濱田秀伯 『第三の精神医学/人間学が癒やす身体・魂・霊』

☆mediopos-2410  2021.6.22 「第三の精神医学」という 「第三の」というのは 身体だけを扱う精神医学でも 心理だけを扱う精神医学でもなく 「霊」をも扱う精神医学 人間を身体だけの存在でも 心と身体だけの存在としてとらえるのでもなく 身体と心と霊(体・魂・霊)という 三重の存在としてとら…

男になること

男になる、とはどういうことか。 生物学的に男に生まれた人が、大きな勝負に勝ったり、女を抱いたりすることで「男になる」と表現される。仕事で大きな責任を果たしたり、逆境に挫けず筋を通したりすると「男を上げる」。すなわち「男らしさ」が出てくる。精悍な顔つき、堂々とした振る舞い、落ち着き…

自閉スペクトラム症とはなにか

ネット上に、自閉スペクトラム症の説明は多いから、それにまたひとつ教科書的な話を付け加えることはあまり役に立たないかも知れない。しかし、自閉スペクトラム症を認知神経心理学の側面から臨床的に解説しているネット上のテキストはあまり見かけないので、その話をしてみよう。 自閉スペクトラム症…

番外編①Lithium(炭酸リチウム)

イギリスの精神科医 Joannna Moncrieffの論文から番外編です。   テーマは 双極性障害における 治療薬のLithium (炭酸リチウム)についてです。   私も うつ病から双極性障害2型と診断名が変わり、 炭酸リチウムを処方されて飲んでいました。   (過去に何度も書きましたが、  うつ病から双極性…

サブカル大蔵経692斎藤環『承認をめぐる病』(ちくま文庫)

承認は少な目 この三者の関係性/徹頭徹尾「承認」をめぐる物語である。p.41  エヴァンゲリオンについて 若い世代の間でいかに「コミュ力」が重視され、あるいは過大評価されていることの傍証p.158  〈芸人〉スター化の弊害、ではなく、一億総二十四時間SNS交信時代の弊害か。 筆者の精神療法の…

現代精神医学における薬物の役割Joanna Moncrieff②

The role of drugs in modern Psyciatry. 「現代精神医学における薬物の役割」   引き続き、 イギリスの精神科医Joanna Moncrieffの論文紹介です。 (私が勝手に要約してますので、  全てを読みたい人は検索して読んでください)   今回のテーマは 「現代精神医学における薬物の役割」です…

お酒は毎日必要か?

彦坂尚嘉さんの最新の動画を見ました。芸術論から語る、人間の「狂気」。人間に対して言われる狂気と、彦坂さんも含め人間一般が観察する「自然」、または「宇宙」、そこから抽出された「赤」という色、それらを狂気という語で直結させて語る彦坂さんに、私自身は危うさも感じますが。現代の「狂気」を…

読書力の上げ方

趣味は読書である。 高校生のときに、「趣味は読書の人」になろうと決めて以来である。それまで、漫画は好きで読んでいたが、絵のない本を好んで読む習慣は特になかった。 手始めにドストエフスキーの『罪と罰』を読んだ。精神科医を目指すなら読んだ方がいいという新聞記事を読んだのと、『こち亀』…

精神科医の禅僧が教える「心と身体の正しい休め方」

【今日の読書旅】「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方 川野泰周 著 ディスカバー  2018年 私たちは、私たちの身体や心のことを 思っている以上に正しく把握できていません。 実際には、脳で起こっている問題を、身体の問題と捉えがちです。 実は、あなたの疲れは「脳の疲れ」かも…

なぜだかピンとこない「絶叫マシン」ver.1.1

「勢い・ノリ」で書くと5W1Hが抜けまくることが 判明したのでそこらへんを整頓しました。 という意味でのver.1.1です。スミマセン(*u_u) <いきなり読書感想> すっごい昔の中公新書の本『時間と自己』を読んだ。 個人的には精神病理学に哲学的解釈をまぜて新たなこじつけを 施しただけ、位にしか思…