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美術の本のこと

みなさん西洋美術はお好きですか?
僕は大好きです。
そんな西洋美術をもっと知りたい!と思っていた頃に読んでいた二冊の本をご紹介します。

E.H.ゴンブリッチ「美術の物語」 木村泰司「西洋美術史」


E.H.ゴンブリッチ「美術の物語」

木村泰司「西洋美術史」

まずは右の「西洋美術史」でザッと西洋美術の歴史を俯瞰して(これだけでも充分に西洋美術に関心を持てるようになります)、隙間を埋めるように左の「美術の物語」を読んでいました。
「美術の物語」を読むと、作家がより身近な存在に感じられると思います。

そしてこの2冊を読み終える頃には、国内の美術館を巡って実際に作品に触れたくなっていることと思います。

さて、実際の作品に触れたくなっていることと思うと書きましたが、それは僕にとって西洋美術史は、作品や作家への興味関心を奮い立たせるためのものだったからです。
西洋美術というと、〇〇派や〇〇様式、作品の成り立ちや、寓意を知っていることが作品を理解していることと思われがちですが、僕は違うと思っています。
ではどうすれば理解していることになるのか?というと、そもそも理解するようなものではないと思っています。

美術を見ていると、この色が好きだとか、この線の太さが気に入ったとか、意外と好きかも!みたいに、気がつけば自分自身を発見していくことばかりでした。
なので、美術はそれ自体を理解するものではなく、自分は何が気に入ったのか、何が気に入らないのか、何に惹かれるのか、何に関心がないのか...などなど、自分と向き合って自分を理解していくための手段のひとつだと思っています。
そう思うと、美術に触れるのはなんだかワクワクしませんか?
そのとっかかりになればと思い、二冊の本をご紹介しました。

ちなみに、この二冊の本は毎日の仕事の休憩時間に少しずつ読んで、半年ほどで読み終えられました。チリツモってすごいなと実感しました。

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