記事一覧
Virtual State Of Mind ――バーチャルユーチューバーの想いⅠ すべてががれきになった後に
この話はフィクションです。
もしも気持ちが落ち込んでいるとき
言葉で考えるのがつらいとき、この文章を閉じるようお願いいたします。
そこに行けば、何かが変わると思った。
くだらないはなしの終わり ーーDaydream can be faded
「せんぱい、なにやっているんですか?」
「ん?今日もデータの復元」
厳重に鍵がかけられたサーバーが立ち並び、その前に5台ほどパソコンがおいてある場所
Vtuberがこれからも続いていくための覚書――MZMとケンドリック・ラマーを聴きながら
このnoteは、ある方の問いかけから「Vtuberがこれから続いていくために必要なもの」を考えたものです。ただし、自分自身が満足のできる回答を出し切れなかったのもあり、かなり論旨も整っていないものになります。
そして、最後の結論も、必ずしも論理的なものではないかもしれません。
ただ、Vtuberのファンの子と話してあまりに暗すぎて、このような書き方になりました。
後は、人々がどう読むかに任せます。
イラストレーションを1年見て感じた問題系 ――生成AIの時代を前に考えるためのブックリスト
このnoteは、1年ほど事情があってイラストレーションについて調べていた人間が、これから先、どのように絵を見ていくかを考えたnoteです。
絵が1年見ただけでわかることはあまり多くないと思います。
もしも良い資料などあればご教授ください。
生成AIの裏の問題 ーー「絵を描く過程」をないがしろにしていいと思われたこと
イラストレーションの話題を調べ始めたころから、生成AIの話が盛んに問題になって
Virtual State Of Mind ――バーチャルユーチューバーの想いⅡ にじさんじ6周年に向けての手紙
このnoteは、前のnote「Virtual State Of Mind ――バーチャルユーチューバーの想いⅠ すべてががれきになった後に」の続きですが、独立した文章として読めるようにしています。また一部、二次創作でR-18を描く作家さんの話を書きます。ご了承ください。
拝啓
月ノ美兎さま
楽しく毎日を過ごされていますか。
おいしいごはんは、食べることができていますか。
デビュー6周年おめ
音楽とまっすぐ向き合うためのパラベラム ーー緑仙『パラグラム』を聞いて
『パラグラム』は、2023年10月4日に発売された、歌手・緑仙のメジャーデビューアルバムである。さっそくアルバムを聴いてきたので、感じたことを書いてみる。
01. WE ARE YOU
1曲目から、これまでの緑仙が歌っていなかったストレートな応援ソングである。作詞をされた藤林聖子さんは、担当した作品のその後まで見通してしまうことから、「作詞する預言者」と呼ばれることもある。
ベガルタ仙台を応
根拠のないものを信じる時、人はそれを魂と呼ぶ ーー剣持刀也『虚空教典』を読んで
にじさんじのバーチャルユーチューバー、剣持刀也の『虚空教典』を読んで、なぜか記事を書きたくなった。
でも不思議なことに、ペンを今こうして持ってみるとまったく書くことがなかったことに気がついた。
ほかの方が感想で書いているように、確かに語彙力とご本人に来たお悩み相談にズバッと答えているその思考の切れ味は、まさに千年伝来の刀鍛冶が研ぎに研いだ日本刀のごときSharpnessである。
しかし一方で、こ
歌のよさとは何だろう ーー古今東西/J-POPから洋楽、Vtuberまで歌の良さの要素を、思いつく限り分解してみた
先日、Vtuberの曲をカラオケで90点取るnoteを投稿した。
このnoteを投稿したのは、Vtuberの曲をとりあえず聞いてみることも目的のひとつでしたが、やはり新しいコンテンツということで、BPMや言葉数の多い曲に触れてみたいということが大きかった。
そして、神椿のようにVtuberでしかできない表現を極める人たち、甲斐田晴さん、夢追翔さんのようにシンガソングライターの道を究める人たち、全力
【回答編】Vtuberと失敗学 ーー自らの過ちを振り返るために
今後のnoteの方針(前回のnoteでの意見を受けて)今回のnoteは上のnoteでいただいた意見に対する回答編です。非常に長いですが気になった方はこちらからどうぞ
①(問題)件のnoteの問題点は「伝え方」であり、解釈の中身が悪いわけではない。とにかく書き方が強さが悪かった。
いただいた意見の中には、夢追翔さんの曲に勇気をもらっていた方、ファンとして彼の楽曲が好きだった人、当然私のnoteに
空のむこうへ消えたきみと、一緒にいるための音楽 —―真心ブラザーズ試論
もしも一人の人間が、どうしてもやめられないことを見つけたとして
それは幸せなことだろうか。
もしも一人の人間が、心に避けられない傷を負ったとして、その人が幸せに生きる道はもうないのだろうか。
最近みていたVtuberの中で音楽に生きる人の話をよく聞いていたので考えていた。若いボーカロイドの曲を作る人と話すこともあった。
周りの若い人たちのはみんな、流行と時代をどうやって読むか、それとどうやって戦
【意見求む】バーチャルユーチューバーの文化と夢追翔さんについて3つご質問があります(ファン・非ファン問わずコメント欄へどうぞ)
このnoteは、夢追翔さんのアルバムについてレビューしたnoteについて、さらにはそのうえにあるバーチャルユーチューバーの文化について意見を頂くために書いたnoteになります。
人によっては触れにくい題材を扱っていることをご理解ください。
そのうえで、以下の3つの質問について、ご自身が思ったことやコメントを頂ければ幸いです。
また必ずしもにじさんじ、あるいはVtuberのファンではない方でも、特
So You found a Heart of Gold, didn't you? ーー 緑仙 1st LIVE「Ryushen」を観て
(このnoteには、個人的な話や解釈が多分に含まれます。それでも大丈夫という方だけお進みください)
Introduction : Personal Story (読まなくていい/飛ばしていい/蹴り飛ばしていい)
今年の春に、緑仙のメン限をやめようと考えていた。
緑仙が悪いとか、そういうことがあったわけじゃない。
というか、にじさんじを見るのをやめようとしていた。
Vtuberとクリエイターの生きづらさを見つめる ——「死にたい」と言われた時の考え方と、能力主義の罠
色々なことを反省して、2年前にやっていたスタイルのnoteを書くことにする。
これは解釈ではなく単純な事実として、夢追翔の『共感性終止』の後半の歌詞には、ストレートに「希死念慮」に関する記述がある。
ここで一度、情報を集めておきたいのが、Vtuberの人が死を選んだり、その兆候があった場合、人は何を考えるべきなのかへの準備である。
Vtuberは見知らぬ他人の声にさらされている反面、その存在が誰
おんがくと、あそぼう ーーみのミュージックさんへの賛辞と、生まれたひとつの問い
はじめに代えて ーー奥田民生と、まほうのとびらが開いたとき
奥田民生の曲に「意味」なんてないかもしれない。
そんな風に思ったことがある。
高校の時、初めて聞いた奥田民生のアルバムは『E』だった。
ソロのキャリアも長く続き、ユニコーンの時期から脱却した彼の緩い世界観がどこまでも詰め込まれたアルバムだった。中盤はひたすら「花」と「鼻」をかけたギャグがひたすら繰り返し続けて、でもひたすらにギターの音
地獄の底が抜ける前に ーーLinkin Parkと夢追翔さんのこと
この記事は、先日自分が書いてしまった夢追翔さんについての記事についての釈明になります。いすゞさんのこの記事に付け加える形で、書いています。また、私のタイプのにじさんじリスナーの悩んでいることについても書いています。
Linkin Parkと夢追翔さんのこと
私がずっと聞いているアメリカのアーティスト、Linkin Parkのチェスターベニントンは、2017年に自ら命を絶った歌手です。彼は、亡く
カラオケでVtuberの曲100曲を歌って、(大体)90点を出した ーー幾多の名曲をレビューする (カット版)
バーチャルユーチューバーの曲をまとめるのは難しい。
それは音楽のジャンルの名前ではないからである。
じゃあ歌ってみればいいじゃない。
今回は、そんな見切り発車で歌を歌いまくった結果、とりあえず100曲90点を出したので、その曲たちをレビューしてみる。
きっかけ ーーVtuberと日常
バーチャルユーチューバーに関する話題が世間一般に浸透していき、日経新聞など大きな舞台で名前を聞くようになって