問題のある「溺愛」は能動感を強奪する
相部和男「非行の火種は3歳にはじまる」「問題児は問題の親がつくる」を久しぶりに再読して連想したのは、「『子供を殺してください』という親たち」という漫画だった。
子どもを溺愛し、さんざんオモチャにしておいて、そのワガママを処理しきれなくなったら命令と規則で縛り、当然ながら子どもは反発し、それをさらに禁止と命令で抑えつけ、子どもはさらに逆上し・・・という悪循環。子どもが手のつけられない悪魔になってしまったと感じた親は、「子どもを殺してくれ」と口にするようになってしまう。
これと同