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誰でもライターになれるけれど、誰でも文章が書けるわけじゃない。
この間、敬愛するエッセイストの塩谷舞さんが、Xでこんなポストをしていた。
日本で生まれたわたしたちは、幼い頃から日本語を学び、国語を学び、文章を書いて生きてきた。最低限の言葉の扱い方が分かるからこそ、誰だって"ライター"になることができる。
学生だから、社会人だから、なんて年齢も関係ないし、ライターという仕事は未経験だから、なんて経験値もまるで関係がない。やれば誰だってなれるのがライターだと、
天才の才気を浴びたい。音楽道には心を震わす偉才が多すぎるから語る。
小さい頃から音楽が大好きだ。
小学生の頃はレンタルしたCDをラジカセに入れて、コピーした歌詞カードを見ながら熱唱していた。
中学生になるとウォークマンを手に入れて、通学中の欠かせないお供になった。
高校生になるとライブハウスに通うようになって、初めて浴びるバンドの生音と息遣いに心底こころを踊らせた。
大学生になると70年代・80年代の洋楽に興味が芽生え、ダンスサークルの先輩に曲データをもら
Vaundy横アリday2。彼の掌の上で転がされた1時間半。
彼の頭の中には一体、いくつの音階があるのだろう。プレイリストをぐるぐると回して、たまたま止まった一曲をかけたとしても、120%類まれなる新しい音楽が耳に流れ込んでくる。
どの曲を聴いても間違いがないからVaundyをおすすめする時は、どの曲をピックアップするか、いつも迷う。(やっぱり怪獣の花唄かな。Tokimekiも聴き心地良いし、恋風邪にのせても鉄板だろうか。それとも逆光がメジャーで入りやすい
"何者か"になりたくて苦しいけど、たぶん、未来から見たら愛おしいのだろう。
家に「Emilia(エミリア)」という名を持つ、テディベアがいる。サラサラと滑らかな美しい光沢のある毛並みに、反射した光を内包するつぶらな黒い瞳。ほんのり口角を上げた口元で、いつもじっと、そこにいる彼女は、日々変わらず"愛らしい"という癒やしをもたらしてくれる。
「Emilia(エミリア)」という名を持って生まれた彼女は、表参道にあるSteiff青山店に並べられ、わたしという人間に見初められた。
フリーランスは毎日が仕事であり、休みである。
フリーランスという生物は、わたしの周囲ではなかなか珍しいのか、友人からは"何をしているのかよくわからない人"と思われていることが多い。
だからこそ、受ける質問もかなりふわっとしたもので、「普段、なにしてるの?」と聞かれることが多々ある。
返答に困った挙げ句「仕事してるよ」と返してしまい、何とも煮えきらない間が生まれるのがいつものルーティン。その後、広告作ったり、記事の校正校閲したり、その時々に
パンが大好きなので最高にうまいパン屋を紹介する
小麦粉って、罪よね。
ただの粉の集合体が「パン」に変わると、もう本当、我を忘れてお腹をパンパンに満たしてしまう、パンだけに(つまらない)。
ーーということで、週1でコメダ珈琲のモーニング(あんこトースト)を食べ、月2〜3ペースでパン屋を巡る、体の内側がほぼ小麦粉でできていると言っても過言ではないパン好き人間の一押しベーカリーTOP5を紹介しようと思う。
これまで訪れたベーカリーは数知れず。関
ライティングでご飯を食べるようになって2年。やっと豊かになってきた|独立年記2023
小さい頃、よく折り紙で遊んでいた。
『かんたん!おりがみブック!』みたいな、1.5cm程は厚みのある折り紙のレシピが詰まった本を開いて、そこに描かれた花や動物を表現することに"憧れた"。
あくまでも"憧れていた"というのは、わたしは本の中で活き活きと芽吹く植物も、今にも動き出しそうな動物も、再現することができなかったからだ。
折り紙の基本は「やまおり」と「たにおり」を知るところからはじまる(
育休後のキャリアに悩む友人に何と答えるべきだったのだろう
好きに生きたらいいのに、という言葉は、薄情に聞こえてしまうのかもしれない。
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空一面に隙間なく分厚い雲が敷き詰められた、湿っぽい昼どき。部活帰りの学生たちに囲まれながら、錆びたコンクリートの階段を降りると、改札の向こうで久しい顔がこちらを見ていた。
高校から続く十年来の友だちと、その子どもだ。この間、会ったときはハイハイしていたはずなのに、しっかり両足で立っている姿に成長の早さを感じて、
Adoのライブに行ったら脳天シビれた、って話を少しだけ。
ーーかっこいい。
ライブが終わって、つい「かっけぇ」なんて言葉が漏れた経験は、生まれて初めてだった。
2023年9月17日(土)。
雲間から太陽光が雷のように差し込んできて、「ひっ」と出した右足を日陰に戻した。
秋を忘れてしまったのか、天から突き刺すような日差しは9月になった今でも続いている。
一度雲間の雷を睨みつけてみるも、とくに収まる気配はない。「はぁ」と少しため息をついて、淀む気持ち
女性だから、男性だから、なんて枠を飛び出す勇気がほしい
セクシュアリティについて、考えることがある。
女性だから、男性だから、と性別によって当たり前のように区分されたり、あたかも常識であるかのように決めつけられたりする風習が、いつからか苦手になった。
たぶん、発端は小学6年生の誕生日。クラスの友だちが誕生日プレゼントとして「ディズニープリンセスのジャスミン」のピンバッジを贈ってくれたときから、違和感は始まっていた。
小学生のわたしは、「ありがとう
漫画から学んだ愛の話。「山田くんとLv999の恋をする」が好きすぎる。
「山田くんとLv999の恋をする」という漫画が、これまでの、どんな少女漫画にも描かれてこなかった“真理の愛”を教えてくれたーー。
GANMA!で連載中、ましろ先生によるラブコメ漫画「山田くんとLv999の恋をする」が好きで、好きで、たまらない。
こんなに好きになった漫画は、初めてだ。
一度読んだら、そう読み返さないわたしが手元のファッション雑誌を捲るように何度も何度も何度も……何度も繰り返し単
「友だちと遊ぶのが面倒くさい症候群」の要因を考えてみる
友だちと遊ぶのは、好きだ。けれど、面倒くさい。
予定を立てるまでは良いけれど、いざ遊ぶ前日になると「面倒くさいなぁ……」と思ってしまう。もちろん当日の朝も「面倒くさいなぁ……」と思っている。
べつに、その友だちのことが嫌いなわけでも、苦手なわけでも、一緒にいてつまらないわけでもない。「楽しかった!」と帰ってくることだって、しばしばある。
それにも関わらず、あまりにも「面倒くさい症候群」を発症