Cotoritachi

大学の通信教育課程文学部を2013年に卒業。 2022年に再び美大通信学生、卒業後科目履修生。 学芸員科目を勉強中、学びや生活を記録します。

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大学の通信教育課程文学部を2013年に卒業。 2022年に再び美大通信学生、卒業後科目履修生。 学芸員科目を勉強中、学びや生活を記録します。

マガジン

  • 学びの記録

    これまでに、通信で学んできたことについての覚書など。

最近の記事

<パッケージデザイン課題1>  

 パッケージデザインの課題は、楽しく進めた。身近な商品から一つ、自分の街の周辺で売っているお菓子などを一つ選んで、レポートを作る。 1.近隣のスーパーにて購入したレギュラーコーヒー 1)興味を持った理由:日頃、何気なく中身に納得しているためにずっと愛用している商品だったが、あらためてパッケージそのものとして見た時に、毎回習慣的に買っているせいか、やはりどことなく愛着が湧くような気がしたのと、シンプルで静かなイメージのあるデザインについて、もう少し何かが足せないだろうかと考

    • <アートマネジメント・2>

       茅ヶ崎市美術館は素敵なのだ。武蔵美通信の間、何度もこの美術館にレポートのテーマになってもらった。公園の中にある立地といい、市民に大事にされている感じといい、理想的な地方の美術館の趣きがある。この課題では主役になってもらいました。以下レポート。 茅ヶ崎市美術館におけるアートマネージメントについて 1) 茅ヶ崎美術館について  茅ヶ崎市美術館は1998年4月に茅ヶ崎駅から南方に程近い高砂緑地公園の中に開館した。運営の意義は「市民の余暇活動活性化のために所蔵美術品の展示で市

      • <文学 課題2 「伝達」と「表現」の関係>

        文学 課題2:「伝達」と「表現」の関係 について論じる課題。  武蔵美通信の文化総合科目で履修登録した科目。文学部だった時のレポートなどを思い出しながら、任意の小説を選択した。 卒論のテーマに近いレポートとなった。以下レポート。   広津和郎『女給』における「伝達」と「表現」の関係  昭和五年の『婦人公論』に連載されていた広津和郎の小説『女給』には、小説として存在する以外に、小説の中に登場する人物のモデル問題について、出版関係者の間で揉め事があったという史実が残っている。

        • <ミュゼオロジー2・課題1>

           先日、博物館実習のスクーリングを終えてしまい、もはや通信での勉強は終わってしまって、寂しい。  レポートでは、たくさん課題のテーマになってもらった茅ヶ崎市美術館。地元とつながった素敵な美術館だなと、いつも感じていた。学生が終わってしまうけれど、定期的に通いたい。 以下レポート。 地域の美術館としての在り方と収蔵品についての考察  美術館とは、訪れる人々が美術作品の実物に触れることによりその鑑賞から意義や学習を見出す場所である。美術館は作品を展示するために作品を所蔵する

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        • 学びの記録
          22本

        記事

          レポートの正解を求めて。<博物館保存論 課題2>

          レポートを作っていていつも感じるのは、これで課題の問いに合っているのだろうか、である。それは文学部の通信だった時も、美大の通信のおなじで、常に悩んで、考えて、それから何度も書き直していく。  求められているものはこれなのだろうか、の連続で、起承転結もいるし、短い短編を創っているのと似ている。  自分の考えを書きなさい、とだけ記されていても、そこには何かしらの発見とそれに対する自分の答えのようなものがないといけないのだろうから、それがきちんと説明できていない場合はただの感想

          レポートの正解を求めて。<博物館保存論 課題2>

          アートマネジメントとは?<アートマネジメント・1>

           このレポート課題は2年目の最後に提出した。生涯学習論でとても面白く講義を聴いた先生が担当してくださったので、懐に飛び込む感じで、四つのレポートを提出できたのが良い思い出となっている。課題によってはまだ研究すべき点があるという指摘もいただいたが、概ね報われた感があって、読後感の良い小説に出会った感じと似ている。  以下、レポートと参考資料。 アートマネジメントとは何か   アートマネジメントとは、「アートに関係するマネージメント」であり、アートを経済社会の中で成立させ、運

          アートマネジメントとは?<アートマネジメント・1>

          卒業研究オンラインスクーリング1・2・3の思い出

           五月中旬、去年の今頃は、「卒業研究2」のオンラインスクーリングのために、下準備をして、調査結果や研究2以降のすべきことなどをまとめたりして、スクーリング前に提出し、当日、緊張しながら画面越しに同じクラス(?)の学生さんたちの発表やそれに対する先生のコメントなどを聴いた。  これ以前の卒業研究1のオンラインスクーリングは、その五ヶ月前、年が明けたばかりの一月初めで、その時は、あまり深く考えてなかったため、曖昧なテーマで企画を提出してしまい、先生に苦笑されて慌てた。テーマはか

          卒業研究オンラインスクーリング1・2・3の思い出

          <芸術研究学2> レポート課題2

          <芸術研究学2>−2:課題:鑑賞した美術作品から作者の感覚や判断を推察する タイトル:フィリッポ・リッピ《聖母子と二人の天使》の観察と推測 作品情報 タイトル:《聖母子と二人の天使》 作者:フィリッポ・リッピ 1460—1465年頃   テンペラ、板絵 高さ95cm幅62cm  ヴァザーリの『芸術家列伝』に寄ればイタリア・フィレンツェ初期ルネサンスのフラ・フィリッポ・リッピの生涯は、幼少の頃、親戚に預けられ、その後、近隣のカルメル修道会に移り、数年後には修道士への道へ進む

          <芸術研究学2> レポート課題2

          芸術研究科目<芸術研究ライティング>2・書評を書く

          課題:武蔵美通信、芸術研究コースの科目、美術系の本を探して、書評の作成をする。書籍は自分で選択する。書評を書く前に、選択理由、書評を載せる場合に考えられる媒体なども記すこと。 以下レポートより 選択書籍:『カフェから時代は創られる』飯田美樹 著 クルミド出版 2020年 タイトル:カフェに住んでいた「天才」たちと出逢う  飯田美樹著の『カフェから時代は創られる』は、2009年に出版され た書籍を2020年に新たに編集し、版元を変えて出版したものである。 これは、フジタ

          芸術研究科目<芸術研究ライティング>2・書評を書く

          パリに、また一人で行った時の、飛行機のこと

           そこでは、妹が一人で住んでいて朝から晩まで仕事をしている。コロナ時期からずっと帰国できていなかったため、姉としては、妹がどうしているだろうかと気になって、ずっと訪ねたかった。「来てもいいよ」と言われ、パートをひと月お休みできることになり、前回と同じ、日本の航空会社で、エコノミーの後方部座席通路側を搭乗三か月前に予約した。後部座席を取ると、機内がいつ何時「寝てくださいモード」になったとしても、いつでもおトイレに行けるのでなんとなく自由感があると思っている。  羽田でなんとか

          パリに、また一人で行った時の、飛行機のこと

          実技課題<パッケージデザイン1>  

          学習のねらい:商品として成立しているパッケージデザインについて思考、考察し、レポートにまとめる。 以下、レポートの一部 近隣のスーパーにて購入したレギュラーコーヒー 1)興味を持った理由:日頃、何気なく中身に納得しているためにずっと愛用している商品だったが、あらためてパッケージそのものとして見た時に、毎回習慣的に買っているせいか、やはりどことなく愛着が湧くような気がしたのと、シンプルで静かなイメージのあるデザインについて、もう少し何かが足せないだろうかと考えたため、この

          実技課題<パッケージデザイン1>  

          実技科目<イラストレーション課題2>

          課題:「いまの”わたし”に至るまで」:これまでの自分について、振り返って、イラストレーションにする。描いた感想など、レポートを一緒に提出する。子供の頃からの、絵を描くこととのかかわりについて記録した。(画像は一枚目のみ) 以下、添付レポート。 今のわたしに至るまで  美術を目指す、というような大きな目標はいつも無かったと思い返す。単に好きで手に取りやすかったことが「絵を描く」だった。それを教えてくれた、人生で出会った絵画の恩師たちのおかげで、なんとなく今の私まで続いてい

          実技科目<イラストレーション課題2>

          実技課題<デッサン表現>

          この課題は、実技で、決められたサイズで描いた作品をまとめて画集を作る。 作品のモチーフはなんでも良い。デッサンでも漫画のようなものでも、平面構成でも良い。結構自由である。なので、卒業するまでに枚数を描き溜めて編集して提出することも可能だと思われる。テーマと、タイトル、それぞれの絵についてのキャプション、創作後の所感レポートが求められる。 以下、所感レポートより テーマ:描きとめておきたいもの  タイトル:『C’est Moi』 わたし  自分の中で描いておきたかったもの

          実技課題<デッサン表現>

          デザインとは何か? <デザイン論1>

          学習のねらい:この課題は、デザインというものについて自分の考えをまとめてWEBでの小冊子を作ることによって、デザインとは何かを思考する。グラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、プロダクトデザインなど、自分の興味のままにモチーフは選択できる。(WEB提出) 以下、レポートの一部に、三菱の電動鉛筆削りをあげた。 ● 使わなくなっても捨てられなかったもの――愛着とデザイン  長年自宅に持っていた工業製品をあげる。三菱の電動鉛筆削りである。現在、家族が主に使っているが、そ

          デザインとは何か? <デザイン論1>

          芸術研究コース<芸術研究リサーチ>

           学習のねらい:卒業研究論文のための調査演習・資料を探して文献作成        (三年次に履修)  1.「テーマ選択について」  イタリア・ルネサンス初期に生き、主にフィレンツェで創作活動をしていた画僧フィリッポ・リッピを調査対象に選択した。本来ならば日本の画家や造形文化についての調査が国内においての資料集めには合致しているとも考えた。二十五年も前になる、論者が育児に疲弊していた三十代半ば、近隣の雑貨屋に絵葉書コーナーに印刷されていた一枚が、フィリッポ・リッピのおそらく

          芸術研究コース<芸術研究リサーチ>

          作品のスケッチとディスプリクションの演習

          <芸術研究学2>−1 タイトル:『玉座の聖母子と二人の天使』 作者:フィリッポ・リッピ 1440年頃 テンペラ、金/板(板から移し替え) ディスクリプション: 初期ルネッサンスに、フィレンツェの画僧であったフィリッポ・リッピの1440年頃のテンペラ画作品、絵画のサイズは縦122.6センチ×横62.9センチの縦長で上部はアーチ型。  縦長上部アーチ型の画面の、絵画全体を埋めるように座する聖母子が中心に配置され、聖母子の後ろに大理石の玉座が聖母の身体に沿うように描かれている

          作品のスケッチとディスプリクションの演習