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2023年5月の記事一覧
シン映画日記『THE WITCH/魔女 -増殖-』
グランドシネマサンシャインにて韓国映画『THE WITCH/魔女 -増殖-』を見てきた。
『新しき世界』や『隻眼の虎』、『V.I.P. 修羅の獣たち』を手掛けたパク・フンジョン監督作『The Witch/魔女』の続編。済州島にある秘密研究所アークの襲撃事件で生き残った少女が島から逃げ延びて牧場を経営する姉弟に匿ってもらうが、アークを襲撃した謎の超能力者集団や、姉弟を狙う犯罪組織らが次々と襲ってく
シン映画日記『波紋』
シネプレックス幸手にて筒井真理子主演、荻上直子監督作品『波紋』を見てきた。
『かもめ食堂』や『めがね』、『トイレット』、『川っぺりムコリッタ』など、オフビートなヒューマンドラマやコメディを作ってきた荻上直子監督の最新作。予告編を少し見た感じではこれまでの荻上直子監督作品の雰囲気とは違う、シリアスで不穏な雰囲気を感じ、見てみるとその感覚はあながち間違ってはいないが、
深田晃司監督作品や是枝裕和監督
シン映画日記『岸辺露伴 ルーブルへ行く』
ユナイテッドシネマ浦和にて高橋一生主演映画『岸辺露伴 ルーブルへ行く』を見てきた。
荒木飛呂彦原作「岸辺露伴は動かない」シリーズの短編「岸辺露伴 ルーブルへ行く」の映画化、というかテレビドラマ版「岸辺露伴は動かない」の劇場版。
人の心を読む「ヘブンズ・ドアー」のスタンドを持つ漫画家・岸辺露伴が「この世で一番黒い色の絵」を求め、フランスのルーブル美術館へ行くが、その絵を巡り、奇っ怪な事件が起こる
シン映画日記『クリード 過去の逆襲』
ユナイテッドシネマ浦和にてマイケル・B・ジョーダン主演兼監督映画『クリード 過去の逆襲』を見てきた。
『ロッキー』シリーズのロッキー・バルボアの宿敵アポロ・クリードの息子アドニスを主演にした『クリード』シリーズ第三弾。1作目にシルベスタ・スタローン、2作目にドルフ・ラングレンをゲストに迎えて、『ロッキー』シリーズのオマージュをたっぷり入れながらの作品だったが、本作は『ロッキー』シリーズの威光から
シン映画日記『ソフト/クワイエット』
ヒューマントラストシネマ渋谷でブラムハウス・プロダクションズ製作作品『ソフト/クワイエット』を見てきた。
『ゲット・アウト』や『ハッピー・デス・デイ』など異色のホラー、スリラーを世に送り出すブラムハウス・プロダクションズ製作の新たなるスリラー映画。これが見事に『ゲット・アウト』や『ブラック・クランズマン』等の人種差別絡みのスリラーをヒッチコック的なクライム・サスペンスに落とし込んだ泥沼クライム・
シン映画日記『最後まで行く』
ユナイテッドシネマ浦和で岡田准一主演、藤井道人監督・脚本作品『最後まで行く』を見てきた。
日本でも2015年に公開され、中国版、フランス版も作られた韓国映画をリメイクしたクライム・サスペンス。監督・脚本は『新聞記者』や『ヴィレッジ』を手掛けた藤井道人監督、主人公・工藤を岡田准一が演じ、他綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、駿河太郎、山中崇、黒羽麻璃央、駒木根隆介、山田真歩、清水くるみ、杉本哲太、柄本明が
シン映画日記『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
TOHOシネマズ池袋にてヴィン・ディーゼル主演、『ワイルド・スピード』シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』を見てきた。
通算10作目で、元々はストリートレース、カーレース等レーシングバトルとカーマニア要素が主体のカーアクション映画だったのが、4作目『ワイルド・スピードMAX』から『オーシャンズ11』や『007』、『ミッション:インポッシブル』といったスパイアクションと『TAX
シン映画日記『それいけ!ゲートボールさくら組』
MOVIXさいたまにて、藤竜也主演映画『それいけ!ゲートボールさくら組』を見てきた。
『龍三と七人の子分たち』の81歳の藤竜也を主演にしたゲートボールを題材にしたスポーツコメディ映画。
ポスターやフライヤーから藤竜也や石倉三郎をメインとしたシニア世代が目立つビジュアルからいかにも高齢者向けな雰囲気が漂う藤竜也主演映画『それいけ!ゲートボールさくら組』。蓋を開けると、確かにお年寄り特有のものはある
シン映画日記『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』
MOVIXさいたまにて、元乃木坂46の松村沙友理主演の『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』を見た。
「月刊COMICリュウ」にて連載中の平尾アウリ原作で、昨年テレビ朝日系でテレビドラマも放映していたアイドルの推し活をする「推し活女子」と地方のご当地地下アイドルの成長を描いたコメディ&ヒューマンドラマ。
個人的には、原作漫画だけでなくテレビアニメ版もテレビドラマ版もあるが、そのどれにも接して
シン映画日記『TAR/ター』
イオンシネマ板橋にてケイト・ブランシェット主演、トッド・フィールド監督・脚本作品『TAR/ター』を見てきた。
『リトル・チルドレン』などを手掛けたトッド・フィールド監督の『リトル・チルドレン』以来の17年ぶりの新作で、個人的にはクラシック音楽の指揮者という縁遠い世界ではあるが、『エリザベス』シリーズや『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット主演ということで見てみた『TAR/ター』。これが見事
シン映画日記『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
TOHOシネマズ渋谷にてMCU映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』を見てきた。
ジェームズ・ガン監督作品でクリス・プラット主演、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ出演、声の出演でヴィン・ディーゼルとブラッドリー・クーパーと豪華キャストで送るSFアクションの第三弾。
ある日、ノーウェアで本拠地を建設していたガーディアンズ・オブ・
シン映画日記『EO イーオー』
ヒューマントラストシネマ渋谷にてイエジー・スコリモフスキ監督作品『EO イーオー』を見てきた。
『水の中のナイフ』の脚本を手掛け、監督として『アンナと過ごした4日間』や『エッセンシャル・キリング』、『イレブン・ミニッツ』を手掛けたポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ監督の最新作。サーカスで使われていたロバのEOが、サーカス団の団長の破産によりサーカスから離れ、牧場に引き取られるが、ある日EO
シン映画日記『銀河鉄道の父』
ユナイテッド・シネマ浦和にて役所広司主演、成島出監督作品『銀河鉄道の父』を見てきた。
第158回直木賞を受賞した門井慶喜の小説を映画化したヒューマンドラマ映画。宮沢賢治とその父・政次郎との家族、親子の絆を描いている。
ストーリーは宮沢賢治が生まれてから亡くなるまでのエピソードを父親である政次郎の視点を中心に展開。賢治の幼少期の赤痢での入院や本との出会い、高校進学など、基本的には賢治の出来事に政
シン映画日記『妖獣奇譚 ニンジャ VS シャーク』
シネマカリテで平野宏周、西銘駿W主演映画『妖獣奇譚 ニンジャ VS シャーク』を見てきた。
タイトルやポスター、フライヤーからしてB級映画丸出しだが……B級どころかZ級のクオリティーだった。
時代劇の忍者映画にサメ映画を打ち込んでいる。
ゴア描写、血しぶき全開のアクションは悪くないと言いたいが、やり過ぎてチープになっている。
しかも、忍者アクションが8割で、
終盤になって巨大サメがようやく出