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思考の枠を超える tiny.cc/cl7kuz ひらめかない人のためのイノベーションの技法 tiny.cc/bl7kuz 子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法 tiny.cc/al7kuz 自分の頭で考えて動く部下の育て方 tiny.cc/8l7kuz

最近の記事

日本の研究力を再生する一案

私が考える研究活性化策は ①競争的資金を半分に減額、その分を交付金として分配。 ②年に1回メンターを派遣、コーヒーでも飲みながら「誰も試したことのない実験」をどれだけやったか話してもらう。すべて失敗でも構わない。メンターは、さらにやったことのない実験を促す。 以上。 以前にもまとめたけど、競争的資金は研究者から自由な発想と創造性を奪う。大型プロジェクトで、早期にうまくいかないことが明らかになっているのに、惰性で何年もムダな研究してる「フリ」をしてるケースが少なくない。なのに

    • 東大(国立大)が学費を上げずに済む方法

      天下の東大が赤字、だから学費を上げたい、と。私は正直、反対。すでにこれまでに論じたように、東大が学費を上げれば全国の国立大に波及し、やがては慶応大塾長が述べたように年150万円に値上げする道が開かれるかも。それは日本の破滅を意味する。 https://note.com/shinshinohara/n/nfcc1f3643cb4 https://note.com/shinshinohara/n/n8448c706914a では赤字問題をどうするのだ、という点も見逃せない。天下

      • ソクラテスの産婆術、ユマニチュード、ガーゲン氏の「関係性」、子育ての共通点

        「ところが、僕と一緒になる者、僕と交わりを結ぶ者はというと、はじめこそ全然無知であると見える者もないではないが、しかしすべては、この交わりが進むにつれて、(中略)驚くばかりの進歩をすることは疑いないのだ。」 プラトン「テアイテトス」(岩波文庫)p.35 ソクラテスが産婆術のことを説明しているシーンのところを抜き書きしてみた。ソクラテスは若者に問いかけ、若者がウンウン考えて答える、それにソクラテスはさらに問いかける、ということを繰り返すことで、若者から思ってもみなかった「知」

        • 「ユマニチュードへの道」抜粋

          「もし、その方々が異なったケアを受けていたとしたら、その約9割の人は自分の足で立ち、亡くなる直前まで歩ける可能性があったのではないか、と私はこれまでの経験から確信しています。」(「ユマニチュードへの道」p.5) 統計は「過去」しか扱えないことがよくわかる言葉。 彼ら彼女らに対して「自分は相手に対する権力を持っていない」と自覚することの大切さを、つまり、相手に対してつねに謙虚でありつづけることをユマニチュードではもっとも重要だと考えています。 (「ユマニチュードへの道」p.2

        日本の研究力を再生する一案

          ユマニチュードの三つの特徴

          慶応義塾大学病院でのユマニチュードの取り組みについて、拝聴した。研修で患者さんが激変したことに衝撃を受けた現場の看護師の方たちが、この感動を同僚と共有しようと活動しているご様子を伺って、大変興味深く思った。発表後、質問の中で考えさせられるものが一つあった。 職場に導入しようとした場合、「抵抗勢力」じゃないけれど、「なんでそんなのを導入しなきゃいけないの?」という反応に対して、どうしたらいいのか、という質問だった。ユマニチュードを説明しても、「今までの看護法と何が違うの?」と

          ユマニチュードの三つの特徴

          挨拶はセキュリティ問題

          日本はかつて礼儀正しい国、と言われてきたけど、礼儀を重荷に感じ、面倒くさがる人が増えたな、と思う。多分、礼儀を「正義」と押しつけられることに反発しているのだろう。しかし一つ忘れている視点があるように思う。礼儀は一種のセキュリティ、安全保障なのだということを。 https://x.com/chome2xx/status/1799064314202243415?t=n4D0VlqNqnGWpDtvMZYA8w&s=19 アメリカでは、同じエレベーターに乗ると必ず挨拶し、何なら軽

          挨拶はセキュリティ問題

          今の大学改革の方向性は、日本に「流血革命」を引き起こす

          これは深刻。すでに修士・博士課程は外国人だらけ。そのうち大学教員は外国人だらけになる。日本人の大半は大学に進学できない「低学歴」の烙印を押され、金持ちの子弟のみが大卒に。そして金持ち子弟は同級生の外国人に馬車馬のように働いてもらい、彼らに投資だけしてその上がりで暮らす。 https://x.com/CCRmyZhUoxRcQBt/status/1799418259982467502?t=aLLguTElWTJHLXed8jMRpA&s=09 アメリカの有名大学(スタンフォー

          今の大学改革の方向性は、日本に「流血革命」を引き起こす

          金持ちイジメに見えて金持ちに有利になる世論誘導

          もう二十年ほど前から「東大に進学するのは裕福な家庭」という報道が繰り返されている。そしてそのことを知っている人は非常に多く、今や常識。そのためか、街角インタビューでも「どうせ東大生は金持ち出身なんでしょ、だったら学費上げても構わないでしょ」という意見が。 これは恐らく「金持ちからはふんだくったらいい、ざまあみろ」という報復感情も多少手伝っているのだろう。 しかし実態は逆になる。金持ちには150万円の学費なんか痛くもかゆくもない。しかし貧困家庭ではとても支払えない金額。単に貧

          金持ちイジメに見えて金持ちに有利になる世論誘導

          強制・期待はやる気を奪い、能動的に「驚かせる」環境はやる気を増す

          ほんのちょっとでも働きたくない、動きたくない、と思うこともあれば、もっと働きたい、動きたい、となることもある。いったいこの違いはどこで生まれるのだろう?恐らく前者は強制だったり期待された時、後者は自由に能動的に動けた時のように思う。 もし上司に「これはお前の仕事なんだから最後まで責任をもってやれ、自宅に持ち帰ってでも完成させろ」と言われたら、ものすごくやる気を失うだろう。なるべく手を抜き、残業代でもせしめてやろうか、という気になる。なるべく従わずに済む方法を考えるようになる

          強制・期待はやる気を奪い、能動的に「驚かせる」環境はやる気を増す

          他人の評価に生きること

          子どもたちがよく100点の答案用紙を持って帰ってくる。まあ公立の小学校だから簡単なのかもだけど、ちなみに私は小6の頃にはかなり点数が悪くなっていた。それを思うと、よく頑張ってるなあ、と。でも半面、これはこれで心配だよなあ、とも。人に評価してもらうことばかり考えると、それも心配。 さかなクンは、小学生の頃から魚の絵ばかり描いて、成績はかなり悪かったという。親御さんは「それでいい」と考え、そのままに育ったらしい。大学にも合格できない学力だったらしいけど、結果的に大学の先生にまで

          他人の評価に生きること

          「エネルギー問題」考

          えらく大それたテーマ名にしたけど、エネルギー専門家ではない私だからこその、分かりやすい表現を試みたい。 まず一つ。エネルギー問題で厄介なのは「石油があまりに優秀過ぎるエネルギーだった」ことがあるように思う。もう、他の追随を許さない。 石油はエネルギーとして望ましい、いくつもの優秀な性質を備える。どんな点で優秀か、思いつくまま列挙してみる。 ①濃い(エネルギー密度が高い) 石油は軽く、少量でも莫大なエネルギーをもつ。電気、水素はこうはいかない。電気はバッテリーが重く、水素はコ

          「エネルギー問題」考

          関係性が情報を刻む

          昨晩の人工知能の議論で、「なんでこんなに小さな脳みそに、80年もの記憶を残しておけるのだろう?」という話が。タンパク質の分子が一つすつ記憶しているのでは?なんて話も出たが、私は違うように思う。恐らく記憶は「関係性」に刻まれているのではないか。 このことは、遺伝子のことを考えるとわかりやすい。遺伝子の数の割に、人体はあまりに複雑。肝臓の細胞は、表面とその内部では形も機能も異なる。そうしたことが身体のありとあらゆる部位で起きている。遺伝子にこれらすべてのことをプログラムしておく

          関係性が情報を刻む

          「伝える」より「伝わる」、「育てる」より「育つ」

          言語化がうまい、わかりやすいと言ってもらえることが増えた。ただ、私自身、何か明確なコツみたいなのを言語化できてるわけではない。ただ、いつの間にか気をつけるようになってるのは「伝える」のではなく「伝わる」を意識しているかな、ということ。 どうやって伝えよう、と、自分を主語にしてしまうと、身勝手な表現が増える。情報が多すぎて分かりにくくなったり、論理がこんがらがってやはりわかりにくかったり、自分の気持ちをわかってもらおうとする押しつけがましさがにじみ出て読む気を失わせたりする。

          「伝える」より「伝わる」、「育てる」より「育つ」

          雑草からエネルギーを得る超優秀な方法

          2000年代前半まで、バイオエタノールの研究が盛んにおこなわれていた。しかしコメなど食料を原料にすると、食料不足になってしまうかも、ということで、雑草を原料にする研究もおこなわれていた。一応、技術的には可能なのだけれど、結局は実用化されることなく終わった。なぜか。 エネルギーとして得られるバイオエタノールより、それを製造するまでに消費するエネルギーの方が多いから。雑草を原料とする場合、雑草を刈り取るときにエネルギーを消費する。刈り取った雑草を集めるのにも、その雑草を発酵槽に

          雑草からエネルギーを得る超優秀な方法

          マジにスマート馬耕、牛耕を!

          ツイッターなどで「スマート馬耕や牛耕を研究すればいいのに」とつぶやいたら、「今やろうとしてるところ」と驚くべき連絡が。これまた驚くべきは合田真さんからだったこと。合田さんはモザンビークで銀行口座を持たない人たちに決済手段を開発した人として有名な方。 https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4822255719/ref=tmm_hrd_swatch_0?ie=UTF8&qid=&sr= これは一度現場を見せて頂かなくては!と、新潟県のまつだいに。まさ

          マジにスマート馬耕、牛耕を!

          法は人々を豊かにするためのもの

          岩波文庫の「韓非子」(全4巻)を読むと、相当に老荘思想が混入している。しかし韓非自身の筆によるものとされる文章だけ読むと、むしろ性悪説で有名な「荀子」を、さらに先鋭化・純化した思想だという強い印象を受ける。「徳」のような情緒的な感性を韓非は平気で無視しているように感じる。 韓非の真筆と思われる「韓非子」だけを読むと、「人間とはしょせんこんなものである」という透徹した人間観を感じる。夢も希望もまるでなく、人間という生き物を冷徹に観察している。それを「法」で操ろう、という意図が

          法は人々を豊かにするためのもの