レビューとレポート 第12号(2020年5月)

今月のレビューとレポートは平間貴大さん、秋庭史典さん、塚田優さん、横山由季子さん、KOURYOUさんによる家船インタビューは湯浅万貴子さん、伊藤允彦さん、書評は慶野結香さん、以上の方々より寄稿していただきました。表紙絵は鋤柄ふくみさんです。

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[1]実現されなかった展覧会「『これは画布ではない』 オマージュ 日置瑶子・平間貴大展としての佐倉密展」
平間貴大(元・新

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【書評】町田市立国際版画美術館「インプリントまちだ展2020 すむひと⇔くるひと ―『アーティスト』がみた町田―」カタログ

慶野結香(青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)学芸員)

すべての展示は見られない、と誰かが言った。展覧会を見たくて堪らないが、実物を見るのは場所や時間に制約されることだし、催事の情報を得られないこともあるのだから、見逃してしまうのは仕方がないという意味である [1]。正確に言えば、そのような意味であった。しかし2020年4月末の現在において、この言葉は文字通りの意味になっている。すべて

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伊藤允彦インタビュー -【連載】家船参加作家 / CLIP.5-

作品「家船」は多数の作家と地元住民、様々な協力者によって共同制作されている。この作品への参加作家が個人では普段どのような活動や制作をしているのか、レビューとレポート3月号「家船特集」を皮切りに、各人へのインタビュー記事を連載形式で掲載する。
今回は伊藤允彦へインタビューを行った。

撮影=小池源良

伊藤允彦(いとう まさひこ)
林業技術職員/サーベイヤー*1 1987年静岡県生まれ
2011年静

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湯浅万貴子インタビュー -【連載】家船参加作家 / CLIP.6-

作品「家船」は多数の作家と地元住民、様々な協力者によって共同制作されている。この作品への参加作家が個人では普段どのような活動や制作をしているのか、レビューとレポート3月号「家船特集」を皮切りに、各人へのインタビュー記事を連載形式で掲載する。
今回は湯浅万貴子へインタビューを行った。

撮影=FUJIMORI MEGUMI

湯浅 万貴子(ゆあさ まきこ)
画家
1988年10月8日生まれ 新潟市出

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26歳

別に誕生日ってわけではないんですけど。

noteをいまさらはじめました。

この絵のタイトルは《25歳》です。

これ以前も自分から見えている自分の脚をスケッチすることはあったのですが、きちんと作品として描いてみたものはこれだけです。

25歳になって、はじめて「自分のからだって絵になるな」と思えたのです。

布団の上で足を眺めながら、こんなところにとてもきれいなものがあるなと気付いたわけです。

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人生のコストパフォーマンスなんて知らない

「人生のコスパが悪い」

美術の研究、制作、仕事をしていて、人にこう言われることがある。

わたしの専門はファインアート、純粋芸術とよばれる類のものなので、

一層言われる・思われるのだろう。

幸い、両親は美術に対して、また美術でやっていく、続けていくことに対して、否定的ではなかったので、

わたしはあまり人生のコストパフォーマンスについて考えたことがなかった。

好きなことだけで食べていけるわ

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うれしいです✌
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こどもの絵との向き合いかた ひつじ先生に聞いてみた_01

2020年4月中ごろ、↓こんな思いからnoteで「おうちでつくろう」をポツポツと書き溜めてきました。

かれこれ64年にわたって携わってきた図工と美術。こんなにも長い間、学校がお休みになることはありませんでした。
そんな今だからこそ、わたしたちだからこそ!みんながおうちでたのしく、そして学べるアイディアを!出さない理由があろうか!いや、ない! 

世の中のありかたが大きく変わる以前、図工や美術

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あなたとっても良い人だ〜
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オンラインで集められる教材-品質編-

ことしの目標の1つの品質というキーワードを挙げてみた。英語にすると、クオリティーのこと。制作している制作物も作品となって、開発から量産フェーズに移行しようとしている中、質をあげながらもその質をある程度の基準で維持していくことも求められていく。インターネットの記事を利用して 品質とは?を紐解いていく。記事に従ってここでは、チームとして作業をすすめていくことを前提として記載する。

■品質とは?=製品

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自伝 ”光の啓示”番外編・至言集より

こんにちは、現在は世界初の新技法「ホログラムズコラージュ」のパイオニアとして活動しているTakayuki Hibinoと申します。

定期購読マガジン「光の啓示」では、1989年の夏、私がアート活動を始めたきっかけになった光の啓示から現在に至るまでの経験や出来事を記憶にある限り綴っていく実話です。また至言集や作品、アート活動などいろんな情報も番外編として掲載いたします。

世界情勢が急激に変化して

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西洋美術の名品を巡るひとり旅 ボローニャ編 6日目 ミラノ 「ブレラ絵画館 最も有名な作品といえば。。。」

現在イタリアを旅することが、難しい状況です。全世界の状況が1日も早く良い方向へ向かいますように。

イタリア、ミラノにあるブレラ絵画館で最も有名な作品の一つが、ラファエロの《聖母の婚礼》です(画像1)。

画像1

1504年頃、ラファエロ21歳の頃の作品で聖母になるマリアの夫を決めるために、国の独身男性全員が杖を持ったところ、大工のヨセフの杖に花が咲いたので、めでたく婚礼をすることになったという

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