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反マスク・反ワクチンから抜け出したくなったら

反マスク・反ワクチンをやめたくなったときどうしたらよいか手順やトラブル時の解決法を説明します

反マスク運動や反ワクチン運動に参加していた人たちから、周囲で新型コロナ肺炎に罹る人が現れはじめて、中には連絡が取れなくなった人もいて怖い、どうしたらよいのかと私たちに気持ちの迷いを伝えるメールが届いています。

人それぞれ状況が違うでしょう。でも私たちに言えることはひとつ。

「匿名でやっているならフェードアウト。実名を知られていても縁切り」

これだけです。

でも踏ん切りがつかないとしたら、その理由を考えてみましょう。

仲間内の人間関係が崩れたり、親しくしていた人を裏切ったり、仲よくしていた友だちが消えたり──こんな心配をしているのでしょうか? 私たちは同じような心配をしていた人を、放射線が怖いと言ってデマを流したりデモをしていた人々の中にたくさん見てきました。

はっきり言えるのは、反マスクや反ワクチンの人たちは何があっても責任を取ってくれないし、そもそも責任を取れる人はいないということです。あなたが感染したとき共に闘ってくれるのは最前線の医療関係者です。反マスク、反ワクチンの仲間ではありません。

マスクをしよう、ワクチンを打とうと言っていた人に笑われる? 別に笑わないだろうし、むしろ反マスクや反ワクチンの立場だから笑われていたのではありませんか。

裏切り者として報復されるかもしれない、と心配しているかもしれませんね。でも嫌がらせは避けられます。

1. 匿名で活動して実名や住所や顔など個人情報を知られていない場合。
接触をもったSNSのアカウントやメールアドレスなどを捨てましょう。もし似たようなアカウント名で他のSNSを利用するなどしているなら、それも捨てるほかありません。アカウント名の使い回しや似た名前から類推されるケースが少なくないのです。
挨拶をしたり、自分の意見を言って反マスク、反ワクチンからサヨナラする必要はありません。何も言わず、アカウントなどを消す。実はそうやって何人もの人たちがあなたのいた集団から消え去っているのです。

2.実名や住所、電話番号、顔などを知られている場合。
この場合も特に挨拶をしたり、自分の意見を言わないままSNSのアカウントやメールアドレスなどを捨てましょう。電話番号だけは捨てにくいと思いますが、可能だったら捨ててしまったほうがよいかもしれませんね。無理なら着信拒否。
この文章の最初に「コロナにかかって連絡が取れなくなった人がいる」という相談者の声を書きましたが、こういう感じであなたも集団から消えればよいのです。たいがいは去る者は追わずになります。

それでも個人情報を知られているから心配かもしれません。トラブルになりやすいのは、反マスクや反ワクチンなどの集団を去るとき挨拶をしたり意見を言った場合です。相手を刺激してしまうのだから、あたりまえですよね。だから黙っていなくなるほかありません。

はい、これでおしまい。

しばらくは賛成・反対どちらの側の意見であっても関わるのはやめましょう。なお、DMや会員制で外から見えない場所であなたの悪口を言っているだけなら無視しましょう。

アカウントがもったいない、たくさんフォロワーがいたのに……と迷っているのですか? あなたはまったく新しいアカウントで新しい人格として生まれ変わることができるし、新しい友だちが同じくらいできるだろうから悩む必要はないですよ。

・トラブルに備えて

滅多にないことですが、もしトラブルになったら次の方法で解決します。

私たちは被曝デマの影響で自殺した友だちのため闘ったり、自分自身にふりかかった嫌がらせと数年間に渡り格闘してきました。誹謗中傷や嘘を広められたり、脅迫や自宅への押しかけまで経験しています。

これらは警察に対応してもらったり裁判をして徹底的につぶしました。

女子プロレスラーの木村花さんが誹謗中傷された事件が起こるまで警察や弁護士の動きが悪く、私たちはたいへんな苦労を重ねました。でも、いまは違います。あなたの名前、住所、顔などがわかる情報といっしょに中傷されたり「ほのめかし」をされたりするだけでも警察は相談に乗ってくれます。

警察でも弁護士でも相談のとき必要なのは、いつ何をされたかの記録です。では現実の世界で何かあった場合とネットで発生した場合について対応方法を説明します。

あなたの家に誰かがやってきたり、どこかで会ったとき何か言われたりされたりしたら日時や何があったか記録します。脅迫的だったり暴力的と感じたら、迷わず110番に電話します。

110番に電話をかけると「事件ですか? 事故ですか?」と聞かれるので「事件です」と答えます。どこで何が起こったか質問されるので落ち着いて説明します。近くの警察署に電話した場合と違い、110番通報では警察官が出動しなければならず必ずあなたの居場所にきてくれます。いちいち警察署に行かなくてもよいから一石二鳥ですね。

何があっても、あなたが警察から叱られたりしません。あなたが女性の場合、女性の警察官や刑事さんが来てくれる場合もあります。場合によっては、あなたの自宅周りを巡回ポイントにしてもらえたりしますよ。

次はネットのSNSなどで嫌がらせをされたときの記録の取り方を説明します。

1.スクリーンショットを撮る
SNSのやりとりを画像で記録するスクリーンショットの保存方法はわかりますか?  撮影したら面倒でも全部印刷しましょう。警察や弁護士に相談するとき話がはやいです。

2.魚拓を取る
スクリーンショットは捏造が可能なので証拠としての弱みがあります。そこで「魚拓」というサービスを使いインターネット上に記録を残します。

魚拓には有料ですが「証明用・資料用非公開ウェブ魚拓」という下記のサービスもあります。

魚拓を取ったらURLをなくさないように保存します。スクリーンショットとURLを一組にして警察や弁護士に見せるのです。

実際に誹謗中傷や脅迫が行われているとき、その発言や会話をスクリーンショットにとったり魚拓にするのはストレスが大きいと思います。つらいなら気持ちと体調を整えながらやりましょう。つらくてしかたないなら、すべてを記録していなくても警察や弁護士にすぐ相談しましょう。

無理をする必要はありません。あなたが無理をしなくてよいように警察があり弁護士がいるのです。

難題/職場、サークルなど現実世界で関わりがある場合。
職場や取引先の人と反マスク、反ワクチンで仲よくなったりいっしょに活動したり、サークル内、ご近所さんだったりするとやっかいですね。中には家族や親類など血縁関係で反マスク、反ワクチンという人もいるでしょう。

つらいですよね、縁切り。でも、あなただけでなく他の多くの人に迷惑をかけるかもしれないのに、まだ付き合いを続けるのですか? あなたが悩むのはわかりますが、あなた自身が染まってしまった責任として始末をつけなければなりません。そして説得しても無駄なのはあなたが一番知っているはず。

可能なら(2)で紹介した方法を取ります。付き合いの距離を置いたとき、相手があなたに嫌がらせをするようなら完全に逃げるか毅然とした態度で戦うほかありません。

やはり無理ですか。無理ならこっそりマスクをして、こっそりワクチンを打ちましょう。こうやっている人は既にいますし、そうしようかなと考えている人はあなただけではないと思います。

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