アートについてのメモ

絵画メモ 芸術鑑賞について① アート史①

 最近はまっている、絵画に関するメモを発表する体で走り書きしてみます。
 謎にプレゼン形式なのは、僕は残念ながら文章を行儀よくまとめるのが苦手で、えらい遅筆になるのに対し、挑発的なプレゼン形式でメモしていくとなぜか一定のまとまりをえつつ文体で書くより早く書けるからです。
 そしてこれを公開するのはカコタムには美術に詳しそうな人が多いので間違ってたら教えて

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中野京子「異形のものたち――絵画のなかの怪を読む 《善悪と美醜、不思議な悪魔と天使たち(1)》」

画家のイマジネーションの飛翔から生まれ、鑑賞者に長く熱く支持されてきた、名画の中の「異形のものたち」。
 大人気「怖い絵」シリーズの作家が、そこに秘められた真実を読む。
 ※当記事は連載第7回です。第1回から読む方はこちらです。

 ギリシャ神話と違ってキリスト教絵画に異形のものは登場しないのではないか、と思えばそんなことはない。旧約・新約聖書、外典や聖人伝をも含む宗教画には、唯一神、神の子イエス

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ラファエル前派の展開、エドワード・バーン・ジョーンズ《運命の車輪》

復活しました、今日はラファエル前派についての最終回です。

19世紀以降、〇〇主義をかかげた明確なグループ活動が増えていきますが、そうした動きはやがて内部から、または外部からの影響で少しずつ変容していきます。ラファエロ以前の絵画への回帰と、ジョン・ラスキンの理論による徹底した自然観察をかかげたラファエル前派(1848年に兄弟団結成)も、グループの活動自体はそれほど長く続いたわけではありませんでした

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ありがとうございます!嬉しいです。
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《浴槽、ブルーのハーモニー》の香りを妄想する

まだ数枚の作品を観たくらいだったころ、ボナールに対して抱いていたイメージは《太陽光を感じる明るい絵が多い》といったものだった。あまり明確な輪郭がなく色と色は溶け合い、眩しくて目を細めながら見ているような感覚を抱く絵たち。
妻をモデルに数多くの裸婦画を描いたことも知る。きっと満ち足りた人生だったのだろうと思っていた。

 一方で私の中にはいつも『心が満たされていたならば、わざわざ絵など描くだろうか?

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アートの知識は、見えないものを見えるようにしてくれることもある

アートを鑑賞する方法は、自分が楽しければ何でも良い。

とはいえ「知識は鑑賞の邪魔」と最近巷でよく聞こえてくる。

鑑賞するために、知識はそんなに悪者なのだろうか。

例えば、ミケランジェロの専門家が膨大な資料の中から、当時の領収書を1枚1枚調べて、ミケランジェロの顧客、契約内容を調べる。一見、無駄な努力なようだが、その結果「システィーナ礼拝堂の壁画は、当時の教皇ユリウス2世が注文した」という事実

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 《カーネーションの聖母》 〜 アートの聖地巡礼(ドイツ)

私的、アートの聖地のひとつ「アルテ・ピナコテーク」で、生きている間に一度は見たい作品、そして、もう一度見たい作品を紹介している。今回は、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452−1519)のファンならば、外すともったいない《カーネーションを持つ聖母》(1475年)。

ダ・ヴィンチの初期の作品。《モナ・リザ》の制作をはじめたのが1503年頃。それと比較すれば若干硬めの表現は、20代のレオナルドならではか

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