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子どもの人生のスケールを大きくしていくために。

保育園の園長研修なるもので
こんな話しがあり、なるほどなぁと。


「 小さな子どもは
  歩く練習をしたから
  歩けるようになるのではなくて
  親や先生のところに行きたい
  という気持ちがあって
  少しずつ歩けるように
  なっていくんだと思います 」


ママやパパのところに行きたい
先生のところに行きたい
その気持ちに引っ張られるようにして
歩くことができるようになっていく。

歩けるようになって
自分から地球にアクセスできるようになり
見える景色はどんどんと広がっていく。

ひとりで歩いて学校に行けるようになり
自転車で隣町にも行けるようになり
電車や車に乗って旅行にも行けるようになる。

そして、飛行機で世界へと旅立つ。

そこで
世界の大きさと世界の小ささを同時に知り
日本の大きさと日本の小ささも同時に知り
自分の大きさと自分の小ささもまた同時に知る。

で、不思議なことに
その大きさと小ささを同時に知ることで
目の前のいつもの景色が細やかに見えてきて
そこにある豊かさに気づけるようになっていく。

その出発点はすべて
「あの人のところに行きたい」という熱烈な想い。

それとたぶん
あの人のところに行けたときに
自分を受け入れてくれたことから生まれる
「静かな喜び」と「あたたかな安心感」。

その喜びと安心感の積み重ねはきっと
子どもの人生のスケールを大きくしていくための
確かな土台になっていくんだと思います。

そうなるような関わりを
すべての子どもたちにしていけたらいいなぁ。

ネイティブ・アメリカンに伝わるという
この言葉を忘れずに、日々を楽しく。



『 乳児はしっかり肌を離すな。

    幼児は肌を離せ、手を離すな。

    少年は手を離せ、目を離すな。

    青年は目を離せ、心を離すな 』



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