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体は剣で出来ている 血潮は鉄で心は硝子 幾たびの戦場を越えて不敗 ただ一度の敗走もなく…

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体は剣で出来ている 血潮は鉄で心は硝子 幾たびの戦場を越えて不敗 ただ一度の敗走もなく ただ一度の勝利もなし 担い手はここに独り 剣の丘で鉄を鍛つ ならば我が生涯に意味は不要ず この体は無限の剣で出来ていた

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なぜ、「サザエさん」は劇場版が制作されないのか?

皆さんは、海外ドラマとか見るタイプですか? 私はまぁまぁ見る方なんだが、米国の海外ドラマは 「1話完結がベースだが、それとは別に幹となる大きなストーリーがあり、それがシーズンをまたいで続いていく」 という形態が多い。 このてのやつは、「CSI」「ER」など長寿シリーズの王道である。 また、1話完結の形態をとらない「ゲームオブスローンズ」「ウォーキングデッド」「LOST」のような形態もあるにせよ、基本、こういう連続系は局がリスキーな企画だとして、二の足を踏みがちなんだそうだ。

    • 「地獄少女」閻魔あいは、なぜ藁人形を渡すのか?

      今回は、「地獄少女」について書いてみたい。 このシリーズの初回放送は、2005年。 ほぼ同じぐらいの時期に、深夜ドラマ「トリハダ」というのも地味に人気があったよね。 一応どちらもホラーなんだが、幽霊よりも人間の方がよっぽど怖い、というテーマが共通している。 微妙に、人間不信になりそうなホラー。 なぜ、こんなタチの悪いものが流行り始めたのかというと、やはりネットの浸透が大きかったと思う。 その頃に「2ちゃんねる」が爆発的人気となったところまではよかったんだけど、そこで我々が目に

      • 「ひぐらしのなく頃に」ここから鬱がエンタメになった

        今回は、アニメ「ひぐらしのなく頃に」について書いてみたい。 2020年には「業」、2021年には「卒」という新編が制作されたが、私の中で「ひぐらし」といえば2006年、2007年の原典である。 これを初めて見た時の衝撃は凄かったな~。 えっ、こんなの地上波で放送していいの?と思ったもん。 実際、このアニメの影響だったかはともかく、これの内容と酷似した殺人がどこかで本当に起きたらしく、一部の放送局が「ひぐらし」放送を自粛したらしいね。 怖い怖い・・。 思えば、これが放送された

        • 「名探偵コナン」メインヒロイン、不人気の理由を考察する

          今回は、「名探偵コナン」について書きたい。 私は「コナン」ファンではあるが、最近はアニメオリジナル回のクオリティが落ちてるようにも思えて、原作準拠回のみをピックアップして見るようにしている。 すると半分以上がアニオリだから、驚くほど見る回が減っちゃうんだよね。 というか、ここの制作スタッフは「コナン」みたいなミステリーのアニオリをあれほど大量に作るって、めっちゃ大変なんじゃない? 一般的なアニメならまだしも、ミステリーは事件のトリックをイチから考案しなくちゃならんのでしょ?

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          実写ドラマ⇔アニメの壁の崩壊を感じさせた4作品

          近年の傾向として、映画・テレビドラマなど実写畑の脚本家がアニメに参入してくる傾向が見える。 まず、その前に「脚本家」というのはやや知名度が怪しいので、某サイトの集計した【有名な脚本家人気ランキング】をここで示しておきたい。 有名な脚本家人気ランキング2024年版【1位】 三谷幸喜 【2位】 宮藤官九郎 【3位】 バカリズム 【4位】 北川悦吏子 【5位】 坂元裕二 【6位】 古沢良太 【7位】 福田靖 【8位】 岡田惠和 【9位】 野木亜紀子 【10位】 八津弘幸 なるほ

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          「冴えない彼女の育てかた」なぜ加藤恵に破壊力があるのか?

          世の中には、「アニメが苦手」という人が一定数いるものである。 私の知り合いの中にもそういう人がいるんだが、よくよく話を聞いてみるとどうやらアニメならではキャラクター属性に嫌悪感があるっぽい。 それって一体何なのかというと、最も分かりやすいところでいえばツンデレだったりするわけよ。 アニメファンの私からすれば「そんな基礎的な部分でつまずかれても・・」と思うところなんだが、知人いわく「現実には、あんな人間おらんやろ?」ということらしい。 なるほど。 ちなみにだけど、「ツンデレ」と

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          かつて石原立也監督が犯した、ふたつの失敗

          「響け!ユーフォニアム3」が絶賛放送中である。 例の事件以来、やはりというべきか、京アニは寡作な会社になってしまった。 もともと、量産するよりはひとつひとつ丁寧に作っていくタイプだったが、その傾向がより顕著になった感じ。 正直いうと、主力の山田尚子さんが離れたこともあり、少し心配している。 そうはいっても、この会社は石原立也監督がいる限り、大きく崩れることはないんだろうけどね。 思えば京アニ作品の監督は、石原さんが務めることが多い。 その作品群をざっと挙げると、 ・涼宮ハル

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          ラムちゃんが、諸星あたるに愛想をつかさない理由

          特に見ようと思って意識してるわけでもないのに、「ついつい見ちゃう」という妙に吸引力あるアニメがひとつある。 私にとって、それが「うる星やつら」だ。 これ面白いか?と聞かれれば、う~ん、どうだろう? あまり面白いか面白くないかは問題じゃなく、ただラムちゃんが見たいのだ。 改めて思うが、ラムちゃんの魅力は凄い! そのビジュアルというより、その性格が異様なほど魅力的である。 彼女の性格のマイナスポイントとして「嫉妬深い」というのがあるが、でも不思議なことに、彼女には「重い女」という

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          「魔法少女まどか☆マギカ」は、なぜこれほど評価が高いのか?

          今回は、「魔法少女まどか☆マギカ」について書いてみたい。 まぁ、これは言わずと知れた名作。 アニメファンなら、見てない人の方が少ないだろう。 新房昭之+虚淵玄+梶浦由記の化学反応。 おそらく、この作品の発想の出発点は意外と単純なもので、 「魔法少女と魔女って、どこがどう違うの?」 というものだったと思う。 まず、ひとつのイメージとして、魔法少女というのは「セーラームーン」や「プリキュア」に代表されるように、正義の執行、および救済を目的とした天使のような存在である。 「少女」と

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          アニメによって、東京の求心力は落ちてしまった

          「ゆるキャン△」って、3期から制作会社が替わったんだね。 1期・2期・劇場版までがC-Stationで、3期からエイトビット。 会社の格としてはエイトビットの方が上だと思うので、「ゆるキャン△」的には出世ということになるの? というか、このシリーズは劇場版がなでしこらが社会人になった姿を描いて実質最終回みたいな感じだったことを思えば、C-Station的にはあれでケリをつけた感じだったんだろう。 だけど商業的には「まだまだいける!」と考えるオトナたちもいるわけで、そこにうまい

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          「CLANNAD」は、世界遺産指定されるべきアニメかもね

          今回は、天才・麻枝准について書きたいと思う。 ゲーム好きの多くは、麻枝さんのことをよ~く知ってると思う。 なんせ、あのKeyを設立した人だから。 Keyというのはゲーム会社「ビジュアルアーツ」の中にある美少女ゲームの有名ブランドで、ざっと代表作を挙げるなら ・CLANNAD ・Air ・Kanon ・リトルバスターズ といったところだろうか。 私自身は美少女ゲームをやらない人だが、それでもこれらをよく知ってるのは、全てがアニメ化されてるからである。 特に「Air」と「CLAN

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          まず最初は、「東のエデン」から入るべきだと思う

          皆さんは、「トレンディドラマ」という言葉を覚えているだろうか? これは80~90年代のバブル期、フジテレビやTBSで放送されてたテレビドラマのことを指し、その代表的なところをざっと挙げるなら、 ・男女7人夏物語(1986年) ・抱きしめたい!(1988年) ・同・級・生(1989年) ・東京ラブストーリー(1991年) ・101回目のプロポーズ(1991年) ・愛という名のもとに(1992年) ・あすなろ白書(1993年) ・ロングバケーション(1996年) などが有名か

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          日本アニメ界における、3大女性作家は?

          表題の通り、「日本アニメ界における3大女性作家は?」は問いに対して、皆さんならどう答える? 私なら、もう答えは決まっている 【岡田磨里】1976年生まれ47歳 ・「あの日見た花の名前を、僕達はまだ知らない」脚本 ・「とらドラ!」脚本 ・「花咲くいろは」脚本 ・「さよならの朝に約束の花をかざろう」監督 【いしづかあつこ】1981年生まれ42歳 ・「宇宙よりも遠い場所」監督 ・「ノーゲームノーライフ」監督 ・「さくら荘のペットな彼女」監督 ・「ハナヤマタ」監督 【山田尚子】

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          サルにも分かる「物語」シリーズ入門

          今回は、アニメ「物語」シリーズについて書こうと思う。 これ、好きなんだよね~。 新房昭之といえば「魔法少女まどかマギカ」を代表作と考える人も多いだろうが、私は「物語」シリーズの方こそ代表作だと思う。 「まどかマギカ」は、どっちかというと虚淵玄の作品だと思うし。 もちろん「物語」シリーズの制作会社はシャフトであり、きっと皆さんの中でも【シャフト=新房監督】というイメージがあるんじゃないの? 事実、シャフト作品における新房比率は異様なほど高い。 いい例が「シャフ度」さ。 これ、

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          「空白の100年」の謎が気になってしようがない、「ワンピース」

          今回は、「ワンピース」エッグヘッド編について書きたい。 「ワンピース」はめっちゃ長かった「ワノ国編」が昨年ようやく終わって、新たに始まったのが「エッグヘッド編」である。 この新章、かなり異色だと思う。 通常、「ワンピース」の各章は展開のパターンが決まっていて、 ①麦わらの一味、島に上陸 ②麦わらの一味、島を巣食う巨悪の存在を知る ③悪の組織の幹部(新キャラたち)と闘い、苦戦する ④ルフィがラスボスに挑み、複数回負ける ⑤地元のレジスタンス勢力と手を組み、最終決戦に臨む ⑥苦

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          サイエンスフィクションとしての「けものフレンズ」を考察する

          今回は、「けものフレンズ」について書いてみたい。 この作品はもはや伝説級ゆえ(色々な意味で)、ほとんどのアニメファンがこれを見てると思う。 2017年の作品だから、あれからもう7年も経つのか・・。 元々はゲーム原作モノらしいけど、アニメとしてはたつき監督のオリジナル設定だったっぽい。 実に秀逸な世界観。 けも耳美少女というのはアニメでもゲームでも普通に存在するものであり、その成り立ちについて誰もいちいち考えたりしなかったからね。 でも「けものフレンズ」はその成り立ちについて、

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