消えてしまった 羽根が生えて 震えながら 陽が暮れて 暗くなり始めた空 山の稜線が ぼやけ始めた頃 私の手の上から 私の胸の中から 飛び立つていった 私の声など 届かない 朝が来るまで 闇にくるまって いるしかない 今夜は月を抱いて 星の子守唄を 震えながら眠ろう #詩