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SFファンタジー詩「流星ロボット」 第1話

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プロローグ「あるロボットたちの話し」

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夜空の星を眺めながら 一匹の犬が 遠吠えを上げていた

「ウォーーーン ウォーーーン クーンクーン」

その声は 廃墟の都市に 寂しそうに響いていた・・・


犬は もう何千年も 

この星を捨てて 去っていった 主を想って

遠い夜空を 見あげて鳴いていた・・・


そして 鳴き疲れると

いつものように 特殊合金の瞼を閉じて

眠りについた・・・

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ある夜の事 巨大な宇宙船が 夜空に現れた

犬は 主が迎えに来たものと思い

立ち上がると 尻尾を ちぎれるほどに ふって喜んだ


そして 犬は電子パルスで 宇宙船に

通信を 試みたが・・・


宇宙船は 生命反応なしと 

この廃墟の星から 遠ざかっていった・・・


それを見た犬は 首をうなだれながら

首に繋がれた 重い鎖を引きずって

何時もの寝床に 戻って行った・・・


それからまた 幾千万夜が過ぎただろうか


ある夜の事 空を見上げると

犬の頭上を 眩しい光と共に 流れ星がはしった・・・

それとともに 犬の周りの 

廃墟のビルが崩れて 辺りは砂塵に包まれた・・・


そして煙が 風に流されると

そこには 小さな宇宙船が横たわっていた・・・


犬は警戒して 特殊合金の両耳を ピンと立てて身構えた

すると宇宙船のドアが開き 

「クソッ コノ オンボロ ロケットメ」

と文句を言いながら 1人のロボットが現れた


ロボットの男は 

辺りを見回し 犬を見つけると言った

「オヤ コンナ ハイキョノ ホシニ イヌガイルゾ

フーン ドウヤラ オマエモ アルジニ ステラレタヨウダナ・・・」 

と言って 

腰の拳銃を抜くと 犬の鎖を 一瞬で溶かした


そしてロボットは 犬に向かって言った 

「ドウダイ オレト オマエハ ナカマドオシ 

オレトイッショニ コナイカ?」と・・・


小さな宇宙船は 

心を持った ロボット犬と 

心を持った 人型ロボットをのせて 

少しの白い煙を残して

夜空に 消えて行った・・・


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この作品は、第2話から有料作品に成ります。
しかし、投げ銭方式ですので無料で読むことが出来ます。
まずは、作品を楽しみ味わって頂きたいと思います。

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SFファンタジー詩「流星ロボット」   第1話

プロローグ「あるロボットたちの話し」

終り

コメント 2020-07-15 154257

2020.10.15 

10.16改題 「詩・流れ星とロボット あるロボットの話し」~「SFファンタジー詩・流れ星とロボット あるロボットたちの話し」

10.17加筆 

12.24「SFファンタジー詩・流れ星とロボット あるロボットたちの話し」~「SFファンタジー詩・流星ロボット あるロボットたちの話し」へと改題 と「鋼鉄の瞼を閉じて」~「特殊合金の瞼を閉じて」に修正

12.28鋼鉄の耳を~特殊合金の両耳を、に修正  12.29加筆

12.30.0時5分説明文一部修正 2021.8.9修正加筆

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