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アステロイドシティ(2023年:監督ウェス・アンダーソン)【だめぇ。映画紹介しちゃだめぇ。「私が映画になるっ」だめよ。まずは脚本から!】
少し話題になっていた、メタフィクション系映画。
まずは50年代のアメリカ。
白黒テレビ番組風のセットから始まります。
この番組は、実際に映像作品が作られる過程を説明する内容で、
番組中に流される人名や作品はすべて架空のもの。
さて脚本家が脚本を書くところは飛ばして、
実際にスタッフを集めて映画を撮り始めるところに進みます。
ここでカラー映像に切り替わり、
本編スタート。
つまりこの映画は、全体が作中劇という態を装っている、
メタフィクショナルな映画なのです。
カラー映像の部分が、白黒番組内で語られた架空の物語です。
全編、コメディ調です。
とあるネバダの砂漠。
ときどき、核実験をしてズシンと地震が来る人口100人以下の町。
そこで全米科学者の卵コンテスト授賞式。
みたいなのが開かれます。
全米から集まった天才少年少女たちが、
フラックホール賞とか、赤色巨星賞、赤色矮星賞、白色矮星賞、崩壊星章などなどを授与。
そんな中、母親の死を知らされた三姉妹は母の骨壺(火葬済み)をキャンプ場の真ん中に埋めたり、あるいは天才少年少女たちの親同士の交流が語られたり、
あるいはまた、白黒舞台裏の事情が語られたりと、
(まちがえてキャスターがカラーの方に出てきてしまいます)
そんな割と退屈な二時間未満の映画は、
退屈な代わりにクライマックスで、主人公が白黒場面へ逃げるという展開をもってきたりと、哲学的な領域に踏み込みます。
しかしながら、特に波風が巻き起こることなく、映画は終わり。
予定調和の中に戻る。
まあまあ、退屈に思える作品でした。
意味が読み取れませんでした。
しかしおそらく、意味が読み取れたらがぜん、面白く感じるのかもしれません。
ただ色彩は美しかった。
あと、母を亡くした三姉妹幼女の奇行が、この作品のキモと感じました。
たぶんこの三姉妹だけ何かが違うのです。
さて。
こんな映画紹介で許されるのでしょうか。
もっとちゃんとした紹介がnote内に存在するので、
そちらも紹介しておきましょう。
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#ナンセンスコメディ #メタフィクション #作中劇 #ネバダ
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