有坂 哲

東京から糸島に移住。「エリア伊都」ジュニアユース監督&「エリア伊都グローバル保…

有坂 哲

東京から糸島に移住。「エリア伊都」ジュニアユース監督&「エリア伊都グローバル保育園」園長。東京では高校生のサッカー指導を約15年間、その後「Futbol&Cafe mf」ショップディレクター。コスタリカでプロ選手としてプレーもしていました。あちこち、あれこれ。Pura Vida!

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怪獣化してしまうサッカー選手。

ここ最近、福岡県内の とあるジュニアユースチームに とてもとても気になる選手がいるのです。 中学2年生のその選手は 個人で相手を剥がしていける高い能力を持っていて 試合を決定づける仕事ができる優れたアタッカー。 ひとつ上の世代相手にも怯むことなく その能力を発揮している将来が楽しみな選手です。 でもですね 自分が気になっている理由はそれではなく 彼が今の時代では珍しくなった「怪獣くん」だから。 16年前に 「都立石神井高校」サッカー部の指導者時代 対戦相手の高校生に同

    • 詩という生きざま ⑨

      おててを洗いたいとの申し出がありました。 が、気が変わったのか それともあの申し出は油断させるための罠だったのか 気づいたら、こんなことに。 その昔 とーちゃんが風呂なしアパートに住んでいたとき 流し台で頭を洗ったことはあるけれど そんなダイブは考えたことすらなかった。 いいぞ、いいぞ。 どこでも住めるかもしれない どこでも生きていけるかもしれない。 そんな気分をどんどんと育んでいくんだ。 息子よ、チャーミングな旅人であれ🌎

      • サッカーと旅がたまらなく好きな共通の理由。

        小学3年生で サッカーというものにたまたま出会い それからの約40年間ずっと サッカーに関わり続けてきています。 いや、正確に言うなら 小学6年生の1年間は「ドラクエ」にハマり過ぎ あまりサッカーをしていないのですが… でもどうして飽きやすい性格の自分が サッカーだけは関わり続けてこれたのか。 といっても 別に強い意志をもって続けてきたわけではなくて 気づいたら続けてきていたんです。ほんと結果的に。 けどだからこそ 自分の心を大きく揺さぶる何かがあるとも思っていて 今

        • 何を伝え残していけるのか。

          子どもを持つ親になってみて 初めて感じることや考えることってあるんですね。 特に「愛おしさ」という感情は 日に日に自分の中で育っている実感があります。 子ども、スゴい。 そして こんなことを考えるようにもなってきています。 「 親として何を伝え残していけるんだろう? 」 そう、「伝える」ではなく「伝え残していく」。 もちろんこちらがそれを決めたところで 実際に子どもの中に残っていくかは別だと思います。 投げたボールをキャッチするかどうか それを決めるのは、いつだ

        • 固定された記事

        怪獣化してしまうサッカー選手。

          100%ではなく、あえて90%でやること。

          2023年、蹴り納めてきました。 ここ1ヶ月ほどのフットサルでは 身体の各パーツが一致して動けている感覚があり プレー中に自由を感じられることが増えていました。 その理由はおそらく「姿勢」にあり。 2年前に受講した 「姿勢づくり」をテーマにしたワークショップで どこを意識したら身体が一致して連動して動くのか そのポイントを講師の方に 教えてもらったことがありました。 例えば、頭や、股関節まわり、足の裏。 で、それからは 街にひとり飲みに出かけたときに そのポイントを

          100%ではなく、あえて90%でやること。

          あえて「静」でいる人の凄み。

          そうそうそうそうそうそうそうそう そうそうそうそうそうそうそうそう そうそうそうそうそうそうそうそう もうほんとそう、そうなんだ、そうなんだ。 プロダクトデザイナー秋田道夫さんの 言葉と出会った瞬間のことです。 自分の中に、共感の嵐が吹き荒れました。 その言葉とは、これ。 『 周りを「無能」に見せる「有能」は無能です 』 で、当然 これを読んですぐ、逆も考えてみました。 『 周りを「有能」に見せる「無能」は有能です 』 おーまいがー。 これ、自分の中の「すげえ

          あえて「静」でいる人の凄み。

          詩という生きざま ⑧

          保育園を休んだ、とある日。 詩がやたらと 「あーあー」「うーうー」 とアピールしてくるので目をやると なにやら楽しそうに いつもとは違う表情を浮かべていました。 なんだろうなぁと思って、詩の視線の先に目をやると… おそらく世界初 スタバモノマネ芸人の誕生です。 Pura Vida!

          詩という生きざま ⑧

          何を言うのか ≦ 誰が言うのか。

          Facebookの思い出で 4年前のこんな懐かしい投稿が出てきました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 少し前のとある日 小学生の練習を終えバスに向かっていると 6年生のモトキが1人で近づいてきました。 「 ありさかコーチ、これあげます… 」 すごーく照れくさそうに。 「 家にあったので…どうぞ 」 それは、マンチェスターシティ所属で スペイン代表ダビド・シルバの写真でした。 「 おおお、ダビド・シルバだ。   すごい嬉しいよ、ありがとう。

          何を言うのか ≦ 誰が言うのか。

          ワークショップを出発点にして。

          ワークショップと ファシリテーションについて さまざまな角度から探求している大好きな本 『 かかわり方のまなび方 』(西村佳哲・ちくま文庫) を久しぶり読み返しているのですが ある一文をきっかけに絶賛脳内トリップ中でして。 自分の中が整理されて 何かに繋がっていきそうな予感があるものの これがなかなか見えてこない… でもその予感は結構信じられているので ひとまずその一文を備忘録として このnoteに綴っておこうと思います。 「ワークショップとは何か?」という章で 著

          ワークショップを出発点にして。

          気まずさいっぱいの中学3年生たちのサッカー。

          第1回目となる 「 U-15ミックス交流戦 」を開催。 これは公式戦のなくなった U-15世代の選手たちの試合機会をつくろうと 交流のある数チームにお声がけをし 集まった選手たちで試合をするという企画。 この時期は受験の影響で 自チームでの試合は人数が集まりづらいため 希望する中学3年生が個人で 参加できるような形を取っているのですが 初回となった今回は 6チームから35名もの選手が参加。 その35名を できる限り所属チームが一緒にならないよう ランダムに3チームに分け

          気まずさいっぱいの中学3年生たちのサッカー。

          サヨナラ逆転満塁ホームラン@スターバックス。

          天気がいいと、本が読みたくなる。 最近購入した本をトートバッグに入れ 近所の『スターバックス』に出かけました。 ホットのドリップコーヒーと アールグレイミルククリームドーナツを注文。 「 ありがとうございます。  お会計は683円になります 」 財布を開けてみると、小銭がわんさか。 「 お、結構あるな 」 「 お、お、小銭だけでいけるかも 」 「 お、お、お、もしかしたらピッタリかも… 」 数えてみると 100円玉が6枚、10円玉が8枚、1円玉が2枚。 まさ

          サヨナラ逆転満塁ホームラン@スターバックス。

          青空と出会い「自分をがんばること」を思う。

          空が青く澄んでいると それだけで機嫌が良くなってきて 何かいいことが起こりそうな気がしてくる。 いつからかそう思うようになり で、実際、いいことが小さく起きることが多い。 コーヒーの味が染み渡ったり 本の言葉から想像が広がっていったり お店の人と気持ちよく言葉を交わせたり。 よくよく考えたら 機嫌が良くないときには いいことってほぼ起きていないんじゃない? ご機嫌かどうかって じつはスゴイ大事なことなのかもしれない。 で、自分の機嫌がどうしたら取れるかは やっぱり自

          青空と出会い「自分をがんばること」を思う。

          怪獣化してしまうサッカー選手の結末。

          かなり反響があった 「怪獣化してしまうサッカー選手」 という約1年前のnote記事。 その主人公は とある福岡県内のジュニアユースチームの エースストライカー " 怪獣くん " 。 ドリブルよし、得点力よし、ビジョンよしと アタッカーとしての総合力に長けた この世代の県内屈指のタレントです。 しかしながら メンタル的にはとても不安定で 思いどおりにいかないと不貞腐れてプレーを止め 仲間に対して文句を言いまくって チームを破壊してしまう怪獣くんでもあります。 あの記事を

          怪獣化してしまうサッカー選手の結末。

          チャレンジングな1年の終わり。

          2022年11月13日に書いた日記 こんなことを綴っていました。 『 U-14新人戦。0-1で黒星スタート。  緊張を差し引いても実力不足だった。  そこを具体的にフォーカスして  ひとつずつできるようにしていくこと。  この1年こそ、オレ自身のチャレンジ。やったるぞ 』 あれから約1年。 中学3年生にとって最後の公式戦となる 「福岡県クラブユースサッカートーナメント」 1回戦を4-0、2回戦を3-0で勝ち抜いたものの 先日行われた準々決勝の試合は この年代の福岡県王者

          チャレンジングな1年の終わり。

          元日本代表サッカー選手に浄化されてしまった。

          あの “ 本山雅志 ” が糸島にやって来た。 鹿島アントラーズで365試合出場し 日本代表のAマッチにも28試合に出場 現在は「鹿島アントラーズ」の アカデミースカウトを務める本山雅志さんが 「エリア伊都」に遊びに来てくれました。 日本代表が W杯初出場を果たした1998年フランス大会の 翌年に開催されたU-20W杯。 背番号10を背負った本山さんを中心に 日本代表は逞しく勝ち抜いていき 日本サッカー界にとって 世界大会初となる決勝戦に進出。 現バルセロナ監督シャビが

          元日本代表サッカー選手に浄化されてしまった。

          2歳児クラスお兄さんの最高なアシスト。

          声を大にして言いたい。 いや、声を特大にして言いたい。 子どもって、やっぱりスゴイー!! あまりにビックリな光景を目の当たりにして あらためて深くそう思いました。 福岡県糸島市で活動している サッカー街クラブ「エリア伊都」が始めた 企業主導型保育園「エリア伊都グローバル保育園」。 2020年に開園して 園長として関わり始め、約3年半が経ちました。 開園当初は 建物と最低限の用具などだけがあり それ以外のあらゆることはほぼ何もなく (職員や子どもたちの人間関係も含め)

          2歳児クラスお兄さんの最高なアシスト。