- 運営しているクリエイター
#エッセイ
子供たちの声に耳を澄ませて、何度でもそこに戻ってこよう。
誕生日の夜に妻と息子たちから手紙をもらった。
長男の手紙は「21年間愛情を注いで育ててくれてありがとう。もう僕は、社会人になります」との言葉から始まっていた。
便箋にびっしりと書き込まれた言葉を受け止めて、嬉しくて、切なくて、涙が溢れて止まらなかった。
幾つもの子供たちとの思い出が浮かんできた。
私はADHDの性質もあり、感情の扱い方には一際苦労してきた。
自分自身に対しても。家族に対し
「エッセイストのように生きる」エッセイストのバイブル的一冊 #35
私には、紙と電子の両方で持っている本が、数冊だけあります。
アメリカに住んでいるので、本はKindle版で買うのですが、
とてつもなく気に入った本だけは、日本に帰国した時、紙の本も購入するのです。
その一つが、「エッセイストのように生きる」です。
「暮らしの手帖」で長らく編集長を務められ、現在はDEAN & DELUCAマガジンの編集長などをなさっている、松浦弥太郎さんの著書。
「書くこ
もしも、野原に花まるが咲いてたら。【不登校って、なにか詩ら?】
noteに投稿を続けていると、思いがあっという間に言葉になって、そのまま記事になるときと、書いても書いてもまとまらず、何万字も下書きに言葉を連ねてようやく形になるときとがあります。
どちらがいいわけでもなく、どちらに、より愛着があるわけでもありません。
記事はただ、それにふさわしい方法で、ある日、ちゃんと生まれてきます。
書いても書いても思うようにまとまらないと、焦る氣持ちばかりが募ってしまう…
新紙幣と鬼平のメロディ
このあいだの夜、父が我が家にやってきた。21時頃のインターホンに驚くわたしに、父は笑顔を向けた。
「友達にな、新紙幣かえてもろてん。見せに来たでー」
ソファに腰をおろした父の手には、まっさらなお札が一枚おさまっていた。北里柴三郎の肖像が見てとれる。7月3日に発行されたばかりの、新しい千円札だ。
わたし「へー、ニュースで見てはいたけど、1000のフォントがおもしろいねぇ」
父 「そうか?
「書く」。「書かない」。
「てがみさま」というお話を書いたことがあります。
手紙の神様。てがみさま。
大切に書いた手紙には神様が宿ることを──短いお話にしました。
封筒を開け、折りたたまれた便箋をひらくと、おかっぱ髪の女の子の神様が、ちょこんとそこに現れる。それが、てがみさま。
そのお話を書いたのは、もうずいぶん前のことです。
誰かに手紙を届けるのが、いまよりずっと身近な時代でしたから、ちょこちょこと、お礼状など書く習慣
本当にやりたいことをやる覚悟を決めたら世界がひっくり返って生きるのが楽しくなった話
こんにちは!ヲキタです。
ヲキタは現在、理学療法士として病院で働いています。資格を取ってから10年、現場で働いた年数は8年になろうとしていますが、その間ずっと
「本当は別にしたいことがある気がする」
と思っていました。
これだけ読めば、よくある話なような気もします。
でも、実際にやりたいことが何かなんて分からなかったし、仮に何かやりたいと思っても飽き性な自分は物事を続けられることが少なかっ
#19[本の危機]白旗の少女、AI。未来に遺るモノは……?
桜の季節になりました。沖縄は来月には梅雨入り。早いですね。80年前、17歳の姉に手を引かれて、裸足で泥濘んだ戦禍の道を逃げ延びた、小さな女の子がいます。
調べずに、いきなり読み始めてほしい本
次世代に継ぐ物語。著者・比嘉富子さんによるノンフィクション『白旗の少女』(1989年)。読書感想文や、課題で読んだ人はいますか?
書き手として「いかに書かないか」を考えていました。経験のないことでも、い
さよなら、いい人ぶってた私
できることならいい人って思われたい。
嫌なヤツだって思われないように。
「あなた本当にいい人ね」と誰かに言われるのは、自分の存在意義が感じられるようで心地がよかった。
10代の頃の私は自己肯定感が皆無。
自分を認められるようになりたくて、とにかく「いい人」で過ごした。なにか頼まれれば笑顔で応じ、トラブルがあれば手を貸そうか、と声をかける。
誰かに「いい人」と言われるたびに、自分の価値が上がっ
noteを気持ちよく使いたいからフォローするのは…
フォローしたいけど
たくさんフォローすると
読みきれない!追いつかない!
読みたくてフォローしたのに
フォロー数が多いと
記事がどんどん埋もれてしまいそう!
1日noteを開かなかっただけで
さかのぼるのが大変そう!
と思ったからフォローさせていただくのは
だいぶスローペース。
本当は「この人の文章良いな!すき!」と
思ったら、すぐにフォローしたい。
だけど、良いな~と思って
フォローし