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ダンジョン飯と資本主義 欲望 神話 創作
ダンジョン飯の最終巻を読んだ。
発売日に読んでから、暫くおいて読み直した。
初見は興奮して、物語の顛末を追うだけになってしまうから、先を知ってからようやくあれこれ考えて読めるようになる。
ぼんやりと色々なことが頭に浮かんだが、
最後に残ったイメージは、同じ九井諒子の短編であった。
たぶん初期のほうのやつで、天使のような(あるいは竜か?)翼をもった少女の初飛行を、少年が手助けするというような短
少女終末旅行 終末の旅人の作法
少女終末旅行を読んだ。
昔は途中まで、それとアニメをみていたが、
普通に終末モノのユル女子旅程度に片付けていた。
しかし、漫画(特に作者のあとがき)を全て読むと、
今ではまた新しい視点で色々と解釈ができる作品であった。
最近は長々と駄文を連ては下書き送りなので、短く纏める。
少女終末旅行の基本的なストーリーは、終末の世界の旅だ。
タイトル通り、二人の少女が、戦争で滅びた世界を旅する。
今回は
創作と祈り バッドエンドはあり得ない
フランツ・カフカは書くことについて、
「人は、どうあっても
書かねばならぬものだけを、
書かねばなりません。」
と言ったという。
この言葉の真意はそれぞに想像するところだが、
この頃の私は、これを逆説的に感得している。
というのも、適応障害による鬱という、はじめての経験、
想像以上の精神的苦痛が回復に向かいつつある中で、
私は初期の絶望感や無力感の感触を失い始めた。