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#教育

心に留め置いている3つの教え「自分らしい視点」「巨人の肩の上の小人」「わたしを離れて去れ」  #大切にしている教え

心に留め置いている3つの教え「自分らしい視点」「巨人の肩の上の小人」「わたしを離れて去れ」 #大切にしている教え

お疲れさまです、uni'que若宮です。

日経COMEMOから「#大切にしている教え」というお題が出ておりましたので、今日は僕が大切にしている3つの教えについて書きたいと思います。

「お勉強ではなく、必ず自分らしい視点を付け加えること」僕の「大切にしている教え」は3つあります。思い返してみれば、これらはすべて大学で出会ったことばでした。

1つ目は、大学時代に恩師である美学者の佐々木健一さんに

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女子チームの派閥についてのお話。

女子チームの派閥についてのお話。

Twitterにこんなこと書きましたら、結構いいねが多くなったので少し掘り下げて書いていきます。

派閥。

あんまり良い意味ではないかもしれないけど、私はずっと昔から派閥と呼んでいます。
実際にこの派閥によって分裂したクラブもたくさん見てきました。怖いですね。

だからね、女子の派閥は、なめちゃいけないのですよ。

派閥というのは私の中で、同じ価値観の人の集まりだと思っています。

これは、だい

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なぜ日本人は塾へ行くのか「ヨーロッパに塾が存在しないわけ編」

なぜ日本人は塾へ行くのか「ヨーロッパに塾が存在しないわけ編」

日本人が学ぶとなると塾へ行く

*よりいい進学校へ行くために
*わからないところを理解するために

でもヨーロッパの人から見ると

「どうして学校に行っているのにまた放課後に学びに行くの?」

と不思議でならない

遠回しに言えば

日本人ってバカなの?

僕的に言っても

日本人はアホなのだろう。。

ヨーロッパの人は自分で勉強できることに対して

日本人は人に教えてもらうことから学ぼうとする

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環境と学習、サッカー。

環境と学習、サッカー。

環境

私たちは、2021年9月にVictoriaに来ました。
子供達3人は、2021年10月から長男は中学校、長女・次女は小学校と”現地”の学校に通ってます。もちろん周りは、カナダ人やアジアにルーツがある子、中南米、南米からの移民の方々も多いのでそのお子さん達の中で、授業を受けています。私は、2021年12月から現地の高校で、定期的にサッカー指導をさせてもらえるようになりました。その他にも、クラ

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動物の世界でも、弱者や敗者が生き残る道がしっかり残されていることが、近年わかってきました。

動物の世界でも、弱者や敗者が生き残る道がしっかり残されていることが、近年わかってきました。

動物行動学の研究者で、生態科学研究機構 理事長の新宅広二氏は、2022年
2月25日、FBで下記の通り、記しておられます(ご本人の了解を得て、転記させていただきます)。

<仮定と現実>
1.家庭に問題があり、度を過ぎた暴力沙汰をくり返す児童がクラスに1人いたとする。
2.彼を除いた学級会で、彼とは話し合わず全員で無視することを決めたとする。もし彼とこっそり話した子がいたら、同類とみなし無視をする

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私が「つまらなそう」と思っていた父の仕事

私が「つまらなそう」と思っていた父の仕事

私は昔、父の仕事が不思議だった。
というよりも、正直今思い返すと恥ずかしい限りなのだが、はっきり言って「面白くなさそうな仕事だな」と思っていた。

父は地方公務員で町の役場勤めだった。
役所の仕事をよくもわかってもいない癖に私はなんとなく、その仕事は誰にでもできる簡単なものだと勝手に思い込んでいたのだ。
簡単というか、決められた仕事をこなすような作業ばかりだと想像していた。

私が私としてこの世に

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子どもの人生のスケールを大きくしていくために。

子どもの人生のスケールを大きくしていくために。

保育園の園長研修なるもので
こんな話しがあり、なるほどなぁと。

「 小さな子どもは
  歩く練習をしたから
  歩けるようになるのではなくて
  親や先生のところに行きたい
  という気持ちがあって
  少しずつ歩けるように
  なっていくんだと思います 」

ママやパパのところに行きたい
先生のところに行きたい
その気持ちに引っ張られるようにして
歩くことができるようになっていく。

歩けるよ

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片思いのように考える

片思いのように考える

野村克也さんの言葉でとても印象に残るものを1つ上げろと言えば、これだ。

監督の時、相手のピッチャーの球がとても良い。特に高めが良い。そこで、選手には「高めは打つな」と指示を出した。

ところが選手は次からへと高目に手を出して凡打終わってしまっていた。

監督は困った。そして考えた。

「低めを、ねらえ」

と指示を変えた。

すると選手たちは、次から次えとヒットを打ち始めたのであった。

日本語

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自分「が」主語になると、不器用になる

最近どうしたわけか、教育系雑誌から取材をよく受ける。私が教育者というわけではなく、農業研究者であることを知ったうえで。なんとも不思議な気分。
たぶん、私の表現も悪かったのだろうけれど、取材を受け始めた当初、上がってきた原稿で気になる傾向があった。

「先生が~してあげる」「先生は~すべきである」「先生は~であるべきである」あるいは、先生が親に置き換わっていたり。これらの表現の何が気に入らないかとい

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教育とは「行為」ではなく「影響」である~現象学的還元~

教育とは「行為」ではなく「影響」である~現象学的還元~

今回はかなり哲学的な話を書くことにする。私は職業として小学校教諭をしており、いわゆる「教育のプロ」とよばれる仕事をしている。しかし、学生時代からこの実態の見えない「教育」という言葉がずっとひっかかっていた。今の仕事には誇りを持っているし、同業界の同志や先人たちにはリスペクトの念は忘れない。しかし、彼らが「教育にこだわる」ことや自分が「教育をしている」という表現には非常に違和感を持っていた。自分がや

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主体性は育むものではありません。

主体性は育むものではありません。

主体性を高める、主体性を育てる、主体性を身につける。

こういう言葉が普通に使われています。

でも、

そもそも主体性というのは健康に身体が動く赤ちゃんであれば、
誰でも持っていて行使しているものです。

(このイグアナだって主体的に動くと思います)

人は誰でも赤ちゃんでした。
つまり、主体性のない人間などいないはずなのです。
それなのに、主体的でない子どもや大人が日本にたくさんいるとしたら、

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日本人に対する違和感

前から不思議に思っていたのは、なんで日本人は消費税が上がっても、モリカケ、桜の会にも怒らないのに、芸能人の不倫とか不祥事には気が狂ったように激怒するんだろうね?自分には関係ないのにね。世界でもめずらしい国民だろう。

芸能人の不祥事でアメリカやヨーロッパでも批判が起きることはあるけどごく一部で、全国で集中放火ということはない。日本は全国民から集中放火になる。まあマスコミの問題もあるんだろうけど、マ

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人は、どう答えるかではなく、何を問うかで評価される

人は、どう答えるかではなく、何を問うかで評価される

大学生の頃、指導教授である高宮利行先生から「必ず質問するように」とよく言われた。

例えば、先生の友人で海外の著名な学者が講義をしてくださった時、最後に

Any question?

と聞かれたら、まっさきに手を上げるのは高宮先生だった。というか、先生が質問しなかったシーンは記憶にない。

ある時、意を決して高宮先生に「なぜ質問したほうがいいのですか」と聞くと、

「疑問を抱かないで話を聞いてい

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「お兄さん、俺、プロになりたい」夢を抱いた少年に背中を見せた2年間と、意外な展開

「お兄さん、俺、プロになりたい」夢を抱いた少年に背中を見せた2年間と、意外な展開

大学1、2年生の2年間、近所の小学校で毎週末サッカーを教えていた。といっても、コーチという立場ではない。

当時、ぼくは暇があれば小学校のグラウンドへ行って、壁に向かってひとりでシュート練習をしていた。

いつものように練習に打ち込んでいたある日、サッカーチームの保護者の男性から、「良かったらお兄さんも、一緒にゲームに混じりませんか?」と誘われたのが、その少年たちとサッカーをするようになったきっか

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