なぜ日本は性加害に甘いのか?③本の紹介「買春する帝国―日本軍『慰安婦』問題の基底」
前回からの続きです。
第一次大戦後
1920年代、貸座敷に上がった買春男性の数は年間でほぼ2200万人台。
当時の内地の成人男性の数は約1600万人なので、成人男性一人あたり年間約1.5回買春していたことになります。
第一次大戦後は国内での性買売の態様は大きく変化していきます。
新しくカフェやバー・レストランの女給、仲居やデパートの売り子、ダンスホールのダンサーのなかにも性買売をするものが現れます。
カフェやバーは大正の初め頃には、しゃれた建物で女給が飲食物を運ぶか、エ