偽り続けて生きてきた私にとって、書くことは社会と繋がる術
拝啓、私と大学でかかわりを持った、全ての人へ。
私は私を偽り続けて大学を卒業し、無職になった。学生時代、あなたが私のことをどう思っていたのか、それはあなたにしか分からないことだけれども。これらの一体何人に対して、私はありのままの私でいられたのか。きっと、およそ1割にも満たないと思う。
"学科の模範生でいないと、完璧でいないと、価値がない"と思い込んで暴走した私を、周りは温かく見守ってくれていたんだと、今なら思える。助けての声を拾ってくれて、受け止めてくれたことへの感謝は、