加藤文宏

著述家、写真家。論壇誌、その他メディアでの執筆、講演。加藤文名義で日本経済新聞社、文藝…

加藤文宏

著述家、写真家。論壇誌、その他メディアでの執筆、講演。加藤文名義で日本経済新聞社、文藝春秋他から著作発表。インタビュー誌「IJ」創刊|講演・講師承っています。

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  • 旧統一教会/家庭連合問題をまとめる

    安倍晋三元首相暗殺を契機にした旧統一教会/家庭連合をめぐる問題について取材と調査を踏まえた報告と論考をまとめました。

  • 社会運動・実相・虚妄

    主に現在進行形の社会運動について考えるための記録やデータなど素材と考察です。独自調査や聞き取りを含みます。あえて対立構造をつくりったり声の大きさでやった気になる運動は害悪でしかない。

  • 福島県への風評加害・情報災害問題

    情報災害としての福島県への風評被害問題および自主避難者問題について

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    わたしたちの暮らしと医療について。根拠ある治療/医療へのアクセス/これらを拒む人の心理と実態。取材をもとにした記事をマガジンとしてまとめていきます。

  • 心の問題

    自分のものでありながら、もっとも扱いにくく、思い通りにならない心について対策します。

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反マスク・反ワクチンから抜け出したくなったら

反マスク・反ワクチンをやめたくなったときどうしたらよいか手順やトラブル時の解決法を説明します 反マスク運動や反ワクチン運動に参加していた人たちから、周囲で新型コロナ肺炎に罹る人が現れはじめて、中には連絡が取れなくなった人もいて怖い、どうしたらよいのかと私たちに気持ちの迷いを伝えるメールが届いています。 人それぞれ状況が違うでしょう。でも私たちに言えることはひとつ。 「匿名でやっているならフェードアウト。実名を知られていても縁切り」 これだけです。 でも踏ん切りがつかな

    • 「反統一教会」勢とは何者だったのか

      追記 / 2024.6.30 15:30 誤記など訂正 加藤文宏 1 今回は本題に入る前に、そもそもの本質に関わる重要な話をしなくてはならなくなった。  6月26日、アメリカ合衆国政府の公式サイトに『各国の信教の自由に関する2023年版年次報告書』が掲載された。同報告書の「日本」に関する部分は、ほぼ統一教会(家庭連合)への解散命令請求を問うことに費やされ、岸田政権が法治ではなく政治を優先しているとする教団の見解が紹介された。2022年版の報告書でも同様の指摘が行われている

      • 暗殺犯山上の新証言が事件と統一教会追及を振り出しに戻した

        加藤文宏 1 6月19日、安倍晋三元首相暗殺事件で起訴されている山上徹也に対して、精神鑑定で「完全責任能力」があるとする結果が出た。2日後の6月21日、山上が「現在のような状況を引き起こすとは思っていなかった」と語ったと報道された。「(宗教)2世の人たちにとって良かったのか悪かったのか分からない」とも言ったそうだ。  山上の新証言は、彼の弁護団が言うように「明確な真意を確認できない」が、彼にとっての想定外な状況が何者によって引き起こされたか改めて考えさせられる発言だ。拘置所

        • 都知事選で見ておくべき候補は蓮舫・石丸・清水・安野・ひまそら【短信】

          加藤文宏 はじめに 都知事選で、小池ゆり子が現職の強み以上の横綱相撲を取っている。小池が再選されるか否かと関係なく、彼女をひとつの基準としたとき興味深いのが蓮舫、石丸伸二、清水国明、安野貴博、ひまそらあかねだ。それぞれの戦いぶりと得票数(得票率)から、東京都の有権者像がその分布とともにはっきりわかる。

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          「反統一教会」勢とは何者だったのか

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          追記 / 2024.6.30 15:30 誤記など訂正 加藤文宏 1 今回は本題に入る前に、そもそもの本質に関わる重要な話をしなくてはならなくなった。  6月26日、アメリカ合衆国政府の公式サイトに『各国の信教の自由に関する2023年版年次報告書』が掲載された。同報告書の「日本」に関する部分は、ほぼ統一教会(家庭連合)への解散命令請求を問うことに費やされ、岸田政権が法治ではなく政治を優先しているとする教団の見解が紹介された。2022年版の報告書でも同様の指摘が行われている

          「反統一教会」勢とは何者だったのか

          暗殺犯山上の新証言が事件と統一教会追及を振り出しに戻した

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          加藤文宏 1 6月19日、安倍晋三元首相暗殺事件で起訴されている山上徹也に対して、精神鑑定で「完全責任能力」があるとする結果が出た。2日後の6月21日、山上が「現在のような状況を引き起こすとは思っていなかった」と語ったと報道された。「(宗教)2世の人たちにとって良かったのか悪かったのか分からない」とも言ったそうだ。  山上の新証言は、彼の弁護団が言うように「明確な真意を確認できない」が、彼にとっての想定外な状況が何者によって引き起こされたか改めて考えさせられる発言だ。拘置所

          暗殺犯山上の新証言が事件と統一教会追及を振り出しに戻した

          都知事選で見ておくべき候補は蓮舫・石丸・清水・安野・ひまそら【短信】

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          加藤文宏 はじめに 都知事選で、小池ゆり子が現職の強み以上の横綱相撲を取っている。小池が再選されるか否かと関係なく、彼女をひとつの基準としたとき興味深いのが蓮舫、石丸伸二、清水国明、安野貴博、ひまそらあかねだ。それぞれの戦いぶりと得票数(得票率)から、東京都の有権者像がその分布とともにはっきりわかる。

          都知事選で見ておくべき候補は蓮舫・石丸・清水・安野・ひまそら【短信】

          神宮外苑再開発反対運動 共産党の乗っ取り 原田都議の暴走 公安事件化までの話

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          加藤文宏 はじめに 神宮外苑再開発反対運動とは何で、何が発生して、いかに都知事選に利用されたか書いておこうと思う。  ただし都知事選の結果が出る前とあっては、この記事に書かれた陣営が「選挙妨害」などと騒いで暴れるのが予想されるので「会員限定記事」にする。  再開発反対運動は共産党に乗っ取られてもしかたないだろうし、それを望んでいたとも言えるし、蓮舫も同じ穴の狢だ。公安案件になったことでもわかるように、坂本龍一、桑田佳祐といったミュージシャンをお神輿に載せたキラキラした環境保

          神宮外苑再開発反対運動 共産党の乗っ取り 原田都議の暴走 公安事件化までの話

          モラル・パニック現象を操る人々

          「月額読み放題会員」に参加すると最後まで読めます

          ゲーム脳や携帯電話を巡る騒ぎを思い出そう。「モラル・パニック」によって世の中が流され、できごとの本質が忘れ去られただけでなく、新たな敵がつくられて社会が分断された。 加藤文宏 モラル・パニックとは何か

          モラル・パニック現象を操る人々

          バカがテレビを観るのか テレビがバカを作るのか

          「月額読み放題会員」に参加すると最後まで読めます

          「セクシー田中さん問題」「反ワクチン」「国立図書館の放送アーカイブ構想反対」「ミヤネ屋の統一教会追及」──これらの根底にあるものについて。 加藤文宏 はじめに 一昨年、諸事情あって別名でテレビ制作の裏事情を批判する記事をプレジデント・オンラインに寄稿した。  「バカな視聴者がよろこぶから続けている」テレビ局がワイドショーをやめられない根本原因──保育園のようなスタジオセット、提供するのは「喜怒哀楽」は、月刊「正論」へ寄稿したワイドショーが善悪を決めていいのかに発展するメ

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        記事

          【無料記事】日本版DBSと統一教会信者排除の共通点

          加藤文宏 子供を性犯罪から守ることに異論はないとしてもこども性暴力防止法の仕組み  「日本版DBS」法案が、議論を尽くすことなく、全会一致で賛成されて成立した。正式な名称は「こども性暴力防止法」で、DBSと略されるのはイギリスの制度(Disclosure and Barring Service=前歴開示および前歴者就業制限機構)に倣ったものだからだ。そして同法は、子どもを性犯罪から守るために、最長20年までさかのぼって性犯罪における前科の有無をチェックし、該当者には教育や

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          公開シンポジウム 岸田政権1,000日を検証する で語られたこと

          加藤文宏 公開シンポジウム『岸田政権1,000日を検証する 〜不透明な意思決定プロセス〜』が開催された。 「派閥解散、裏金処分の決定プロセスについて」 「特定団体との関係断絶・法人解散命令請求のプロセスについて」 「LGBT理解増進法制定のプロセスについて」 と3テーマをこなす欲張りなシンポジウムは、公式のまとめや映像が公開されるのではないかと思われるので、簡単に感想を書き留めようと思う。 派閥解散、裏金処分の決定プロセスについての検証 当日は予定が押し、体調がすぐれず、

          公開シンポジウム 岸田政権1,000日を検証する で語られたこと

          神宮外苑再開発反対運動 共産党の乗っ取り 原田都議の暴走 公安事件化までの話

          加藤文宏 はじめに 神宮外苑再開発反対運動とは何で、何が発生して、いかに都知事選に利用されたか書いておこうと思う。  ただし都知事選の結果が出る前とあっては、この記事に書かれた陣営が「選挙妨害」などと騒いで暴れるのが予想されるので「会員限定記事」にする。  再開発反対運動は共産党に乗っ取られてもしかたないだろうし、それを望んでいたとも言えるし、蓮舫も同じ穴の狢だ。公安案件になったことでもわかるように、坂本龍一、桑田佳祐といったミュージシャンをお神輿に載せたキラキラした環境保

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          岸田政権1,000日を検証する 公開シンポジウム

          加藤文宏 (2024.6.13/掲載リーフレットの内容を最新版に差し替えました) もう1,000日の今 岸田首相の決定力、外交力が高く評価されるいっぽうで、意思決定プロセスが唐突かつ不透明だと訴える声も大きい。岸田政権3年目となる今、政権をいかに評価するか、そしていかに考えるかシンポジウムが開催される。  この6月18日(火)14:00〜17:00、虎ノ門で行われるシンポジウムは、アンケートに回答すれば参加料無料になるそうなので、公開討論会への参加経験がない人たちにも敷

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          モラル・パニック現象を操る人々

          ゲーム脳や携帯電話を巡る騒ぎを思い出そう。「モラル・パニック」によって世の中が流され、できごとの本質が忘れ去られただけでなく、新たな敵がつくられて社会が分断された。 加藤文宏 モラル・パニックとは何か

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          バカがテレビを観るのか テレビがバカを作るのか

          「セクシー田中さん問題」「反ワクチン」「国立図書館の放送アーカイブ構想反対」「ミヤネ屋の統一教会追及」──これらの根底にあるものについて。 加藤文宏 はじめに 一昨年、諸事情あって別名でテレビ制作の裏事情を批判する記事をプレジデント・オンラインに寄稿した。  「バカな視聴者がよろこぶから続けている」テレビ局がワイドショーをやめられない根本原因──保育園のようなスタジオセット、提供するのは「喜怒哀楽」は、月刊「正論」へ寄稿したワイドショーが善悪を決めていいのかに発展するメ

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          しんぶん赤旗の大問題

          加藤文宏 はじめに 政党の機関紙が自治体の職員にゴリ押しされていて、購読せざるを得ないものになっているとしたら、誰もがおかしいと思うはずだ。ところが、しんぶん赤旗の暴挙をマスメディアが仔細に報じたことがあっただろうか。  このように見ざる聞かざる言わざるが常態化しているなか、しんぶん赤旗の庁舎内勧誘の実態に迫った書籍『「赤旗」が、白旗を上げる日』が出版された。同書を一般公開記事で触れる前に、会員限定記事として「しんぶん赤旗の大問題」を考えようと思う。 序文から核心へ踏み込

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          なぜ企業や学校や自治体や政治は「お気持ち」に負けるのか

          次は母親が権力批判のターゲットにされるかもしれない。

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          大衆扇動 学校検診と活動家になりたい人 そしてマスメディア

          加藤文宏 はじめに 小学校で行われた健康診断について女子生徒の保護者が上半身の衣服を脱がせる行為の理不尽さをTwitter/Xで訴え、たちまち数多くの人が寄り集まって検診をする医師や学校や集団検診に怒りをぶつけはじめるできごとがあった。  このできごとそのものを論じるのではなく、このできごとの「構造」をあきらかにして、いまどきの大衆扇動を考える。 SNS世論・フレーム・虚像・争点 健康診断騒動を整理すると上掲の図になる。騒動を起こした人たちは図の構造を逐一意識して行動して

          大衆扇動 学校検診と活動家になりたい人 そしてマスメディア

          安倍独裁を報道はどのように伝えたのか【データ編】

          加藤文宏 安倍晋三氏へ向かう憎悪は歯止めがかからなかった。「あべしね」「アベ政治を許さない」などスローガンだけでなく、独裁者と呼ばれ顔写真にいたずら書きをされたが、あべが死ぬとは、あべ政治とは、彼の独裁とは何かを説明するものが省略されたまま、個人批判と政権批判が繰り広げられた。このため「アベ政治」は拡大解釈され、安倍氏と無関係なものまでが捏造され、憎悪の受け皿として巨大な「虚像」が生み出された。 当記事では、1960年代の政治状況に遡って「安倍独裁」と糾弾されるようになった

          安倍独裁を報道はどのように伝えたのか【データ編】

          「メディア世論」が世論をつくっている

          加藤文宏 第四の権力マスコミの大権力 「報道が世論をつくる」「政治を動かす」と言われて否定する人はいないだろう。マスコミが社会や政治に影響を与えて当然だからだ。しかし「反安倍」の風潮や、統一教会追及世論と解散命令請求への道筋が、報道によってつくられたと指摘されると否定する人が登場する。おかしな話だ。  安倍晋三元首相暗殺事件が発生した翌日の2022年7月9日、東京新聞は【「変えるのは言論でなければ」 安倍元首相銃撃死 批判封殺の時代訪れるのか」】と題して、舛添要一氏の「反安

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          理不尽な13年 れいわ・立憲・共産・社民が生んだ虚像とエセ左派・リベラル

          ──山本太郎とれいわ新選組は、大衆扇動のかぎりを尽くしている。扇動された人々を囲い込めば、コストをかけずに新たな運動が展開できる。こんなことのために、東北被災3県や能登半島の被災地が利用された。れいわ新選組だけでなく立憲・共産・社民の大衆扇動によって増殖したのが、「より平等な社会を目指すための社会変革」とまったく関係ない自称左派・リベラル層である。彼らは「左派・リベラル」を名乗るためだけの戦いを続けている。 加藤文宏 繰り返された虚像づくり政治 れいわ新選組のやはた愛氏が

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