[800字コラム] 入口と出口

[800字コラム] 入口と出口

日本のコロナ感染者数が欧州並みに増えないことについて、根拠もなく 「アベ政権が数字を隠蔽している可能性がうんたらかんたら」 と感情論をぶつ学者センセーがいたと記憶する(恥ずかしいことにわが母校上智大学でフランス文学を教えているらしい)。 そうしたフランス大スキおじさんの主張以外にも、 「日本は国民のPCR検査を徹底していないから、隠れた感染者を発見できず、実際には欧州並みに多いのだ」 という意見もある。それは確かに一理あるかもしれない。 それらの意見が仮に正しくて、感染者

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ネトウヨ的〈愛国心発揚〉ミステリ

ネトウヨ的〈愛国心発揚〉ミステリ

書評:門井慶喜『定価のない本』(東京創元社) 酷い駄作である。単なる「駄作」ならまだいいが、中身が積極的に「酷い」のだ。 きっとこういうものでも、ミステリしか読まない(あるいはエンタメ小説しか読まない)人(含む編集者)なら楽しめるのかも知れないが、「日本の歴史」をまともに勉強したことがある人にとっては、その軽薄な「愛国史観」あるいは「自慰史観」が、あまりに「馬鹿馬鹿しい」としか映らないような、敗戦国小説家の「負け惜しみ小説」でしかない。 著者は、ネット右翼並みに「加害者意識

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バイデン政権の戦略的言行不一致

バイデン政権の戦略的言行不一致

ドイツとロシアの間にアメリカが介入The Wall Street Journal7月22日号は、バイデン政権の外交政策を「口だけで何の実行も伴っていない」と辛辣に批判しています。 批判の対象になったのは一つは、ノルドストリーム(Node Stream)パイプラインの件、もう一つは中国が国家ぐるみでハッキングをしている件です。 ノルドストリームとは、バルト海底を経由してロシア・ドイツ間をつないだ天然ガスのパイプラインで、ロシアが総工費約134億ユーロ(約1兆4500億円)で

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規制改革実施計画(閣議決定)と裁量労働制検討開始(厚労省新検討会設置)

規制改革実施計画(閣議決定)と裁量労働制検討開始(厚労省新検討会設置)

経団連が裁量労働制対象(適用)拡大要望 経団連(一般社団法人 日本経済団体連合会)が昨年(2020年)10月13日に「改訂 Society 5.0の実現に向けた規制・制度改革に関する提言-2020年度経団連規制改革要望-」を公表したが、その「Ⅲ.2020年度規制改革要望」「2.テレワーク時代の労働・生活環境の整備」に「企画業務型裁量労働制の対象業務の見直し」などが要望として記載されていた。 No. 44. 企画業務型裁量労働制の対象業務の見直し <要望内容・要望理由> 労働

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無知なリアリストが〈可能性〉をつぶす

無知なリアリストが〈可能性〉をつぶす

書評:松尾匡 編『「反緊縮!」宣言』(亜紀書房) 現在の「安倍晋三 自民党政権」の酷さは目に余るものであり、戦後最悪の政権と呼んでも、決して過言ではないだろう。 『女性セブン』誌2020年7月23日号所掲の記事「安倍政権、7年半の不祥事を振り返るとこんなにあった」のまとめによると、概ね次のようなことになる。 ● 2012年12月26日 第二次安倍政権発足 ● 2013年9月7日  五輪招致「アンダーコントロール」発言が物議 ● 2013年12月6日 特定秘密保護法の強行採

知らないことは恥ではない。学ばないことが恥なのだ。

知らないことは恥ではない。学ばないことが恥なのだ。

書評:ブレイディみかこ、松尾匡、北田暁大『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう レフト3.0の政治経済学』(亜紀書房) 反省させられる点が多くて、とても良かった。 私は文系人間なので、とにかく数字や数式といったものが苦手で、おのずと「経済学」も敬遠しつづけてきた。しかし、政治を考え語るには、日本や世界の未来を考え語るには、そして弱者の生活について考え語るには、「経済学」の知識が必須なのは、言わば、当たり前の話に過ぎない。 しかし、そうしたものを語るのに、経済学を学ぶ人は、決して多

「国民はバカだ」の実例が〈ネトウヨ〉である。

「国民はバカだ」の実例が〈ネトウヨ〉である。

書評:古賀茂明『官邸の暴走』(角川新書) 安倍政権とその路線を引き継いだという菅政権(口から出まかせの前首相と、まともに話せない現首相)の酷さは言うまでもないが、問題は、それをいまだに支持容認する日本国民の民度の低さと言うか、その「小賢しい諦めのよさとニヒリズム」であろう。 そして、こんな「悲惨な現実」が見えている者なら、絶望的な気分になりながら、それでも必死に自身を叱咤して闘い続ける古賀の姿に、どうしたって、痛みを伴った同情と共感を禁じ得ないはずだ。 実際、本書後半で

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21年7/12 教員免許更新制廃止へ 文科省、来年の法改正目指す 安倍政権導入🟥先公はうっせえわ

21年7/12 教員免許更新制廃止へ 文科省、来年の法改正目指す 安倍政権導入🟥先公はうっせえわ

文部科学省は、教員免許に10年の有効期限を設け、更新の際に講習の受講を義務づける「教員免許更新制」を廃止する方針を固めた。政府関係者への取材で判明した。 このニュースについてのコメントは差し控えるが、文科省・教育委員会・教師・・・ 全てにおいて何らかの改革が必要なことは明白。 出来の悪い落ちこぼれの俺の経験からだが、先生になる奴は ティーチャなガキの頃から鼻持ちならねえ奴が多いということだ。 ちっちゃな頃から優等生な女子、ちっちゃな頃から悪ガキの奴、どちらも気に食わ

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安倍自民党の「七大悪政」(1)『日台漁業協定』締結

安倍自民党の「七大悪政」(1)『日台漁業協定』締結

 つい最近まで日本の総理大臣は安倍晋三という人でした。彼は自由民主党という政党の総裁でもあります。この安倍自民党政権については様々な評価があります。  ある人は「安倍晋三は悪い人だ」といい、またある人は「安倍さんは日本のために働いている立派な愛国者だ」と言います。ネットやマスコミでは安倍さんのことを「右翼」で「保守」だという人も多くいます。一般に保守というのは日本の伝統を重視する人たち、右翼というのは天皇陛下を尊敬したり日本という国を愛したりしている人たちを指しますが、本当に

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この人、少し見直した。

この人、少し見直した。

高市早苗と言えば、政治に歯向かうような発言をするテレビ局の電波を止めるぞと露骨に言わなかったまでも近い発言をしたことで批判を買った大臣、という記憶しかないが、藤井先生がゲストに呼ぶ=何かあるんだろうということで期待してきかせてもらった。2回にわたっての登場のようで。 実は藤井先生と高市早苗はおなじ奈良県の出身。藤井先生のおやっさんも高市家にはお世話になったんだそうで。 普段の国会の姿とは違い、政治家としての立場でかたりつつも、軽妙な関西弁で語ったのは新鮮。 政治批判をまった

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