井川夕慈

1980年生まれ。ジャーナリスト・評論家の立花隆が提唱する「調べて、書く、発信する」を実践するため、2019年より電子書籍(Kindle)の出版を開始。関心の対象は、ヒトの未来・ラグビー・古典・外国経済・旅など。

井川夕慈

1980年生まれ。ジャーナリスト・評論家の立花隆が提唱する「調べて、書く、発信する」を実践するため、2019年より電子書籍(Kindle)の出版を開始。関心の対象は、ヒトの未来・ラグビー・古典・外国経済・旅など。

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    • Kindle本のご紹介

      井川夕慈のKindle本(電子書籍)の紹介です。

    • ちゃんと理解しようSF映画 シリーズ

      Kindle電子書籍『ちゃんと理解しようSF映画』シリーズの紹介です。

    • 初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムの…

      初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムのあの歌手は誰だったのかを二二年後に調べるの巻

    • 拓郎の東京 ~地名が出てくる吉田拓郎の唄~

      吉田拓郎の唄には地名が出てくる曲が多いのではないか? そんなことをふと思いついたのは、久しぶりの旅行で東京に向かっている電車の中だった。(…)旅から戻って調べてみることにした。 その結果は、思いのほか、少なかったのである。

    • 韓国プロ野球 我が愛しのロッテ・ジャイアンツ応援歌

      韓国のプロ野球チーム ロッテ・ジャイアンツの応援歌(プラスα)を紹介しています。

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    日本の年金は何故かくも不可思議なのか(下) 国会会議録に学ぶ《仕組みの起源》

    Kindle電子書籍『日本の年金は何故かくも不可思議なのか(下) 国会会議録に学ぶ《仕組みの起源》』より一部を抜粋して公開します。 四つの転機 さて、もう一度年表に戻ろう。  私は日本の公的年金の歴史には、大きな転機が四回あったと考える。  次の年である。  一度目は1959年の国民年金法の成立である(年表では施行年の1961年で表示されている)。文字どおり、国民年金という自営業者等向けの新たな年金制度を創ったからである。  二度目は1985年の基礎年金の導入である。基

      • 日本の年金は何故かくも不可思議なのか(上) ざっくり理解する《現在の仕組み》

        Kindle電子書籍『日本の年金は何故かくも不可思議なのか(上) ざっくり理解する《現在の仕組み》』より一部を抜粋して公開します。 年金は若者の生き血を啜る制度 もう一度、先ほどの図を見返してみよう。  最終的な〝出〟である年金の給付額は、基礎年金の24.5兆円と厚生年金の28.8兆円を合わせた53.3兆円である。  一方、主要な〝入〟である保険料は、「1号被保険者」の1.3兆円と「2号被保険者・事業主」の37.3兆円の合計38.6兆円である。  そしてここに、基礎年金に

        • 『文字で愉しむ大東京写真帖一九三〇年』 東京の街は二度破壊されている。

          Kindle電子書籍『文字で愉しむ大東京写真帖一九三〇年』より一部を抜粋して公開します。 まえがき 昔の東京はどんなだったのだろう?  そんなぼんやりとした関心をもって国立国会図書館デジタルコレクションを漁っていたところ、『大東京寫眞帖』なる写真集を見つけた。  出版者は不明、出版年月日は一九--年と登録されているが、インターネットを検索して得た情報を総合すると、出版者は忠誠堂、出版年月日は一九三〇年とみて間違いないようである。  昭和五年――立憲民政党の濱口雄幸内閣の時代

          • 『政治とカネ、何が悪い!』 贈収賄、政治資金規正法違反、公職選挙法違反…

            Kindle電子書籍『政治とカネ、何が悪い!』より一部を抜粋して公開します。 序『昭和・平成史年表』を読んでいたら…   平凡社の『昭和・平成史年表』は大きくて軽い。  ページを開くとタテ幅二九・六センチメートルに対して、ヨコ幅は四三・六センチメートルにもなるが、見た目の割に軽量だから、これを読んでいると、何やら小学校の図工の時間に使っていた〝画板(がばん)〟を首に掛けているような錯覚に陥る。  年表は一年ごとに見開きを使う構成で、各年はタテ方向に六列に仕切られている。

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          • 『イリアス』と『オデュッセイア』を読み通すための道案内
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            初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムのあの歌手は誰だったのかを二二年後に調べるの巻 #7

            誰に対しての「ありがとう」か? さて、サミー・チェンの「ARIGATOU」であるが、これは誰に対して「ありがとう」と歌っているのだろうか?  広東語の分からない私ではあるが、これを二二年ぶりに解明してみようと思う。  当時は不可能だったが、現在ではグーグル翻訳なる武器があるからだ。  とは言え、まずもって参考とすべきはKOKIAによるオリジナル版の日本語歌詞だろう。  これはすぐに見つかった。  著作権の問題があるかもしれないので全てを引用することは控えるが、詞の内容はかなり

            初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムのあの歌手は誰だったのかを二二年後に調べるの巻 #6

            「ARIGATOU」は日本のカバー曲だった Amazon Musicで検索しても、「サミー・チェン」のキーワードで山のように曲が見つかった。  いくつか聴いてみたが、これは間違いなく実力派の歌手ではないか。  歌ってよし、演じてよし。相当の逸材だ。  すると、先ほどのウィキペディアの記事に次の記載を見つけた。  サザンの「DING DONG」は知らないが、大黒摩季の「チョット」(1993年)なら知っている。これをサミー・チェンがカバーしているという。  ユーチューブで検索し

            初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムのあの歌手は誰だったのかを二二年後に調べるの巻 #5

            アルバムの女性は香港の有名女優だった さて、問題のCDである。  私が購入したのはこれである。  見る人が見ればこの時点で、なぁ~んだ、と思うのであろう。  それくらいの有名人であるのだが、私は知らなかったのだ。 ◇  旅の初日。香港にもHMVがあるのだなと思って入店した。  旅の思い出にするため当初から現地で何かCDを買うつもりでいたのか、街を歩いていてたまたまCDショップを見つけたので記念に何か買う気になったのか、今となっては思い出せない。  思い出の品にするのだか

            初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムのあの歌手は誰だったのかを二二年後に調べるの巻 #4

            三日目 ダイヤモンド・ヒルへ直行 この日はまる一日が自由行動だったはずである。  のっけから「ダイヤモンドヒル」なる場所へ向かっている。  どこだろう?  記憶がないので、これもまたグーグルマップに打ち込んでみる。すると、あった。  ダイヤモンド・ヒルなる地下鉄の駅が半島側の北東にあるのだ。漢字で書くと鑽石山。  確かに、商業地から離れたところにある高層住宅に潜入した記憶がある。  あの細長い建物にどのように人が住んでいるのかを知りたいと思ったのだ。  建物の入口はオートロッ

            初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムのあの歌手は誰だったのかを二二年後に調べるの巻 #3

            二日目 〝日本を相対化する感覚〟を獲得 二日目の天気も曇りだったような気がする。  季節のせいなのか、この旅で青空を見た記憶が一度もない。  この日はオプショナルツアーに参加することにしていたのだ。  他に二人とあるが、別のホテルを回って参加者を拾い、合計六~八名になったと記憶する。  ツアーが始まった。  一部、読み取れない文字もあるが、どうやら香港島の裏まで回ったらしい。  有名なヴィクトリアピークも訪れたが、周囲は白一色で、これではどこにいても同じだと思った。  

            『ざっくり理解する気候変動2022』 日本の作戦は「電力システムをどうにかする」こと

            Kindle電子書籍『ざっくり理解する気候変動2022』より一部を抜粋して公開します。 気候変動から逃れられない世代 遅ればせながら、気候変動について調べてみようと思う。  気候変動は英語で「CC」と略される。〝Climate Change〟の頭文字である。  同じ「CC」でも〝Climate Crisis〟と解するべきだとの見方もある。もはや「変動」にとどまらず「危機」に至っているというわけだ。この場合の「CC」は「気候危機」と訳される。  その「CC」について今さらなが

            『ざっくり理解する原子力発電』 日本の業界には、現在どのようなプレーヤーがいて、何をしているのか?

            Kindle電子書籍『ざっくり理解する原子力発電』より一部を抜粋して公開します。  日本で原子力発電に関わっている現役プレーヤーにはどのような組織があるのか。  ◇  これについては吉岡の著書(吉岡斉『新版 原子力の社会史 その日本的展開』朝日選書 二〇一一年)が理解を助ける〝補助線〟を提供してくれている。  二つのサブグループとは何か。  二つのサブグループとは「科学技術庁グループ」と「電力・通算連合」である。  そして、前者は「商業化途上段階の事業」を担当し、後

            『ざっくり理解する「宮家とは何か?」』 素朴な疑問から、皇位継承問題を考える

            Kindle電子書籍『ざっくり理解する「宮家とは何か?」』より一部を抜粋して公開します。 ホテルと宮家の素敵な関係 猪瀬直樹の『ミカドの肖像』(一九八六)を読んでいた。  ◇  原宿駅近くの社長応接室で猪瀬が質問する。  これに対する西武鉄道グループ総帥・堤義明の回答は、  猪瀬にはもう一つの疑問があった。  赤坂プリンスホテルには旧館がある。高輪プリンスホテルにも古い洋館がある。新高輪プリンスホテルにも洋館が残されている。  結論を明かしてしまえば、  つまり

            初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムのあの歌手は誰だったのかを二二年後に調べるの巻 #2

            初日「一生の中で一番濃い一日」 残念ながら正確な日付は記録されていない。  それが二〇〇〇年の二月だったことは記憶している。  メモは、ページの欄外に書き込まれた次の一行から始まっている。  何と大げさな、と恥ずかしくなるが、当時の私にとってはそれほどインパクトのある体験だったのである。  その一日は次のようにして始まった。 <明日の同時刻には自分はこの布団で寝ていない。>  今でも旅行に行く前の晩にはふとそう思うことがあるが、このときは初めての海外である。その念にとりつ

            初めての海外旅行の香港でジャケット買いしたCDアルバムのあの歌手は誰だったのかを二二年後に調べるの巻 #1

             どんな人にとっても初めての海外体験というのは忘れがたいものであるに違いない。  私の分についても書き残してシェアすることにしよう。  時は今から二二年前の二〇〇〇年の二月。私の年齢は二〇歳。  所は香港だ。  行先を香港に決めたのには理由がある。  理由の一。遠すぎないこと。  初めての海外だからあまりに遠方だと不安になる(これには航空券が高すぎないことという裏面があったと思う)。  理由の二。英語が通じること。  英会話なら出来るというわけではまったくなかったけれど、何の

            拓郎の東京 ~地名が出てくる吉田拓郎の唄~(10)

            ah-面白かった編 2022年6月29日、とうとう拓郎の最後のアルバムが発売されたので補完しておこう。  個人的には「雪さよなら」にいたく感動したところだが(小田が歌っているのかと思ったよ。もちろん小田も歌っているのだけれど)、地名(?)が出てくる曲は二つあった。 雨の中で歌った(2022) →「表参道」  最後にもやっぱり出ました表参道。  この曲は、70年代の中頃に親しくしていたキーボード奏者の柳田ヒロ、そして「たえこMY LOVE」(1976年)の「たえこ」と三人

            拓郎の東京 ~地名が出てくる吉田拓郎の唄~(9)

            アナザーワールド編 最後に〝この世界〟を飛び出してしまった曲を紹介して、この記事を終えよう。  1996年のアルバム『感度良好 波高し』から。詞は石原信一。 遥かなる(1996) →「Another World」 (了)  この記事で取り上げた曲は以下のとおり(登場順) 東京編高円寺(1972) 地下鉄にのって(1972) ペニーレインでバーボン(1974) ペニーレインへは行かない(1984) 風の街(1976) 街へ(1980) メランコリー(1977) あの娘に