 【ふせんをはりたい、ことばたち。】 #6 「お母さんが幸せじゃないと、子供は幸せにはなれません」児童精神科医・佐々木正美先生のセミナーより
(シリーズのマガジンはこちらです) もうずいぶん昔のことですが、児童精神科医である佐々木正美先生のセミナー(講演会)に通っていたことがあります。 「佐々木セミナー」はとても人気で、コンサートなども行われるような大きなホールで毎回開かれていました。 薄暗いホールには、仕事帰りの保育関係者の方々がノートを片手に集まっていて、私もその中の一人でした。 当時とてもお忙しかった佐々木先生は、多くの場合舞台袖からではなく、客席後方のドアからさっと入ってきました。 スーツ姿に重そうな
シリーズ【ふせんをはりたい、ことばたち。】 #4 「先生に〜して“頂く”とは、言わないほうが良いと思います。子供は親と教師で、一緒に育てていくものですから。」 娘の小学校の先生のことばより
シリーズのアーカイブはこちらです。 娘が小学生の頃。 色々なことがあり、いったいどうしたら良いの?と、 暗闇の中を、手探りで歩いているような時期がありました。 そんなとき、小学校の非常勤の先生とお話しをする機会がありました。 その先生はもう引退され、若い先生方へのアドバイザーのような形で来られている方でした。 とても深みのある声が印象的な、少し風変りな初老の男性で、何度かたまたま顔を合わせていました。 その日もしばらく、娘のことを話したりしていたのですが、 私が「先
シリーズ【ふせんをはりたい、ことばたち。】 #3 「でも、それを待つときの楽しさだけはまちがいなく自分のものですもの。」(モンゴメリ「赤毛のアン」より)
(過去の記事はこちらです) 「あのね、マリラ、何かを楽しみにして待つということが、そのうれしいことの半分にあたるのよ」 世界中で読み継がれている、モンゴメリの「赤毛のアン」。カナダの美しいプリンスエドワード島を舞台にした物語です。 孤児院から中年の兄妹(マシュウとマリラ)のもとに、手違いで引き取られることになった、12歳の少女アン。 感受性豊かなアンは、周囲の様々な物事にその感性を大きく開いていきます。 夢見る少女のフワフワした物語だと思われがちな、赤毛のアン。 読ん
シリーズ【ふせんをはりたい、ことばたち。】#2 『とにもかくにも、強烈に望むことである。』 —佐藤さとるさん(児童文学作家)のことばより—
【ふせんをはりたい、ことばたち。】 シリーズ第2回目です。 第1回目はこちらになります。 そして今回ご紹介するのは、こちらの物語の作者のことばです。 『だれも知らない小さな国』 1959年に誕生し今も愛され続けている、コロボックルと呼ばれる小人の物語で、日本で初めての本格的ファンタジーの傑作です。 作者は、佐藤さとるさん。 2017年に88歳で亡くなるまで、数多くの素晴らしい作品を作られました。 コロボックル物語はフワフワした夢物語ではありません。とにかくリアリテ
シリーズ【ふせんをはりたい、ことばたち。】 ♯1 『過去や未来に期待するのではなくて、目の前の現在を工夫して楽しむほうがいい。』 -濱口秀司さんのことばより-
人生にはふいに「心に留めておきたい言葉」が現れることがあります。きっと私だけじゃないはず。 でも、あんなに感銘をうけたはずなのに、けつっこう忘れちゃったりもする…。やっぱり人は、忘れる生き物ですね。 有名無名は関係なく、自分にとって絶妙なタイミングで、色々な角度からさっと差し出される言葉たち。 忘れたくないし、ときどきは引っぱり出したい!と思ったので、シリーズにしてみることにしました。 第1回目の言葉はこちら。 私は「ほぼ日5年手帳」(5年間分の日記が一冊になってい