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小説や詩とか

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小説や詩とを入れてあります。ご自由にお読みください。
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記事一覧

【モコモコ怪獣は今日もモコしてる。】5食目「冷たいご飯の方程式」

ここは宇宙船の中。 宇宙船の乗員はひとりだけ。 ちなみにパイロットではない。 パイロットも…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)第10次戦闘

「回収されるからですよ」 ザリンがはじめて口を開き、会話に加わった。 すでに彼女はきれいな…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)第9次戦闘。

ザリンタージュのエイリアスは、サナック・スペサラキ大尉に案内されて、惑星バルフの巨大な地…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)第8次戦闘

これまでのあらすじ::主人公たちは敵シズ共同体の第2派攻撃を撃破した。しかし同時攻撃によ…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)第7次戦闘

“ブルワーク”「着弾!」最初の一発が命中し始める。 漆黒の宇宙空間に全波長スペクトルの電…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)第6次戦闘

ザリンが人工惑星の奥宮で使徒に選ばれたとき、ザリンは試練を受けたのだが、その時には試練の…

moko a moko
1年前
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【モコモコ怪獣は今日もモコしてる。】4食目「想像力は最高のスパイスである」

学校では噂になっている。 超能力者の臓器を移植されたらどうなるか? そんなトピック。 いわく、臓器の持ち主の記憶が乗り移るとか、あるいは超能力は臓器に依存するので、超能力者になる、とか。 超能力臓器の持ち主になるのは難しい。死ぬリスクが高いのだという。 しかしすでに超能力者から臓器を奪って、自分に移植するのなら話は別だ。 それは安全にできる。 今ある財力と権力をさらに強化するために、一部の者が禁断の果実に手を出したのだ。 どこかの雑誌社がそんなスクープ記事を出した。 とうと

【もこもこ怪獣は今日もモコしてる。】3食目。「熟成するまで待つのもアリ」

もこもこ怪獣のビャッキーは、今回は未来的な都市に来ている。 ただこの国は独裁政権であちこ…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)「第5次戦闘」

自分が最後の1人になって以来、歌わなくなった。 歌を忘れたカナリアは、まだ歌を思い出さ…

moko a moko
1年前
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ヴァルカン1960。または爆撃機は機械人形を愛するかどうかの短い考察。【昔に書い…

かつて書いた小説へのリンクを貼ります。 完全に読切作品です。 問題と解答の二編で構成されて…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)「第4次戦闘」

ねじ折れたザリン機は態勢を立て直せず、そのまま地上に激突した。 だがそれは“コンステレー…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)「第3次戦闘」

その星はほとんどが白い砂でおおわれている感じだった。 ただ一部分にのみ青い糸のような線が…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)「第2次戦闘」

第628惑星侵攻防空戦闘団。要するに何でも屋だ。 同胞と思われる種族の惑星を無差別に守り…

moko a moko
1年前
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戦闘霊ベルゼバブ(SF連載小説)「第1次戦闘」

戦闘霊ベルゼバブ(小説) 第一次戦闘。 ララメリア合衆国の東部大都市の郊外。 黒人の少女、名前はクリスマスローズ、 青い空の下で、彼女は車にひかれて死んだ。 道路を渡ろうとしたら、ものすごい勢いの車が突っ込んで。 消えゆく心の中で、彼女はこう思った。 どこまでも青い空。なんてきれいなんだろうと。 今日はステキな日だ。よかった。 しかし道で倒れて今にも意識を失う寸前、何もないところから声が聞こえ、 「君を呼び戻していいかな? 君が必要なんだ」 目が覚めると、事故の前。 彼