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不安を煽り続けて成長したオーガニック産業──がんの次はアトピーと発達障害
オーガニック産業は先人たちが築き上げた衛生的な社会や食の安全にフリーライドしているのではないか。添加物や農薬でがんになる、アトピーになる、発達障害になると騒ぐ狼少年ではないのか。
構成・タイトル写真
加藤文
オーガニックを意識したのはいつからだろう 1990年代半ばに、オーガニック(有機栽培)食品事業を起業した人物からマーケティングや広告戦略の相談を持ちかけられたことがあった。彼はアメリカから
あなたは決められるのか──患者の自己決定権をめぐる悩ましい問題
私たちは勉強熱心でものわかりがよく、意見を口にしても医師の説得に対して従順な患者だろうか。体調のつらさや不安を抱えているとき、そんな患者になれるのだろうか。
調査・構成・図版・タイトル写真
加藤文
その問いはGoogle Mapのレビューから グーグルが提供する医療機関のクチコミレビューを見てみましょう。
あるクリニックについてレビュー者Aは、
「あれこれ勝手に決めてしまい、こうしてほしい
通院がいやになったとき 主治医が信じられなくなったとき 読んでほしい患者11人の証言
この記事は無料のまま『ニセ医療の入り口と実態』前半まで読めます。有料読者へは記事の改定や情報の追加などがあったときお知らせが届きます。また有料部分の末尾に期間限定で専用の連絡先を用意しました。
心が折れて寛解するまえに治療を投げ出した数多くの人を長期にわたり聞き取りの専門家として取材してきました。このうち11名が経験したことや医療に対しての意見を紹介します。あなたが求めているのは思い通りの治療法
大量のサプリを摂取。メガビタミン治療でうつが治ると言われた。だが苦痛と後悔だけが残った──ニセ医療問題3
メガビタミン健康法でうつ病が治る、がんも治るとされ、しかも自分で治せるとされています。しかし病気が治らず体調が悪化した人がいました。今回は第一回概説編としてメガビタミン健康法とは何か、いまメガビタミン健康法で何が起こっているのかあきらかにします。
なお当連載ではニセ医療を「科学的・医学的根拠に基づかないか検証のしようがない概念で構成される標準治療ではない医療」と定義しています。
メガビタミン健康
あの人ががんを放置する理由とあの医師が放置を勧める理由──ニセ医療問題1
がんを放置したままでいたほうが積極的に治療するより生活の質や生存率が高いと主張する医師がいる。だが私たちはがん放置療法を採用して後悔の言葉とともに亡くなった人が少なくないのを知っている。妹を亡くした小林麻耶さんが「麻央は標準治療を受けたがっていた」と語ったのも聞いた。それでもがんを放置したいと願う人があとを絶たず、放置を推奨して患者にエビデンスのない治療と称した行為を続ける医師も相変わらずである。
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